ポク太郎です。
PCのデータを保管するためのメディアとして色んなデバイスがあります。
ここでは、コストパフォーマンス一番の大容量メディアとして君臨する3.5インチHDDを例に挙げて、自分なりの選び方を書いてみます。
【ご注意】
HDD中の記録データはどの道保証されないものではありますが、この記事にある内容は、より自己責任を要求されるものです。十分に下調べを行い、自己責任で参考にして下さい。特に注意すべきは以下二点。
静電気は厳禁…作業前には手をアースに接触し放電、または、静電気対策用手袋を着用の上作業して下さい。特に、背面はプリント基板むき出し状態で特に繊細。記事内の写真を参照下さい。
3.5インチHDDってどんなの?
一般的にデスクトップPCに内蔵されるタイプで、前面パネルすぐ後ろに配置されることが多いです。
![]() PC内部(フロントベゼル裏) |
![]() PC内臓3.5インチHDD |
それに対し、スリム型PCやノートパソコンに採用されるタイプが2.5インチHDD。もっと薄くて小さなタイプ。
やはり体積が小→大容量化も難しいため、若干割高に。
その代わりノートPCのような持ち運び用途、低消費電力に優れ、そっち向けに需要があります。持ち運びを想定しているので振動にも比較的強い。
私の場合は、先日紹介した“がっちゃんこ”で使用するので、3.5インチHDD(大容量・低価格)が一番適しています。
価格.comでお買い得調査
まず、価格.COMのHDD(3.5インチ) スペック検索から相場をゲットします。
HDDを物色しているので、スペックのうち重要なのは「インターフェイス」。=つなげ方=コネクタの形状のこと。
上を見たところSirialATAとIDEしか選択肢がありません。現在(2017年5月)出回っているのはその二つだけのようです。今後、異なるものも出てくる可能性大。
これを間違うと通常は使えないので、しっかり確認します。
ハードディスクのコネクタ形状-HDD裏側から撮影 (赤枠は特に静電気を飛ばしちゃいけない部分) |
パラレルATA(IDE)(写真左)…
シリアルATA(写真右)…
「インターフェイス」を間違えずにセットしたら、今度は容量ごとに値段を調べて、表計算ソフトに入力していきます。
2. 横に安い順に3つづつ位(黄色のセル部分)価格を入力。
3. その3つの値段の平均値を計算し、容量の横B列に表示させます。
4. 入力が終わったら、A列とB列を使ってグラフを描きます。
描いたグラフを見てみると…、
グラフの線が途中で折れ曲がっています。横軸は容量、縦軸は値段→「3TBより大は割高。」と分かります。容量の伸びに対して値段の方が跳ね上がってる。
「現時点の最高スペックが必要!」でなければ、3TB以下から選ぶのが普通かと。という訳で3TB以下に注目。
・1TBと倍の2TBの価格差~\1500円に広がる。
・2TBと1.5倍の3TBの価格差~\1500円。
・いづれを選ぶにしても二台買うより大容量一台の方が得。
などと読み取ることができます。
この段階でどの容量が良さそうだなとおおよそ決まります。
【ご注意】
古いOS(特にWindowsXPが要注意)では「2TBの壁」と呼ばれる限界が存在します。そこまでの大容量を想定してなかった時代のOSなので、特殊な接続が必要になります(←マザーボードによるので詳しくなければ無理。)そのような場合は2TBが限界と判断するのが無難。
回転数、キャッシュ、メーカーについて
回転数とキャッシュ
まず、「回転数」と「キャッシュ」。これらは主に書込、読込スピードに関わる項目。
いづれも「現時点の最高スペックが必要!」でなければ、大差ないので特に気にする必要なし。特に、たまにしか使わないバックアップ用なので。
私の場合は、購入対象を確定させる際にコッチがいいかな?どうしようかな?と考える程度。
それぞれの意味は、
○回転数
HDDはクルクル廻る円盤上に記録するものなので回転数大→読み書き速い。
が、速いほど消費電力大、製造の難易度高なので寿命も短い傾向に。
○キャッシュ容量
キャッシュ容量が大きいほど減速時の対応幅が大きいので、最高速を維持し易くなります。
が、大きいほど搭載メモリ大なので、値段が高くなる傾向に。
上記二つはバックアップ目的ではこだわる点でないと判断しています。
メーカー
意見が真っ二つに分かれるのが「メーカー」。
私の場合は、タイムリーな噂がなければ気にしませんが、人によって全く意見が違います。理由は以下。
○メーカー
また、価格競争にさらされ、メーカーが烏合集散してる分野。現在の主要なメーカーといえば、「WestarnDigital」「Seagate」「Toshiba」でしょうか。
その三社は「IBM」「Hitachi(HGST)」「Quantum」「Maxter」などの過去のメーカーを合併、買収により吸収。
なので、例えば「Hitachiを許さない!」と恨んでる人は、Hitachiを吸収した「WestarnDigitalは絶対信用しない!」と言います。この分野ではそれが普通。
ここでは、「どれも同じ」と書いておきます。
この大容量をこの値段でとなると選択肢が他にないのでリスクは仕方がないと言わざるを得ません。
必ず搭載されているデバイスなので、PC使用には避けて通れない部分でもあり悩ましいのです。
オタクの選択方法いかがでしたでしょうか。参考にできる部分があれば幸いです。
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