ポク太郎です。
最近は大容量ストレージとしてSSDが便利になってきています。古くなったXPマシンを安い適当なSSDで高速化し快適に使用することも可能です。
【ご注意】
本記事の内容は、操作ミスをすると瞬時にパソコン内のデータが全消去される危険性があるものです。自己責任で慎重に行って下さい。
1. ד安物SSD”、○“安い適当なSSD”
やはり大事なデータを保管するには信頼性の高いメーカのものを使用するべき。一般的に信頼性の高いメーカと呼ばれるのは、上から順に、
- Intel製
- 東芝製NAND採用-Sandisk、Western Digital、Corsair、Kingston
- Micron製のNAND採用-Micron、Crucial、Transcend
辺りでしょうか。
が、重要なデータを置かない用途であれば安い適当なものでも十分役に立ちます。例えば、
○ベッド脇のDVD、配信動画閲覧用マシン
○懐かしの古いゲーム用
など、保管必要なデータがない、または、少量の場合。
用途次第じゃ安けりゃいいーんです、てことで購入したのはこちらのメーカ。
MLC採用のSSD、64GBが約\3,000、128GBが約\4,000、256GBが約\6,400、512GBが約\12,000。現状の価格とお買い得調査は下でしております。
信頼性要らないと言っておきながら、ちゃんとMLCを選択。この辺は最小投資最大効果。
用途を考えると、
Win7の場合、使用目的限定だから64GBで十分のはず。余裕見るなら128GB、256GB。
という感じでしょうか。
上記のSSDの接続方式はSATAなのでケーブルはこちら。
2. SSDをWinXPパソコン内部に取り付け
が、デスクトップ、タワー型のパソコンの場合、通常は3.5インチベイが設置されてるかと。そんなときには、下の2.5→3.5インチ変換金具。
2.5インチSSDと変換金具をネジ止め → 3.5インチベイに装着。
孫亀 | 2.5インチSSD |
子亀 | 変換金具 |
親亀 | 3.5インチベイ |
3. SSDをWindowsXPに認識させる
操作を間違えると瞬時にHDD、SSD内のデータが全消去されるので、自己責任で慎重に行ってください。
パソコンの電源を入れ、起動。マイコンピュータを右クリック-管理で管理ツールを開きます。

管理ツールのディスクの管理をクリックし、SSDが認識されていることを確認します。(下写真ではディスク 0となり黒いバーで表示されています。)
!用事が済んだら操作ミスが起きないように右上×ボタンで管理ツールを終了しましょう。
もしここでSSDが表示されていない場合は、デバイスマネージャーを起動。
SSDをつなげたチャネルをダブルクリックしてプロパティを開き、詳細設定タブ選択。中にある「デバイスの種類」2ヶ所を「自動検出」→「OK」ボタン。
これで再起動すると認識するはず。ダメな場合は、接続も確認の上調べてください。→XP SATA SSDが認識しない。
4. 元のXP環境をそのままSSDに移行
うちはマザーボードGIGABYTEのG33M-DS2R F8にCore2DuoのE7300を実装。
上記環境でスンナリ作業完了するよう試行錯誤。同じ環境(マザーのメーカ、BIOSタイプ)であれば同じく完了するのではと期待。
すること自体は同じなので、マザーが異なる方は参考にでも。
SSDへの移行に使用するのはMacrium Reflect 7 Free Editionというソフト。
上記ページ内「Home Use」ボタンを押してダウンロード&インストールして下さい。インストール方法は省略。
5. Macrium Reflectでブート情報ごとコピー
1 | ソフト起動後の画面。 青下線のClone this disk…をクリック。 |
2 | すぐ実行するかどうかの確認。 スケジュール実行も可能ですが、今はすぐ行いたいので二番目のチェックを外してOKボタン。 |
3 | 詳細を設定する画面。ここでコピー元、先のドライブ、コピー先のパーティションサイズ、セクターコピーの挙動を設定します。
①…コピー元のドライブにチェック。元のシステムドライブです。
②…コピー先のドライブ(新規に装着したSSD)を指定。←上書きする対象なので絶対に間違えないように! ③…コピー先のパーティションサイズの設定です。下で説明。 ④…セクターのコピーの仕方を設定します。下で説明。 すべて設定したら、Nextボタンでコピーを開始します。 |
③…コピー先のパーティションサイズ設定 コピー先(新規に装着したSSD)のパーティションサイズを青矢印で動かして設定します。できたらOKボタン。 |
④…セクターコピーの挙動設定 ブート可能な状態をそのまま維持したいので、下側のラジオボタンを選択します。できたらOKボタン。 |
スタートさせ、しばらくすると完了ダイアログ。OKを押すと右下にCloseボタンが出現するので押して終了です。
これでコピーは完了。後は、コピーしたSSDを最優先ブートデバイスとしてBIOSに設定するのみです。
6. BIOS設定でブートデバイス優先順位一番に
BIOS設定画面に入り、Bootデバイスの優先順位を入れ替えます。
1 | Advanced BIOS Features このBIOSの場合、この中にBootデバイスの優先順位設定の項目があります。Enterで入ります。 |
2 | Hard Disk Boot Priority これがBootデバイスの優先順位設定です。選んでEnter。 |
3 | 3つ出ていますが、これがブートデバイスとして設定できるもの。優先順位は上から順番なので入れ替えます。 画面右側に、テンキーの+、-で操作するよと書いてあります。 |
4 | 今、SSDはCh1なのでそれが1番になるよう移動しました。 |
5 | 順番を入れ替えたらEscキーを連打して最初の画面に戻ります。 保存するため、Save & Exit Setupを選んでEnter。 |
5 | ダイアログが出るので、Yと入力し、Enter。 |
再起動が始まるので、その後ちゃんとSSDから立ち上がったら完了です。
後は、残りのデータ移動やHDD取り外しなど行えば、完全なSSD内臓PCとして独り立ちです。
7. SSD化によるスピードUPベンチマーク結果
取り忘れたものは仕方ないので一般的なHDDの値と比較。
Random Write:30~40MB/s→今回のSSD化で90MB/s。
まぁ2.5倍近く出てますね。
当たり前といえば当たり前ですが、HDDを撤去するとカリカリ音も鳴りません。静かで速い!
付録-SSDのお買い得評価
この安い適当なSSDのラインナップのお買い得評価をしてみました。(2018年12月更新)
64GB | |
128GB | |
256GB | |
512GB |
容量は各々倍々と大きく。値段が倍より安く抑えられているのは128GBと256GB。
128GB | 品切れなので入手不可。 |
256GB | 64GBの4倍値\10,000より-\5,000。 |
256GBを要しない用途向けなので128GBがお得ですね。品切れの128GB選択が採れないので64GBvs256GBの比較に。
OSをXPから絶対変えないなら64GB一択で徹底的に財布の紐を絞るとか。64GBとほぼ同価格の32GBは除外。
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