ポク太郎です。
引き続き『ベター・コール・ソウル/Better Call Saul』解説シーズン5。振り返り用の短文あらすじ。
登場人物相関関係、トラブルのきっかけや理由、変遷、結末を、なるべく視聴済の方だけが分かるような文章でまとめてあります。
シーズン5までの
を含みます。
キムが“ソウル・グッドマン”を頼ったワケ シーズン5


Aサンドパイパークロッシング | 問題の老人ホーム経営。 |
Bシュワイカート&コークリー | Aサンドパイパー側の法律事務所。被告側。 共同事務所を心待ちにするジミーの要望を断るかのようにキムがDメサ・ヴェルデ案件を持ち込み雇われた法律事務所。 |
Cデイヴィス&メイン | Aサンドパイパー係争でHHMと共同訴訟する事務所。原告側。ジミーが雇われた大手法律事務所。 |
Dメサ・ヴェルデ | 大手銀行。キムが獲得した大型案件。 |
Eガトウッド石油 | 石油会社。キムがDメサ・ヴェルデから紹介されたビリーの会社。 |
心配するキムへの説明は単なる思い付き。資格停止期間の携帯闇販売の客層を狙った策でした。言い聞かせるための理由は「ジミー・マッギル=永遠にチャックのダメな弟。」
キムの生きがいは人助けである無料弁護。ただし問題が一つ。
いくら有利な取引得ても依頼人がバカ→ジミーのやり口なら説得可能。“滑り”が人助けになる矛盾に気付いてしまいました。
Dメサ・ヴェルデのコールセンター建設予定地はトゥクムカリ。でも立ち退きを迫られる住民アッカーが納得せず交渉が進みません。
アッカーの言い分は金持ちの思い通りにさせない。
Dメサ・ヴェルデサイドのキムですが、キムの母親はダメ母。大家を騙し夜逃げを繰り返してたとの話。本音はアッカーの味方でありたいキムが頭取ケヴィンに別の候補地を進言→却下。
離れ業で成果を上げるジミーを見てキムが応援要請。なんとアッカーの代理人にジミーをあてがってしまいました→“滑り技”で工事妨害。住所偽装、先住民壺、キリスト降臨、放射性物質まで。
キムが雇用主Bシュワイカート&コークリーに疑われ、自腹で立ち退き料準備&ジミーに中止令。また、怒鳴った上司に謝罪し仲直り。
ここでジミーが勝手にDメサ・ヴェルデ乗り込み。突き付けたのは冒涜ビデオ多数+著作権法違反で要求400万ドル。
キムの意に反して乗り込んだのはリアルに怒らせ共謀がバレないようにするため。
激怒するキムが別れ話→が、何故か結婚へ。役所で略式結婚してしまいました。
ここで事件。ジミーがカルテルラロの依頼人となり保釈金の運搬→行方不明に。
数日後ジミーが戻りますが、何が大事か気付いたキムがDメサ・ヴェルデも捨ててBシュワイカート&コークリーを退職。
やりたいことがハッキリしたキムは公設弁護人の元から保留中の案件を持ち帰ります。キムの目標は「富裕層が受ける弁護を庶民に。」
そこまでは理解できるが、よく分からないのはハワード失脚作戦。
Bシュワイカート&コークリー退職を知ったハワードがキムにジミーの件忠告「影響されてないか?」。
それに怒り恩人ハワードを陥れようとします。Aサンドパイパークロッシング係争の早期決着を目指し、ハワード陥れ計画をキムが画策し始めてしまいました。
恐らくキムの思いはAサンドパイパークロッシング係争の原告救済。HHMが記録にこだわるせいで原告への入金が遅延するので。全面勝訴でも原告1人当たり数十ドルしか増えない。
ジミーですら躊躇する“滑り”をキムが始めてしまいました。完全に“キムのジミー化”現象。
HHMへ誘うハワードをジミーが攻撃する理由 シーズン5



「力で切り開く人間必要」とハワードが、常にジミー排除に動いたチャックに従い続けたことを謝罪し、ジミーに引き抜きの話を持ち掛けました。
ジミーはボウリングの球を入手し実力を認めてくれたハワードの車破壊。また、自分の依頼人である売春婦をハワードにけしかけCデイヴィス&メイン所長クリフとのランチを無茶苦茶に。
よく分かりませんが、ハワードに怒る理由は“見下されてる”から。
偉そうに「HHM様がお前を雇ってやる。当然来るよな?」と言われたと受け取ってるようです。
ジミーがカルテルと関わってしまった原因 シーズン5



直前に起きた事件は売人の設備不良でトラブル→修理中のドミンゴ逮捕。ジミーを呼んだ理由はラロの策。ドミンゴに敵方の情報流させ攻撃しようというもの。
ただし、ジミーには陥れる相手=ガスの情報一切無し。
困ったのはナチョスパイ策が功を奏し、シーズン4で着々と勢力を伸ばしたガス。回避できる攻撃なのに、切り抜けるとスパイの存在明るみに→仕方なくわざと被害に会い続けます。
別件で深手を負ったマイク復帰後に逆襲→シーズン4でラロが起こした殺人事件の情報を刑事に届くよう仕向けます&警察無線も利用しラロ逮捕。
ここでナチョからジミーに連絡が入り、偽名ホルヘ・デグズマンの弁護を頼まれます。
ジミーは保釈許す判事なんか居ないとタカをくくりますが、マイクからの指令「保釈させろ。」
理由は、アメリカ国内でコトを起こせば確実にガスが疑われる→国外脱出するよう仕向けメキシコ内で暗殺。
ラロは莫大な保釈金を要求され、その運搬をジミーに命令。保釈を成功させないといけないガスの側近マイクの警護の元、徒歩で荒野を渡り700万ドル支払いました。
ジミーは報酬10万ドルを受け取りますが、行方を探すためキムがラロに会い、顔を知られてしまいました。
これが、ジミーがカルテルと関わった経緯。
不幸にもその関わりが継続。
荒野を歩き無事保釈させたジミーですが、相手は疑い深いラロ。運搬途中に襲われた痕跡を見つけ、ジミー宅に押しかけ→真相話せとジミーとキム監禁状態。
ここでキムが切れ、「金託せるほど信頼できる部下も居ない。組織建て直せ。」
図星を突かれたラロは無言で出て行き、自身だけでなくナチョまでメキシコに連れて行きました。
因みに保釈金700万ドル運搬するジミーを襲わせたのはガスの上役ボルサ。ラロ投獄したままの方が得と安直に判断したから。
ガスがこだわるマイクがナチョを庇う訳 シーズン5


バーでやけ酒、オヤジ狩りに会い重症→ガスが資金援助する医者の村で介抱されました。
後味の悪い仕事で機嫌が悪いマイクをしつこく勧誘する理由は「復讐を理解できるはずだから。」息子マティ殺害犯を射殺しアルバカーキに逃げてきたのがマイクです。
ただし、マイクが重視するのはそれだけに非ず→すべてを捧げる対象は孫娘ケイリーとその母親ステイシー。
なので、ナチョの父親を人質にスパイを強要するガスに納得できません。
マイクはこの先もずっとナチョ解放を要求し続けることに。
ガスがラロ・サラマンカから受けた被害一覧 シーズン5


1 | ハンク![]() |
2 | ポジョスの店舗全焼 |
3 | クリーニング工場地下建設停滞(工程1/2で工事停止。) |
ラロが執拗にガスを攻撃する理由は“ファミリーでないから信用ならない”。
因みにガスの上役ボルサはファミリー。大ボスドン・エラディオがガス歓迎する理由は稼ぎまくるから。
いよいよソウル・グッドマン始動。本編『ブレイキング・バッド』であったように裏社会の弁護士として動き出します。
が、いきなり麻薬カルテルに巻き込まれ、救ってくれたマイクに噛み付く結果に。キムまで顔を知られ早速巻き込まれそうな状況に陥ってしまいました。
裏社会弁護士ジミーが得た金は小銭x数回、$4000、$8000、$10万。日本円で概算1500万円位。
豪邸内の豪華家具の差し押さえ風景が回想シーンに意味深に映し出されておりますが1500万円ポッチの財産には見えず。これからどの位荒稼ぎするのでしょうか。
また、順風満帆だったガスが窮地に。しつこく鋭いサラマンカ家の刺客ラロに煮え湯を飲まされております。
本ページでは触れておりませんが、急襲されたラロが嘘情報で次の策。悪魔ガスにも魔の手が。サラマンカ家は簡単にはくたばってくれないようです。
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