PS4ジャンクパッドを分解清掃してWinPCに無線接続するぞ

ポク太郎です。

これまでWin10パソコンにて、プレイステーション3用のDS3ScpToolkitなるWrapperを介しXBOXコントローラに化かし、快適に無線接続で使用してきました。

ですが、ちょっとした事情からプレイステーション4用のDS4に乗り換えることを検討します。

【ご注意】本記事の内容は参考とし、すべて自己責任でお願いします。何があっても筆者は一切の責任を負いません。

本投稿で使用したソフトウェアVer
ソフト名 バージョン
DS4Windows 3.3.3


DS4に入れ替える理由

ここではジャイロとか特殊なセンサを利用するゲームは想定していません。アナログスティックが存在する程度の古典的なゲームパッドを想定。

DS3ScpToolkitでも動作・使い勝手共に全く問題なし。

が、ScpToolkitの問題はBlueToothのドライバを書き換えちゃうこと→つまり、そのパソコンでは他の機器向けに別のBlueToothが別途必要になってしまいます。

任天堂Wiiのセンサーバーを自作しWiiリモコンも同時に使いたいワタクシ爺ゲーマーとしては、BlueToothをまた別途準備するのはハナハダ面倒。

という訳で、通常のコントローラとしてPS4向けのDS4を使うことで、BlueToothを殺さずに環境構築を目指します。DS4WindowsなるソフトならBlueToothドライバを殺さないらしいので。

使える・使えないの状況を整理すると、

PSコントローラをWindowsで使用する場合の選択肢
使用ドライバと対応パッド STEAM その他※ Wiiリモコン使用
ScpToolkit DS3、DS4 BlueTooth ←現在の状況
STEAM 基本全部 × ←×が存在
DS4Windows ※(DS3)、DS4、DS5 ←ジジイ環境
パーフェクト!
すべてWin10上・無線接続での話。DS4がWin10標準状態で動くってのはUSBケーブルで有線接続してる場合のみです。
※その他とは…STEAM上でなく、XP時代などの古いゲームやエミュなど。
DS4Windowsとは…DS4XBOXコントローラに化かすWrapper。BlueToothを殺しません。
DS3対応?…DS4Windowsのページには対応と書いてあるし設定画面にも表記ありますが、うちでの確認では動きません。海外の掲示板でも動かないとの書き込み多数。なので、現バージョンでは「動かない」として扱っておきます。

DS4に入れ替えれば全対応やん!→てことでハードオフにてジャンク品を入手してきました。型格は「CUH-ZCT1J」。ライトバーが背面からしか見えない初期型かな?→Wikipedia

PS4ジャンクパッドを分解清掃してWinPCに無線接続するぞ
ジャンクと言えどDS4は少し割高。DS3のおおよそ2~3倍の価格です。
他、写真では分かりずらいですが、左アナログスティックのゴムカバーが千切れ樹脂が半分露出しています。そうなったジャンク品が多かったのでDS4の弱い部分なんでしょう。

汚ったないので分解クリーニング

ジャンク棚のせいなのか何なのかギトギトして汚いのでまずはクリーニング。そのために各部品バラバラに分解します。

分解~背面樹脂の分離

まず背面のネジx4本。

PS4ジャンクパッドを分解清掃してWinPCに無線接続するぞ

一番の難所は樹脂のツメ外し。持ち手部分を矢印の方向に倒すように。無理しないようネジリを加えてやると〇。

PS4ジャンクパッドを分解清掃してWinPCに無線接続するぞ

とりあえず横から見てこの状態を目指します。

PS4ジャンクパッドを分解清掃してWinPCに無線接続するぞ

次に目指すは中央下部分のこのツメ。無理せずパッド中央部を握ってアイアンクロー気味にツネを外します。

PS4ジャンクパッドを分解清掃してWinPCに無線接続するぞ

パカッと行ってもまだ要注意。認識必須な弱い部分が3カ所。背面樹脂の細くなったL1L2間、R1R2間、背面樹脂と内部基板がつながるフレキケーブル。

PS4ジャンクパッドを分解清掃してWinPCに無線接続するぞ

フレキケーブルに無理が掛からないよう、前面樹脂に対し上側へ背面樹脂を持ち上げ分離→ピンセットか何かでフレキケーブルをコネクタから抜きます。

分解~トリガー、ショルダーの分離

背面樹脂が完全に離れたら、LRボタン用の樹脂を外します。トリガー部であるL2R2の樹脂は回転用の棒部分を写真手前側方向に垂直に引っ張り抜き取ります。矢印2つがその棒部分の受け部。

外す前にバネがどう入ってるか写真を撮っておくと○。L2R2ともにパッドの内側側にバネ収納用の切り欠きがあるので、それを目視確認しておくと組み立て時に迷いません。

PS4ジャンクパッドを分解清掃してWinPCに無線接続するぞ

次にL1R1。ツメにより稼働距離以上に浮き上がらないようにしてあります。ピンセットのようなものでその部位を写真奥側方向に押すとツメが外れてくれます。各ボタン2カ所づつ。

PS4ジャンクパッドを分解清掃してWinPCに無線接続するぞ

分解~タッチパッド、ライトバーの分離

結局、内部の構造はこんな感じ。バッテリー固定用の樹脂・基板固定用小ネジ・表面にある筈の各ボタン導電ゴムの受け用フレキケーブルのコネクタを外します。

ロック掛かるタイプのコネクタなので、小さなレバーを垂直にしてからフレキケーブルをそっと引き抜きます。

PS4ジャンクパッドを分解清掃してWinPCに無線接続するぞ

これがタッチパッドも外した状態。

PS4ジャンクパッドを分解清掃してWinPCに無線接続するぞ

こちらはマイクロUSBコネクタ基板、ライトバー半透明樹脂、固定用樹脂も外した状態。この基板は8㎜角ほどの黒テープで固定されてるのでそれを剥がしてから。

PS4ジャンクパッドを分解清掃してWinPCに無線接続するぞ

清掃~丸洗いして洗浄

いつもの丸洗いセット。もちろんペヤングソース焼きそばx2+歯ブラシ。右側が石けん水、左側が真水です。

PS4ジャンクパッドを分解清掃してWinPCに無線接続するぞ

いつものように歯ブラシでシャカシャカ磨いて、タオルでふき取り。ただし、タッチパッドは表面に顔を出す脇の部分のみ歯ブラシ、基板類、バッテリーは除外です。

すべての部品を忘れずに逆の順番で組み立てると、ピカピカのスルスルに復旧です!

PS4ジャンクパッドを分解清掃してWinPCに無線接続するぞ
ゴムカバーが半分千切れたアナログスティックは使用頻度の低い右アナログスティックに移動し、左スティックと入れ替えました。

DS4Windowsを導入しPC向けコントローラに

使うのはDS4Windowsなる特殊ドライバ。DS4Windows配布サイトがこちら

上記はポータブル版なので、解凍してDS4Windows.exeを起動するだけ。特に困るポイントはありません。もし.NETが足りない場合は途中でソレのダウンロードを促される程度。

まぁインストールに対する解説サイトはたくさんあるのでここでは割愛。

DS4Windowsのページには“your PlayStation controller (DualShock 3/4 and DualSense 5) to a Windows 10/11 PC”と書いてあります。また、設定画面にはDS3のサポート設定が存在します。

DS4Wondows設定画面にはPS3パッドの表記があるが

ですがDS3の場合、うちでは認識→切断を繰り返してしまいます。そのうちバグ修正などされて使えるようになるのかも。もし今後変化を見つけたら本ページを更新します。

まぁWiiの成功によりゲームパッド自体が豪華なセンサの塊に。

改造・修理しにくいなどの問題点はさておき、問題はPCで発売されるゲームの操作環境。PCだから全ユーザに動作保証できないのでコントローラ選びが難儀に。

Wiiリモコンを使いたいとの動機がまず矛盾してるし、新価値創造に励む各メーカの努力を踏みにじる意見ではありますが、やっぱ古典的なパッドで遊べるゲームが一番うれしいですな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました