ポク太郎です。
Yahoo!ニュースには稀に有益な記事が掲載されることがあります。
今回見つけたのは「非純正バッテリーの事故に注意 直近5年間で134件 住宅全焼する事故も」。
“何故か”“稀に”“不思議と”“意外に”など多少失礼な文言でYahoo!ニュースを引用し、話題に注目するのがここポクサイド。
非純正バッテリーに関する見解を書いてみました。
非純正バッテリー使用による火災事故が多発
Yahoo!ニュースは一定期間後に削除されるので、こちらにそのアーカイブ。
“バッテリー”とはエネルギーの塊
現在のスマホは大昔のスーパーコンピュータ。かなり大きなエネルギーを消費します。スマホはサラサラと軽快に動いてみせますが、それをさせてるのは大容量バッテリー。
バッテリーとは化学反応を利用してエネルギーを溜め込む(充電)、エネルギーを放出する(放電)を実現した文明の利器。
「リチウムイオン」て言葉を聞いたことがあるかと。“イオン”て言葉でわかる通り液体または気体←形状不安定な物体。それで構成されたものが現在のバッテリー。
“化学反応”を利用するので密閉された内部にガス(気体)を発生、つまりは圧力を発生させやすいもの。
内部圧力や更にその圧力を助長する熱・外部からの衝撃による変形で正常なメカニズムが崩されやすい構造→何らかの変形・破損でショート状態=大容量エネルギーのショート。
映画『ターミネーター3』でシュワちゃんが損傷した水素燃料バッテリーを投げ捨て大爆発を起こしましたが、アレみたいなもん。
これがポケットの中、就寝中充電させてる携帯で起きる訳ですから火事も含む大惨事の危険性があります。
非純正は×で正規なら大丈夫なのか
どんなメーカであれ一日に何千台、何万台製造する全製品が100%完璧て訳ではありません。大量生産では欠陥品の可能性を完全には排除し切れないので。
ただし、責任を全うする正規メーカであれば危険状態に陥る可能性をできる限り取り除き、しっかりしたサポート体制を整えています。それ故多少高額。
- 電源部品に関する国内・海外で制定された安全基準遵守。PSEマークなどが代表例。
- データ分析による事故発生確率の最小化。
- サポートセンター作業者の雇用確保と正確な指示。
- 不良品が出回った場合の製品回収体制。
- “ワランティ”と呼ばれる概念で万が一の事故への補償金準備体制。
その他、製品を企画するような正規メーカの場合は監督署である政府機関を無視できないという縛りも購入者にとっての安心材料となります。
庶民が高機能製品を入手できる唯一の方法である大量生産である以上、事故の可能性を0%にできず、結局は何を“信用”するかで消費者が選ぶしかありません。
そこを見誤れば“自己責任”てことに。
なので、上記Yahoo!ニュースでも「極端に安価なものは避けるべき」「(バックレ準備してそうな)連絡先明記してないものは避けるべき」という言い方をしています。
ジャンク品活用や非正規品利用した改造を紹介する本ブログでは非正規品の広告も貼ってあったり。
免責事項に「責任は取れんぞ」と明記はしてありますが結構ドキドキだったりします。閲覧者の益が目的であり、不幸をもたらすのが目的ではないので。
やはり危ないのは中国製バッテリー
中国の携帯ショップでは、目前で起きる携帯バッテリーの爆発を一切動じることなく交換処理します。その光景を机向かいで見つめる客も一切動じず。
単なる市民が発火中の爆発物を冷静に対処できる爆発物処理班に成長するほど爆発が日常茶飯事な国なので、そんなとこで製造された製品を持ち込んではいけません。
Made in Chinaで許容できるのはあくまで日本メーカ監督下の現地製造品のみ。
コロナ感染者が出たマンション全扉を溶接し、無関係な他の全住民も生き埋めにできる国です。日本の常識は世界の非常識。日本人の感覚で推測・信用してはいけません。
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