自作スピーカの足の形に悩む|トールボーイ型

ポク太郎です。

自分が作ったスピーカの形状に適した足を模索しています。薄いコルクが入手できず、どうにもならないことをどうにかしないといけない事態です。


トールボーイ型に作った

作ったのは底面開放型バックロードホーン。

小型バックロードホーン-BH制作風景

外形サイズ
[ mm ]
H高さ 780 mm
W1 130 mm
W2(足元) 154 mm
D1奥行 372 mm
D2奥行(足元) 394 mm

細長いトールボーイ型にした訳は↓。

・体積大ほど音質に対して策を打ちやすい。
・最近は大型テレビが手頃に。でも、テレビとスピーカは部屋の一辺に並べる必要あり。

大型TVが普及しトールボーイが都合よし

日本政府は4K、8Kと高解像度放送を推進し大型テレビの普及を後押ししていますが、それなら同時に広い家屋の無料配布を実現するべきだと思います。自分勝手ながら。

ということで、設置のために細く、体積を稼ぐために高く→トールボーイ型となってしまいました。

トールボーイの難しいとこ

スピーカの設置部分-足は音質に対して重要な場所。

マニアはインシュレーターで床と分離したり、御影石を置いたりと何かと手を掛けています。スピーカ自身が振動しないようにするのが基本。

でもトールボーイ型は細く高いビルディングなのでカタカタし易い。ましてや工業製品ではなく自作。普通はこうするしかありません。

トールボーイが背が高く不安定
御影石を土台にして連結する手もありますがゴツ過ぎるので除外。

○身長が高いほど、底面のガタツキ・段差による頭部のカタカタ大。
○床はフローリング。0.5mm程度の段差は当たり前。
○大抵足元にコルクを貼り付けますが、厚いものだとそれ自身の伸縮で0.5mm位簡単に沈みます。→通常は薄いコルク使用。が、現在入手不可。

コルクはほとんどがポルトガル製。数年前に薄いコルクの生産打ち切り。ホームセンター曰く、もう入手の見込みなしとのこと。

なので、普通は上図のようにするしかありません、トールボーイにした理由は足場面積も含めた細さ

いつもは丁寧に作る+薄いコルクで我慢していたのですが、買いに行ったところ生産打ち切りが判明。いつもの妥協が使えません。どうにもならないことをどうにかしないといけない事態。

あら困りました~。

試しに三点支持

安定に置きたいなら三点支持。三点なら必ず一平面上に乗るのでフローリングのようなガタガタ面でも安定に設置できます。

でも、形は背の高いトールボーイ。三点支持だと少し押しただけで倒れるので危なっかしすぎます。

そこで、四点支持だけど、スピーカを支えるのは三点になるような構造を考えます。

トールボーイの足を工夫し三点支持へ
トールボーイの足を工夫し三点支持へ
トールボーイの足を工夫し三点支持へ
トールボーイの足を工夫し三点支持へ

1. スピーカ前面中央に穴+ナット埋め込み。(裏から爪付きナットを入れました。)
2. 中央に穴を開けた板Aを用意。ボルトで止めて回転できるように。床との接触部二点に厚いコルク
3. 背面側には角材B。左右二点に薄いスポンジ貼り付け。

組み立て時、ボルトをギュッと硬く締める→設置後、スピーカ上部からギュッと押します。こうすると、床にピッタリ接地するように前面の板が回転→最適に二分します。

スピーカを支えるのは、板Aに通るボルト、角材Bスポンジの三点。

全体を支えるのは、板Aコルク、角材Bスポンジの四点。

結果は…、
まずまずです。工業製品のようにビクともせず…とはいきませんが、直接四点で支えるよりは遥かに安定しています。

えがった、えがった。

いつもは、場所を動かす度に足の高さ調整に四苦八苦しておりましたが、これだと上から押すだけ。かなり楽になりました。

これは隙間が細くて設置できない、地震が起きても横に壁となるものがある場合の方法。

当然、耐震を考慮しないといけないので横に何も無い場合は、「旦」←こうするのが基本ですけどね。

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