ポク太郎です。
映画好きな皆さんは既に聞いたであろうニュース「ブルース・ウィリス引退」。失語症などの健康問題が理由。現在67歳とのことなので残念ですが仕方なし。
どーせ世の中は『ダイ・ハード』に再スポット当てるでしょうから、この高齢者ブログは出世作にスポット。
一躍有名俳優にのし上がった古い古い『こちらブルームーン探偵社』に着目。「放送時間には街中から人を消した」と言い伝えられる伝説のドラマ。
昔の作品の特徴か知るべきキャストは4人だけ。似顔絵的には楽で助かります。
『こちらブルームーン探偵社』の視聴環境、主題歌情報
一話60分でシーズン1~5の全55話。
視聴のため放送時間中は街中から人が消えた程、全米を夢中にさせた大昔のドラマです。日本でも1986年から放送されました。
最後はグダグダですが、海外ドラマファンなら少なくとも視聴コンプリートしておいてもよい作品と思います。
Amazonプライムでは配信されておらず、視聴環境はレンタルか発売されたDVD。
因みに、リアルタイム時、新作エピソードがなかなか完成せず放送時間である火曜夜には再放送を繰り返してたようです。
時代的にDVDは10年後位に作られたもの。完全に風貌が変わった俳優らが当時の状況を説明。それが映像特典として収録されています。
繰り返される再放送への視聴者の不満も番組内でネタにされるので映像特典が無いと事情が分からず付いてけない面もあります。
1 | シーズン1&2 全6枚 |
2 | シーズン3 全4枚 |
3 | シーズン4 全4枚 |
4 | シーズン5 全4枚 |
『こちらブルームーン探偵社』登場人物・キャスト情報
探偵社オーナー:マディ・ヘイズ
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オーナー兼社長:マディ・ヘイズ |
俳優:マディ・ヘイズ役女優シビル・シェパード | |
モデルで成功→資産管理を任せた人物が横領→残ったのは何故か所有してたこの探偵社だけ。デービッドに売却阻止されオーナー兼社長として探偵社を切り盛りします。
この番組は30代大人の女性の共感を狙った恋愛ドラマ。その年代である金髪美人女優シビル・シェパードが主役を演じます。アップ時の画面は岩下志麻並のシャー入り。 “大人の女性”なのでマディは常にスーツ。時代背景も影響し、コートにも見えるすごい肩パット入りジャケットがトレードマーク。 開始時はまさに金髪美女でしたが、シーズンが進むにつれ段々目元がヤバく。それでも全編通してこの番組のヒロインはマディ。マディが出てこない回は正直つまらないです。 その理由はこの番組の売り=マシンガントーク、マディとデービッドの口喧嘩。怒り狂うマディがアオスジを立て、 これが無いとブルームーン探偵社ではないので。 この番組は終盤シーズン5辺り、トラブル続きで視聴率が急降下し最後にはファンを失望させ打ち切られた番組。原因の一つはこの女優シビル・シェパード。結構なトラブルメーカーの模様。 への字口が原因か人物そのものが原因か、現在は他の番組で意地悪オバサン役として見かけることが多いです。何話か失念しましたが、放屁音まで世界に放送される扱いの女優さんです。
ハシゴを登るシーンで轟音が鳴り響きました。何話だったか確認取れたら追記します。番組最後のスタッフロール間に挟まれた映像です。
(確認しました)→ワイドショー仕立てで放送したS3の3巻『主役2人の内輪ネタ/The Straight Poop』の47:15~。 |
探偵デービッド・アディソン
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遊び人探偵:デービッド・アディソン |
俳優:デービッド役俳優ブルース・ウィリス | |
不真面目でまともに働く気が無く、ブルース・ウィリスの本領を発揮できそうないい加減探偵。遊ぶことしか考えていない。
突然「イエ~~~~イ♪」と膝を曲げ腰を振りリズムに乗りながらサングラス装着→リンボー大会開催。これがブルース・ウィリス採用の所以。 そのくせ高級車BMWは譲れず。倹約家マディがプレゼントしたビニールシートのエコノミー車はデービッドの策によりスクラップとなりました。 それでも探偵とは俗世に生きる人間を調べる職。華やかなモデルの世界しか知らないマディを一応プロの技で誘導し、探偵社として存続させます。騙し討ちですが。 この番組の後、『ダイ・ハード』のジョン・マクレーン役に抜擢され、スタローン、シュワちゃんと並ぶアクションスターとなりましたが、当時はイカニモ運動神経無さそうなアクションでした。 口うるさいマディへの対抗策は両手人差し指を両耳に突っ込み、目見開いて自分で発声→「ぷぅぷぅぷぅぷぅぷぅぷぅ」。聞こえないと主張しマディの話す気力を奪います。 小学生並の技を不自然なく演技できる跡継ぎ役者は存在するのでしょうか。引退が非常に惜しまれます。 |
探偵社電話番アグネス・トピスト
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受付嬢:アグネス・トピスト |
俳優:アグネス役女優アリス・ビーズリー | |
この探偵社で電話を受付けるのが生きがいの受付嬢。応答は常に韻を踏みリズミカルに答えます。それが生きがい。
大人しく、風貌はワンピースにカーディガン。通勤時に肩に掛けてるのは恐らくポシェットと呼ばれるもの。何も望まず生きがいに喜びを感じながら生活する地味な女性。 「グンッ、モーニン、ミス・ヘイズ。」その声が無いと、癖になったマディが催促するほどの英語の教科書的挨拶。 恋仲派遣探偵ハーバートの名前を呼ぶ際は、口の奥で舌を丸めたまま破擦音から始まり、
フハーアブウアートゥ…
まさに正確な英語発音。 英語とは顔の筋力を使用して発音する言語。下唇下や頬骨辺りの筋力まで使用します。上記正確な英語発音故、下唇下側とアゴの境界に濃いシワが出来ております。 多分、英語圏の女優さんが皆下唇下側にシワや膨らみがあるのは、人生の間中英語発音し続けたから。女優グェンドリン・クリスティー そう考えると日本語は顔面の筋力を使う概念の無い、シワ・老化に優しい言語。カニカマなどヘルシーな日本食が注目受けるのと同様に、老化に優しい言語としてそのうち注目受けるかも。 |
派遣探偵ハーバート・ビオラ
派遣社員:ハーバート・ビオラ | |
俳優:ハーバート役俳優カーティス・アームストロング | |
探偵として働く派遣社員。デービッドの代替を目指し、ひたむきに探偵術を磨きます。
が、このハーバート。非常に前向きなバカキャラですが見てて不快。汚らしいチンコロデブで、目元が男前なのが逆方向に作用し尚更不快。 本番組特有のトラブルを対策しようと試みたのか、終盤ではこのハーバートが全面に出始めます。ハーバートとアグネスだけの回も。 ハーバート役自ら番組内でセリフを吐いていますが「酷い視聴率だった」とのこと。 とにかく見るのが嫌なキャラクター。「さっさとマディとデービッド出せよ!」と叫ぶこと必至。 やはり“どんなに非難されようがこの番組はマディが大事”と確信させるキャラクター。 |
タイトルは『こちらブルームーン探偵社』。探偵社が舞台で冒頭は何らかの事件仕立ての映像。『ジェシカおばさんの事件簿』のような。
なのでミステリー扱いされがちですが、どちらかと言えばコメディ・恋愛ドラマ。
ロケ地であるスタジオ内を走りハリボテセットの裏側映したり、現実のワイドショーのキャスターが登場人物にインタビューしたり無茶苦茶な構成。
日本国内の地上波でも放送されたので数話なら大抵の方が見てると思いますが、通しで全話見た方は少ないはず。
現在はDVDその他で簡単にキッチリ全部見れる時代。
終盤は確かに苦痛も感じる程酷い出来ですが、酷過ぎる状態が今となれば逆に笑える要素にも。
海外ドラマファンならブルース・ウィリスの出世作として視聴コンプリートするのも無駄ではないかなと思います。
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