ポク太郎です。
Canon製一眼レフEOS kiss X5にてオートフォーカスが動かない症状の修理。Amazonより修理用フレキケーブルを購入し、使い勝手の良いEOS kiss X5を復活させてみました。
俺もやってみた系のネタですが、このAF効かない不具合は設計的な欠陥が原因なので再発必至。なので、少しでも寿命が長くなるよう改造を施しました。
その改造内容・理由等の追加要素を付加し投稿させていただきます。パクリサイトではないのでね。
EOS kiss X5にてオートフォーカス効かねぇ
調べるのに結構苦労しましたが、その理由はAF動かない原因が何にあるかを想定できてないから。
大抵の場合の原因はAF向けモータにつながるフレキケーブルが断線←つまり、モータがどこにあってどう配線がつながってるかを知らずに探してもなかなか見つからないことに。
→結論から言うと、AF向けのモータはスタビライザーに内包されてるので、その標準スタビライザー型番EFS18-55㎜の分解・清掃等を探さないと出てきません。
んで、いくつか見つけた中にはコジコジ動画も。コジコジさんのあるんならそれで決まりってことでここに埋め込んでおきます。
んで更に、こちらが交換用のフレキケーブル。2本セットで380円、国内発送品のものを探して購入しました。
寸法だけ合わせた怪しいメーカ製なのでいつまであるやら。無い場合は「Canonの、EFS18-55㎜の、レンズフォーカス用の、修理部品・ケーブル」をキーワードに探せば後続品が出てくるかと。
実際に作業する場合には、上記動画をよ~く見てから作業開始して下さいね。
以下に、分解・組立方法についてもう少し詳細に説明あるといいかなてポイントと、必ず再発する欠陥なのでソレの延命策とする改造内容を連ねます。
俺もスタビライザーEFS18-55㎜のAF直す!
スタビライザー内部にあるレンズフォーカス用のフレキケーブルです。見た瞬間に「壊れるべくして壊れる構造であり再発確実」と見て取れたので2枚セット品を購入。
スタビライザー外すべし
スタビライザーとはカメラ前面に付けられたレンズを内包した筒っぽ部分のこと。まずは本体■ボタンを押しながらグルッと回して取り外します。
EFS18-55㎜分解 基板分離すべし
まず、ネジがこんだけ。本体と接続する電極部分の極小の止めネジx2、フタ閉めてる止めネジx4。
ただし、ネジを外した所で一旦ストップ←フタと内部の基板がフレキケーブルで接続されてるので無理に開けては×。ピンセットで該当のフレキケーブルを抜いてから慎重にフタを取り外します。
次に、基板につながるフレキケーブルx5。ピンセットで無理せず抜き取り。フレキケーブルに開けられた小さな丸穴が抜き差し用なので、無理につまむよりそちらを利用してね。
基板は透明ゴムを介した3ポイントで樹脂に固定されてるので、基板を写真上方向に抜いて取り外します。
EFS18-55㎜分解 モータユニット取り除くべし
基板が外れたら、お次はモータユニット板金で囲われたユニットを取り除きます。
作業の前にまず観察。小矢印部分に止めネジx2、矢印部分にAF/MF切り替えスイッチが引っ掛かり→止めネジx2を外した後、MF側に切り替え引っ掛けを外して無理せず抜き取ります。
抜けたら、組み立て時のことを考慮し再度観察。
モータユニットの筒を差し込む棒が矢印部分手前のフレキが邪魔で見難いが。角度が合致しないとなかなか入りませんが、うまくいくとスッと差し込まれることを記憶に留めましょう。
EFS18-55㎜分解 思いっきり断線してるやん
写真では分かりづらいですが、オートフォーカスの筒をグリグリ回してやると思いっきり断線してるのがすぐに見つかります。
まぁ、この段階でオートフォーカス筒をグリグリし尽くして構造を頭に入れましょう。
注目ポイントは3つ。①フレキケーブルの位置決めの穴二つ、②その奥側のフレキケーブル突き当て部両面テープ貼り付け作業時に意識する直角、③小ネジx2で止まった電極の金属板クシみたいな。
上記3ポイントが十分頭に入ったら電極の金属板③と断線したケーブルを取り外し。両面テープの粘着力が結構キッツイのでピンセットで奮闘します。
このオートフォーカス筒グリグリで動きが頭に入った方は、改造するかどうかは別にして、下項の長寿命改造内容を是非とも一読。何が問題か見えてくると思いますので。
EFS18-55㎜分解 フレキの両面テープ貼る
前項をよ~く眺めた上、まずはフレキケーブルの両面テープ保護膜を剥がさずにセッティングしてみることをお勧めします。
両面テープを貼ってあるのが電極部と基準穴のある四角形部①。コツとしては、
→フレキケーブル突き当て部②を樹脂の直角部分にしっかり当て、
→残りの部分貼りつけ。指でなぞる必要もない位。どうせその後電極の金属板③を取り付けるとソレがグリグリ抑えるので。
貼り付け作業前に知っておくべきことは以上。覚悟が決まったら両面の保護膜を剥がし、いざ出陣。
断線が原因のオートフォーカス動かないであれば、これにて組み立てた後、オートフォーカス機能が復活します。
EFS18-55㎜の寿命伸びるように簡単改造
欠陥!問題のフレキケーブルが断線する理由
設計不良の欠陥品と堂々と書いておりますが、可動部とのケーブル接続の基本はこう。しゃくとり虫接続はNG。しかもキッツイ折り曲げ角度になるものは言語道断。常識です。
コピー機の読み取り部=フラットベットの可動部を見てもらえると。フラットケーブル・フレキケーブルいづれにしても必ず、左図のように折り曲げてあります。
こんなのは常識であり、当然キヤノンも熟知。現に隣のフレキケーブルはそうしてあります。
折り曲げ角度をやわらげ長寿命化改造
しゃくとり虫構造はさすがに修理作業で変えられないので、折り曲げ角度をやわらげ長寿命化を考えます。改造ポイントは以下二つ。
改造B:モータユニットにある突起をニッパーで切り取る。
改造Aについて:
改造Bについて:
動きを確認すると、盲腸と同じく不用だと思えたので切り落としてやりました。その辺のご覚悟はご自身の目で確かめた上どうぞ。
これがカッターで切れ込みを入れたケーブル。多少角度に余裕が出てるのが分かるかと。
こちらがモータユニットも実装した後に確認する位置。上記突起物を切り落としても、触れてはいけないものに触れる訳でないことを確認しました。
一流メーカの製品を堂々と“欠陥品”と宣言する個人ブロガー。これソニー製だったらそうは書きません。理由は、
さぁどうするね、キヤノン広報部・法務部。
俺にイチャモン付けてみるかね。メール一本届いた段階でワタクシめはもちろんジャンピング土下座いたしますが、その経緯は事実として大々的に周知するんでっせ。
さぁどうするね。
常にカメラが脳裏にあるメーカ・キヤノン設計者は2021年で保守期限終了の一点張りでしょうが、消費者は“なーんか最近うまく映らねぇ。”
オートフォーカス動いてないに気付くのが2、3年掛かったって不思議じゃないんでっせ。
“キヤノンのプリンタはインクの自動販売機です”を徹底してソニー仕込みの保証期限切れタイマー目指すのか、信頼されるブランド死守するのか。
さぁどうするね。





















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