ポク太郎です。
『ブレイキング・バッド』のエピローグ映画『エルカミーノ:ブレイキング・バッド THE MOVIE』の感想文です。NETFLIXで配信される82分の映画版。
視聴済の方向けですが、あらすじ的な
を含みます。
エルカミーノあらすじ~エピローグはどんな話?


ジェシーは麻薬王“ハイゼンベルク”事件に関する重要参考人&共犯者&薬物製造人。当然、指名手配報道。
そんなジェシーが頼れるのは友人スキニー・ピート、友人バッジャー、人消し屋“ベスト・クォリティ掃除機”。
友人はさておき、人消し屋は一旦約束をすっぽかした相手。要求される法外な大金の金策にジェシーが狙ったのは師匠ウォルターが奪われた金。
トッドらギャングにメス製造奴隷とされてた時期、何があってどう監禁されてたのか。その真相も語られます。
エルカミーノ感想~総評は“熱狂的なファン向け”
NETFLIXで配信されるメイキングビデオ内でもとにかくアピールされるのは“完結5年後にメンバーが結集した”。
“既に廃棄されたセットをこう復元した”、“本編のシーンをコマ毎に分析して小物の細部調べた”と口々に発せられます。
だから、ジェシーの関連人物は友人、両親、人消し屋エドはもちろん、回想でのジェーン、ウォルターも登場します。残念ながらウェンディだけは登場無し。
映画版ならではの大型撮影機も導入されアルバカーキ近辺、ニューメキシコの真っ赤な荒野が一段と壮大な映像になってたりも。
ただ、それら回顧的な要素に歓喜するのは熱狂的なファンだけ。入り込みがさほどでもない視聴者はつまらないと感じるものかも。
一般視聴者が期待するはやはり物語。
“どんな出来事があったの?”てのが「ジェシー監禁時の状況と金の奪い合い」、「ジェシーの金強奪策」程度しか無いため、ラストシーンのタイミングで“もう終わりかい?”と拍子抜けする感じ。
なので、総評は“中身薄”。
まぁ、ドラマが元になるスピンオフ映画。
既にギャラ高騰した俳優を使いつつ、要求されるのは熱狂的なファン納得させる忠実度、配役の整合性。新しいことが許されないタイプなのでしがらみも巨大。
なので、これくらいが妥当なのかも。
とはいえ、どれだけ『ブレイキング・バッド』を再現するか、その一点に注力したようにも見えるこの作品。
でもそれだったらトッドのあの太り方はNGレベル。トッドの減量待ちとはできなかったのかな、製作スケジュール的に。
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