ポク太郎です。
先日との粉スリスリして力尽きましたが、やっと塗装が完了しました。
ちんたら作業を1年間
ピュアな音質など眼中にないド迫力スピーカですので、基本はド赤。
完成前最後の作業は塗装。
なかなか上手くいかないのですが、夏木目と冬木目を別の色にする二色塗りに挑戦しています。
木目出しの塗装を“オープンポアー(染色目ハジキ)仕上げ”と呼ぶらしいですが、上はそんな立派なものではありません。
板の材質も違うので同じやり方では上手くいかず長年奮闘。
まだ方法も確立できておりませんのでここには書きませんが、少しだけ木目が浮き上がってまいりました。
製作過程と完成後の音の雰囲気
製作中はひたすら舐め切った記事を連投しておりましたが、製作中の過程と完成後の雰囲気を動画にしました。
なんだかんだと変えたとこ
組み立て完成直後はこうでした。
で、最終的にこう。
変えたポイントは、
1 | 面取り角度を→大 | 面取り角度が小さ過ぎてカクカクしてたので、もっと削ってやりました。 |
2 | バッフル下の隙間を→大 | スピーカユニットが付いてる板が“バッフル”。その下の溝幅を指が入るよう8mm位に。 身長が80cmと高く、位置調整時にちょいと持ち上げるのに苦労するので。 |
3 | 四点支持→なんちゃって三点支持に | こちらで記事にしましたが、
最重要な“足”の形状を改良しました。前面の回転板で支持ポイント(ボルトの部分)の荷重を最適に分割します。 |
4 | ユニットを変更 | スピーカユニットを変更。
TangbandのW3-926SDFを使っておりましたが、共振尖鋭度Qts=0.49の品。 音質を言葉でうまく表現できませんが、エージングが進むにつれ「ボワつきが酷過ぎ」と感じるように。 やはりQtsが高すぎな感じ。ちょっとやり過ぎました。 →同じTangbandのQts=0.39品W3-881SJFに入れ替えました。今のところ満足。 ※ただ、このエンクロージャは音道長230cm。もっと長い260cmのものに入れるとそんな気にならず。まだ原因不明ですが。 |
最終的なデータ
最終的にこんなバックロードホーンに。
方式 | フルレンジ一発 底面開放型バックロードホーン |
板材 | 主に構造用合板、 内部はラワンベニヤ、コンパネ、MDF混在 |
使用ユニット | Tangband W3-881SJF |
重量 | 13.0kg (一台) |
高さ | 78cm |
幅 (足場幅) |
13cm (16cm) |
奥行 (足場奥行) |
37.2cm (38.4cm) |
音道の数 | 8本 |
音道長 | 230cm |
空気室容量 | 1084ml |
スロート絞り率 | 42% |
広がり率 | 1.2 |
※スロート断面積:13.4平方cm、開口面積:229.6平方cm
空気室はクロスオーバを130Hzにセット→モノ詰め込んで調整。
空気室はクロスオーバを130Hzにセット→モノ詰め込んで調整。
完成までかなり暇が掛かりました。ほとんどは「作業せなアカンのになぁ…」と悩んでた時間ですが。
と、感傷に浸ってたら気付きました、「またサランネット作るの忘れてる…。」
コメント