ポク太郎です。
鉄拳8三島一八のイラストを描きながら、誇り高きナムコの苦悩について考えます。
なぜこんなカッコ悪い主人公が出来上がったのかを黄金時代を知る高齢者が勝手に妄想します。
みっともない主人公三島一八
三島一八は三島財閥当主である父親三島平八にライオンのように崖下に投げ捨てられた三島流喧嘩空手の使い手。
極端な天然オールバックで髪が後ろになびく、なんだけどアニメ絵でないもんだから横髪が膨らみ何ともみっともない風貌の主人公であります。
カッコ悪い極めつけはデビル遺伝子。何だよそれ。
当時のNAMCOと言えばレースゲームのリッジレーサー。そこに登場したのは異常な加速とハンドリング性能を持つゴキブリカーことデビルカー。そこからの展開か?
何にせよ、そんなモンを人間枠ゲームに取り入れる程、当時のNAMCOのセンスは明らかに黄金時代とは異なる何か疑わしいものを感じました。
イラスト爺と三島一八
カズヤは左利き?→単なる思い違い
代表的必殺技風神拳、魔人拳、奈落旋風フィニッシュ等は右。が、最近の鉄拳での決め技では左パンチでのフィニッシュが多い気が。
と悩んでましたが、よく考えたらサウスポーでなくて右利きの構えやないか。単なる思い違いでした。
でもカズヤのイメージはこーいう左コブシを突き出したポーズ。なのでそれで描いてみました。
誇り高きナムコの苦悩の現れ?~カッコ悪い主役
ナムコの黄金時代と言えばパックマン、ギャラクシアン、ディグダグ、マッピー。
そのナムコが、リアル鉄腕アトム、父三島平八と殺し合い、デビル遺伝子…。このカッコ悪い主人公を見て、黄金時代を知るポク太郎は、
やはりナムコのピカ一とはディグダグみたいなあーいうの。
黄金時代以降、コナミのグラディウス、アイレムのR-TYPE、何よりもカプコンのファイナル・ファイトやスト2の後塵を拝しておりました。
スト2の影響で時は対戦格闘ゲーム全盛時代。そのジャンルでのタイトルを持たないナムコのビデオゲーム分野での落ちぶれっぷりは見事でした。
とはいえ、この鉄拳は四肢に対応したボタン操作を採用し、当時席巻しつつあった音ゲー要素を取り込もうとする戦略も見え隠れ。やはり実力の滲出を感じさせるのがナムコ。
そうなると脳裏に浮かぶのは、
スト2・バーチャをパクらざるを得ない
誇り高きナムコの苦悩の表れか。
剛腕アメリカ人格闘家ジャックのポリゴンデータ作ったけど、どう見てもロボットに見えるからとアメリカ人名ジャックのままロシアンロボットとして登場させるとか。
打撃技のみ鉄拳の強烈風神拳コンボ
鉄拳とはファンタジー波動拳の無い打撃技のみの実物ゲーム(当時は)。
でも、ゲーム要素として浮かせ技により高さ約4mまで人体が吹き飛ばされます。浮いてる時間はバーチャファイターとほぼ同じでも、誇り高きナムコは放物線を入れ込みました。
そこに叩きこむのが空中コンボ。中には風神拳1発入った時点で試合終了な度肝を抜かれるものも。
タイミングが重要でダブルアッパー2発目を「空振りしないよう遅く、次の風神拳向けに高く浮かすため早く」当てる必要が。
また、風神拳は単なる昇竜拳コマンドでなく右☆下右下と☆のニュートラルが必須。それで、かなり失敗率の高いコンボに。
無理して2回目の風神拳を入れずとも、ダブルアッパー後にそのまま破砕蹴以降をループさせればそれで試合終了にできるんですが。(相手が慌てて起き上がろうとすれば。)
なんだけど、上記芸術コンボはダメージも与える印象も強烈。
当時、中段技をほぼ持たないおかっぱブサイクマーシャル・ローを使ってた爺がそれを喰らい、びっくりしてプレイステーションでカズヤを練習し始めることになりました。
今現在鉄拳7にもなると、風神拳3連発→そこからコンボ→最終的に雷神拳までつながるとか。上例での2発目の風神拳が入った瞬間に与える・受ける印象は異質なもの。衝撃度合いが全然異。
結局、生成AIと同じで“誰でもできる・簡単にできる”にした瞬間、価値が無くなるだけなんだよね。コッチ立てればアッチ立たずの典型例か。
これはみっともない~初代デビルカズヤ
なんだその新日本プロレスのパンツ&ブーツは。
この画像が採取したくて大変な思いをしてクリアしたPS1のギャラガのチャレンジングステージ。大変でした。因みにアーケード版でもカズヤ選択時にすんごい低確率でランダム出現するらしい。
クリア条件 | ロード中のミニゲームギャラガのチャレンジングステージ全8面パーフェクトを再挑戦1回以内で達成するとデビルカズヤが使用可能に。達成実績はメモリーカードに保存可。 |
Tips | △ボタンが連射。結果表示中にセレクトボタンを押すと再挑戦可。 |
Tips | 1ステージを18.5秒以内、または、ショットミス5発以内でパーフェクトを取ると次ステージからデュアルファイターで挑戦可能らしい。 |
1 | ザコ(蚊みたいな奴) |
2 | ゴエイ(赤い奴) |
3 | トンボ |
4 | カゲロウ(そう呼んでた)←通常ステージの3匹分身 |
5 | モミジ |
6 | ボスコニアン偵察機(そう呼んでた)緑色のカックンカックン←通常ステージの3匹分身 |
7 | ギャルボス←通常ステージの3匹分身 |
8 | エンタープライズ号 |
また、息子ができることなら当然親父もできます。
心なしかデビルカズヤや平八はダブルアッパー、または、風神拳の当たり判定が大き目で繋げやすい感覚あります。
巌竜他多数のキャラも十分みっともないんだけど。
歴代鉄拳の主人公は誰なんだ?
子供向けTVゲームの主人公が50代のオッサン。んで、よくそれが移り変わるので歴代鉄拳の主人公が誰なのかを表にまとめてみました。結構、独断と偏見ですが。
多分主人公 | ラスボス | 判断の理由 | |
鉄拳1 | 三島一八 | 三島平八 | |
鉄拳2 | 三島平八 | 三島一八、デビル(エンジェル) | 三島財閥頭首から追われたオヤジの復活劇。 |
鉄拳3 | 風間仁 | トゥルーオーガ | 時代が20年進みカズヤの息子登場。 |
鉄拳4 | 風間仁 | 三島平八 カズヤ・平八使用時だけ異。 |
爺平八に裏切られた孫仁が格闘スタイルを変更した復讐劇。 |
鉄拳5 | 風間仁 | 三島仁八 | 遂に孫仁がThe King of Iron Fist Tournamentで優勝するので。 |
鉄拳6 | ラース・アレクサンダーソン? | 風間仁、アザゼル | 全世界に宣戦布告した三島財閥頭首仁をボスとして、平八のデビル遺伝子確認のための隠し子に注目。新キャラだし、キモ系新キャラアリサ・ボスコノビッチとコンビだし。結末は主催者仁行方不明で混乱継続。 |
鉄拳7 | 三島一八、三島平八? | デビル一美、豪鬼、デビルカズヤ | 往年の親子喧嘩決着のタイミング。勝利者は恐らくカズヤ。 |
鉄拳8 | 風間仁、三島一八? | ?? | 次世代の親子喧嘩が主ネタのようなので。 |
7では変更されましたが、伝統的な鉄拳のエンディングは各キャラそれぞれが優勝した設定→次作でそのうちのどれかが本当のストーリーとして確定されます。
上記はそれで判断。なので、7の形式変更により、6以降がイマイチ分からなくなっています。
「キサマか。」「茶番は終わりだ。」「俺はすべてを支配する。」「話にならんな。」な非常にカッコ悪い主人公。
一般的にダブルアッパー、魔人拳等の強力技が準備されるカズヤ。非難轟轟となるのか徐々にモーションが変えられるなど、主人公扱いからはほど遠いキャラ。
新作になるにつれ、ハイキックに見せたローキック等、なんとも爽快感の無い煮え切らない技だらけに。
てか、2作目以降は完全に降格扱い?
その理由は理不尽な強力技故でしょうか、それとも、カッコ悪すぎ故でしょうか。
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