※スマホ(iphone10のみで確認)でも動くようですが使い勝手悪→ここではパソコン操作で説明。
ポク太郎です。
背景を透明化した透過画像。一般的に使用されるのはPNG形式と一昔前の主流GIF形式。
これら作成時の作業はほぼ“背景除去”。
昨今次々発表される人工知能AIを使用した輪郭抽出、外形抽出を利用し、上記透過画像を作る方法を紹介します。
透過画像とは
対象物のみに注目させるので、一般的に外形が際立ち、光り輝いた美しい画像となります。
本記事では、上記透過画像を実現できる代表フォーマット2種類、透過PNGと透過GIFの作り方を紹介します。
透過PNG、GIF作成~使用サイトと全体の流れ
サイトA | 『Pixlr』背景除去 by Pixlr AI |
サイトB | 『SphereToolBox』さんの透過画像オンライン作成ツール |
サイトB’ | aquapalさんの『Magical Converter』…上記サイトBが動かない場合に。 |
作成作業全体の流れは、
PCで | 手順0 | 透過させたい画像を準備。
JPG(JPEG)、BMP、TIFF、PNG、webp、GIFなど一般的なフォーマットの画像、写真。
|
サイトAで | 手順1 | 「背景除去」作業。
「輪郭抽出」「外形抽出」と呼ぶ場合も。透過画像作成とはこの作業がほぼすべて。
→透過PNG画像入手。 |
サイトBで | 手順2 | 上記を透過GIF形式に変換。 →透過GIF画像入手。 |
★背景を透過させたい画像準備 ~手順0
まず手順0:背景を透過させたい画像準備。
下表はサイトAで開ける形式(動作確認した分のみ)。一般的な画像フォーマットなら大丈夫そう。
BMP | ビットマップ。一番一般的な非圧縮フォーマット。画像容量巨大。 |
TIFF | ティフ。複数ページ、多形式を一ファイルにまとめられる非圧縮フォーマット。画像容量巨大。拡張子は短く「.tif」とすること多し。 |
JPEG | ジェイペグ。最も一般的。画像容量を小さくできる非可逆圧縮フォーマット。デジカメ、スマホなどの写真はほぼこれ。拡張子は短く「.jpg」とすること多し。 |
PNG | ピンッ。劣化の少ない可逆圧縮フォーマット。インデックスカラー化も可能で色数の少ない図表等は画像容量がかなり絞れる。 |
webp | ウェッピー。Googleが提唱するネット向けフォーマット。JPEG、PNG置き換え目的の、アルファチャンネルも使える形式。まだ非対応の環境があるため普及十分とは言えず。 |
GIF | ギフと呼んでるが設計者曰くジフ。インデックスカラー化し画像容量を絞れる可逆圧縮フォーマット。PNGに取って代わられた一昔前の形式。 |
上記を準備→サイトAにドラッグ&ドロップし、背景除去を行います。
以降、本ブログの看板とするために準備した以下写真を例に、それぞれの手順を説明します。
撮影:Canon高性能一眼レフEOS 5D markII、JPEG形式
★透過PNG作成=背景除去、外形抽出 ~手順1
「背景除去」「輪郭抽出」「外形抽出」に使用するのはサイトA『Pixlr』背景除去 by Pixlr AI。人工知能AIによる背景除去。
ほとんどの場合、画像をドラッグ&ドロップするだけで完了してしまいます。
実際の作業の雰囲気を伝える動画がこちら。
作業の概念は、
1 | 【画像を開く】で画像を指定するとAI起動。 ●上手く認識できた→【ダウンロード】で透過PNG画像入手完了。 ●認識が完璧でない→次項2へ。 |
2 | 認識が完璧でない場合は【微調整】ボタン。
ツール【ブラシ】【マジック】【図形ツール】【ラッソ】を駆使し、キープする部分、消去する部分を手動で指定していきます。 【キープ】…消されてしまった必要部分をなぞることで復活。 このとき、表示を【反転】で適宜切り替え、見やすい方で作業します。拡大・縮小はマウスのコロコロ。※操作性は若干悪し。 ●上記できれいに背景除去完成→【ダウンロード】で透過PNG画像入手完了。 |
背景除去、外形・輪郭抽出作業のコツ、やり方
ポク太郎の推奨する綺麗な除去・抽出のためのコツ、てかやり方。使用するツールは主に、
- 【ブラシ】
- 【図形ツール】の“直線”
まず【ブラシ】のサイズ設定。画像内でマウスを動かすと丸が表示されるので扱いやすい大きさにセットします。
はみ出て認識してしまった部位を探し【ブラシ】で修正します。
その後、【図形ツール】“直線”を使い、接線を利用して仕上げていきます。上記動画1分10秒辺り~。
下画像と同じ概念です。
遠くでクリックした後、目的の部位に接するよう“直線”を描いていくと簡単に綺麗になります。
仕上がったら今度は、【反転】させて再度上記作業。
「【ブラシ】で塗って接線で仕上げ→【反転】させて同様に仕上げ」を真剣な面持ちで繰り返し、手順1の「背景除去」作業を完了させます。
【ダウンロード】ボタンを押して画像を保存すれば、透過PNG画像入手完了。
★透過GIF作成=PNG形式から変換 ~手順2
なので、それを透過GIF画像にフォーマット変換。使うのはサイトB『SphereToolBox』さんの透過画像オンライン作成ツール。
(上記が動かない場合)
サイトB’:aquapalさんの『Magical Converter』使用。
- 【出力フォーマット】:“GIF(8bit)”選択。
- 【透過色指定】:“手動入力”を選びffffff(fx6つ)入力。
- 「参照」ボタンを押し、サイトAから入手した透過PNG画像を指定。
- 全部入力できたら「送信」ボタンを押すと保存ダイアログが表示されます。
保存したら透過GIF画像入手完了。
当たり前のように無料で提供される人工知能システム。
複雑怪奇な論理を駆使し、人間なら何日も掛かる作業を代わりに猛スピードで実行してくれるAI。まさに文明の利器。
文明の利器といえばもちろん以下も。詰まった状態で来客なんてことにならぬよう一家に一本必需品。
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