本サイトではDsHidMiniでなく、ドングルを専用に1つ準備した上でScpToolkitを推奨します。
DsHidMiniは確かにBlueTooth機能を殺しませんが、
○パッド1つが1~4番全部として認識されてしまう
○ドライバの競合がトラブルとなるこの手のソフトなのに、まだインストーラが未整備(2025年初時点)
が理由でおススメできないので。
ポク太郎です。
PS3のコントローラー=DualShock3をWin10に無線接続して使用しています。
接続ソフトウェアの安定版Stableバージョンリリースと聞き、入替→動作確認したのでその使い方を解説しておきます。
【 】
本記事の内容は参考とし、すべて自己責任でお願いします。何があっても筆者は一切の責任を負いません。
Win10にプレイステーションのパッド ~手順0
ここで使用したパソコン環境
●実施したパソコンの環境は以下。
・内臓BlueTooth機能を持たないデスクトップPC
・Windows10 64bit
・USB無線マウス使用(こーいうのLogicoolのm235)
・USB無線キーボード使用(こーいうのLogicoolのK275)
●使用したハードウェアはこちら三点。
H2. miniBのUSBケーブル
H3. PLANEXのBlueToothアダプタ「BT-MICRO4」
はノートパソコンなど元々BlueTooth機能搭載のPC。ご存じBlueToothはイヤホンや無線スピーカ、マイクなど相手にそれ一つで無線接続する方法。
ここで紹介するScp Toolkitは「BlueTooth機器のドライバを書き換える」ので、PSパッド専用のBlueToothアダプタを準備要。そのために使用したのが上記BT-MICRO4。
[注意追記]
“その型番のドライバをPSパッド専用に書き換える”ので個体識別もされません。つまり、イヤホンなど他で使用するものとは別メーカ、または、別型番のものを準備しないといけません。
例えば、同一のBT-MICRO4二つA、Bを準備しても、本ドライバをインストールしたPC上ではAもBもPSパッド専用になってしまいます。
なので「イヤホン用にはI/O-DATAやエレコム」と他メーカ品を駆使しPSパッド専用として占有できる型番を準備します。
この状況はScp Toolkitだけでなく別ソフトMotionInJoyでも同じと推測。
ScpToolkitのインストール前に
デバイスマネージャ等で接続状態を確認する際に余計な勘違いをなくすため、一旦以下の関連機器をすべてPCから外します。
●PS3パッド
●他のゲームコントローラー
●キーボード・マウス以外のUSB接続された機器
過去の残骸をきれいにアンインストールする必要が
“プレステパッドのPC接続に挑戦した経験なし”と自信アリで答えられる方は次の項へ。本項は“別ソフトの残骸が原因で動かない”を避けるための削除の話です。
- 別ソフトMotionInJoyのアンインストール
- 旧版SCP Bluetooth Driverのアンインストール
(MotionInJoyで無線接続に挑戦したことある方)
こちらのページのMotionInJoy削除部分だけ参照し削除→ShopDDさんのMotionInJoy削除方法。
(旧版のSCP Bluetooth Driverで無線接続に挑戦したことある方)
C:\Program Files\Scarlet.Crush Productionsに入ってる筈のScpDriver.exeを起動し「Uninstall」ボタン。
慎重を期してここで再起動。再起動後に再度開くため本ページのURL「https//poku.blog/pc/hard/game-ps3pad.html」をメモ帳にコピーしデスクトップに保存。(後で捨ててね)
必要なソフトウェアをダウンロードし準備
このページのScpToolkit_Setup.exeをクリックするとダウンロード。(v1.6.238.16010、22.3MBのヤツ)
それが下のインストーラ。当然ウィルスチェックはしてね。

以下からインストール作業に入ります。
簡単!ScpToolkitのインストール ~手順1
何かと面倒なのでインストール前にプレステパッドの充電は満タンにしておきましょう。また、プレステパッドやBluetoothアダプタBT-MICRO4はまだPCに接続しません。
①上記インストーラを起動すると、
②次にインストール内容選択。ボタン入替等マッピングが必要な方は“Unstable Components”中の“ScpToolkit Profile Manager”にチェック。まだ不安定です。
③後はインストール完了まで待つだけ。
④ここで「Finish」で終了させますが、デスクトップに以下ショートカットが作られます。これらは今後使うことになるのでご自身が分かりやすい場所に保管。

ソフト自体のインストールは完了。次はドライバのインストール、書き換え作業に入ります。
このバージョンにはトラブル時に自分がインストールした関連ドライバをお掃除してくれる「ScpToolkit Clean Wipe Utility」が付属しています。
何か手順を間違えたなと感じたら、それで一旦リセットしてみて下さい。
BlueToothドライバのインストール ~手順2
1-2. プレステパッドの無線接続を確認してみる
2. プレステパッドをUSBケーブルでつなぎ有線接続
3. 結果~うちの接続構成、反応速度確認動画
公式のソフトウェアではないので慎重に進めます。
○1. BlueToothアダプタのドライバを書き換え、無線接続を確立。
○2. PSコントローラーをUSBケーブルでつなぎ、有線接続を確立。
1-1. BlueToothアダプタのドライバ更新し先に無線接続
ここでBlueToothアダプタをUSB端子に差し込み、デバイスマネージャーでハードウェアIDを調べます。
間違っちゃいけないのは、“現在USBに挿したBlueToothアダプタ(今の場合BT-MICRO4)”を調べること。USBに挿したら出現、抜いたら消えるものを確認。
デスクトップに並んだScpToolkit Driver Installerを起動し、以下操作。

○Install DualShock3,4 Driver2つは外し、Install BlueTooth Driverだけにチェック。
○Install BlueTooth Driver中から上で調べたハードウェアIDを探しチェック。
○上記を設定後「Install」ボタン。
WindowsOSの警告が表示され「インストール」ボタンを押すとインストール。警告中の“常に信頼する”チェックを外しても成功します。
インストールの最中、インストーラ画面のログ内には「5分位掛かるかも」と表示されます。「SUCCESS」と表示されるのを待ちましょう。
完了した瞬間、そのBlueToothアダプタは“プレステパッド専用品”に。
そのパソコン上において、そのBlueToothアダプタは、本ドライバをアンインストールするまで他のBlueTooth機器との通信不可。←“専用品”にするつもりだから問題ないよね。
1-2. プレステパッドの無線接続を確認してみる
上記でBlueToothアダプタのドライバが書き換わったので、PSコントローラーのPSボタンを押すと音が鳴り認識するはず。
標準ドライバなので通常は反応しますが、それを除去してる方はまだ認識されないかも。その場合は、本項の動作確認は飛ばし次項の有線接続のインストールを先にやってみて下さい。
デスクトップに並んだScpToolkit Monitorを起動し、動作してることを確認してみます。

ScpToolkit Monitorは起動するとタスクバー内に出現。操作は下画像。PSコントローラーをグリグリして動作確認してみましょう。


動作確認はWindowsOSの機能でも可能。XBOX360のコントローラーとして認識されています。一切問題ありません。
2. プレステパッドをUSBケーブルでつなぎ有線接続
次は有線。無駄な混乱を避けるため、BlueToothアダプタをUSB端子から抜き取った上、PSコントローラーをUSBケーブルでパソコンにつなぎます。
無線接続のときと同様にデバイスマネージャーでハードウェアIDを調べます。同様に抜いて挿して間違いないのを確認。
無線と同様、デスクトップに並んだScpToolkit Driver Installerを起動し、以下操作。

○今度はInstall BlueTooth Driverは外し、Install DualShock3,4 Driverの使用する方だけにチェック。例はDualShock3。
○中のリスト中から上で調べたハードウェアIDを探しチェック。
○上記を設定後「Install」ボタン。
3. 結果~うちの接続構成、反応速度確認動画
結果、うちでは以下のような接続環境に。
無線接続時はXBOX360のコントローラーとして認識されます。一向に問題ありません。
気になるのは反応性。個人的感想ですが特に違和感は感じません。
試しに本ページの方法でDualShock3の環境を整えた後、『バイオハザード リベレーションズ』を無線接続でプレイしてみました。STEAMのゲームです。
ScpToolkitでのボタン入替、無効/有効 ~緒設定
この機能はまだ“不安定バージョン”ですが、デスクトップに並んだ中にScpToolkit Updater。修正されるまで気付いた時に起動し安定版を待ちます。

本題のボタン入替設定。ScpToolkit Profile Managerを起動しボタン配置、有効無効の設定を行います。
現状はちょっと説明できない使いにくさ。「Profiles & Propaties」をクリックしプロファイルを作ります。下画像をヒントにパズルを解くつもりで奮闘してみて下さい。一応設定は成功。
例ではアナログスティックR奥のスイッチを無効化しています。バイオハザード6で利き腕スイッチを無効にできないので。アレ鬱陶しいから。
HORIさんやゲームのコントローラーの製造メーカには申し訳ないが、全く問題なく接続でき操作性・反応性も問題なし。てか完璧。なので、かなりおすすめの方法。
気になったので、この方法による“パソコン向け無線接続ゲームコントローラー”入手に掛かる費用を試算してみました。
1 | DualShock3(中古) | 約1,500円 |
2 | DualShock3交換用大容量バッテリー(交換要なら) | 約700円 |
3 | USB接続BlueToothアダプタ(ドングル) | 約1,000円 |
4 | USB-miniBケーブル(未所有なら) | 約250円 |
計 | 約3,450円 |
結果は約3,450円。ご自身で不用なものを取り除いて合計してみて下さい。
どうでっしゃろ。無線機能搭載のパソコン用コントローラーの価格と比較してお得に感じますでしょうか。
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