ポク太郎です。
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』に大抜擢され注目を受けた女優エマ・ダーシー。
どんな女優さんなんでしょ?と出演作『トゥルース・シーカーズ -俺たち、パラノーマル解決隊-』を視聴してみました。
タイトルには“Amazon Original”。つまり、Amazonプライム・ビデオオリジナル作品。製作はソニー・ピクチャーズ。
冒頭に答えを書いておくと、何の魅力も無い酷い作品でした。
超常現象配信チャンネル“トゥルース・シーカーズ”
ネット通信会社スマイルに勤める主人公ガスが中継配信を行いながら、悪役の陰謀に立ち向かう物語。
30分番組でシーズン1が全8話。なので全部で4時間。
ガス | “トゥルース・シーカーズ”のチャンネル主。ネット通信会社スマイルの現場作業員。亡き妻エミリーの父リチャードと同居する髭面中年肥満男性。通信会社上司は俳優サイモン・ペッグ演じるデイブ。 |
エルトン | ガスの部下となる職員。コスプレイヤーの姉ヘレンと同居。姉はメイクチャンネルを配信するYoutuber。 |
アストリッド | 冒頭で超常現象を経験し、行き場を求めてガスと知り合う女性。『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』に大抜擢された女優エマ・ダーシーが演じる。 |
トインビー博士 | 死後の世界を研究する研究者。何か企んでる模様。 |
『トゥルース・シーカーズ』感想・評価レビュー
ちょっと言い過ぎ感はありますが、それくらい惹き付けられるものが存在しません。
何か謎っぽいものが描写されそれを気にさせながら物語が進めば、後に判明した際に「なるほどな」となりますが、このドラマにはそれらしきものが一つもありません。
“超常現象”が話題なので、「何かが起きたぞ」だけで終わってしまいます。
最終的にはエルトン、アストリッドの謎が明かされ一応話は出来ていますが、それ気にしてた視聴者居ないだろって感じ。不思議にも思ってなかったことだから。
また、致命的なのが主人公ガスのキャラクター。
通常、肥満&中年Youtuberなら変人キャラで特徴を出すはずが、常識をわきまえた普通の紳士。それ故に奇想天外部分が一切ありません。
全部で4時間ドラマ。
悪霊が何かを目論んで何らかの行動を起こし主人公がそれを阻止する話。思い起こせば映画『ゴースト・バスターズ』も基本的に同じで大した内容ではなし。
でも惹き付けられ度合があまりにも違いすぎます。
『ゴースト・バスターズ』ではピーター・ヴェンクマン博士のキャラを起点として、金策や事務所調達の経緯などが面白おかしく描写され視聴者を惹きつけました。
そういった魅力が『トゥルース・シーカーズ』には一切存在しません。
その他、ヒロイン役エマ・ダーシーの衣装が全話通して繋ぎのショートジーンズ1種類のみ。番組内で発せられる安っぽい呪文など、低予算を肌に感じます。
金掛けりゃいいってもんじゃないが『エイリアンvsアバター』並←知らない方は是非見て下さい。
『ゲーム・オブ・スローンズ』のドスラク語や高地ヴァリリア語
、メリサンドル
の呪文にどれだけ金が掛かってるかよく分かる作品です。
という訳で、是非このドラマ見て下さい。
もし再生数が伸びてるとすれば間違いなく女優エマ・ダーシーの名前によるもの。すなわち、まだ未公開である『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の力。
是非視聴してそれを実感して下さい。これは酷い。
文言“Amazon Original”を見た時にちょっと嫌な予感。
ただ、“NETFLIX Original”である『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』が良作だったため、不覚にも期待してしまいました。
NETFLIXにできてAmazonにはできない、そう受け取るのが妥当なんでしょうか。それともソニー・ピクチャーズが元凶なんでしょうか。
あまりに酷過ぎて視聴中笑ってましたからね。
なので、是非このドラマ見て下さい。
コメント