ポク太郎です。
PS2エミュPCSX2が生まれ変わってました。別エミュDuckStation的なインターフェースになり、ゲームごとにメモリカード・チート設定できるなど更に便利になりました。
そこで追加となったチートの新仕様「ラベル」についてメモ。大した話ではありませんでしたが、なかなか自分が解決しなかったので。
PCSX2 | 2.0.2 2.2.0でも確認済。 |
Par2Pcsx2 v2.10 | v2.1.0.0 |
一般的でないPCSX2のチート仕様
②一般的に使われるPARコードを復号化&PCSX2向けフォーマットに変換して記述。
③ 「ラベル」を指定しておけば項目ごとにON/OFF設定可能。
④PCSX2本体の方で「チート有効化」をオンにする。メニュー内の「システム」-「設定」→出現した窓内「エミュレーション」を選んで「チートを有効化する」のチェックボックス。
②PARコード復号化
一番一般的でない②の詳細仕様はこちらを参照してもらうとして、以下に正解の画像だけ。
PCSX2はパッチの一種としてチート機能を実現してるのでこーやってるものかと。
③ラベル~チート新仕様
③が今回の話題。ゲームタイトルを右クリック-プロパティで出現する窓が下画像。タイトルバーのD0CF2395部分がそのゲームのCRCです。
この窓の左側チート欄を選択すると注意書きが→「ラベルのない古い形式のpnachファイルではチートの有効/無効を切り替えることはできません。」。
上記画像では、チート項目「弾薬減らない」とかそれぞれにチェックボックスが付き独立にON/OFFできるようになっています(実現済の画像なので)。それを実現する話らしい。
そのラベルとは何ぞや、どう記述するの?が、すぐに分からなかったので次項にメモしました。
ラベルとは~[]でチート項目名指定するだけ
以下のようにチート項目の名前 と記述します。それだけ。
[マスターコード] patch=1,EE,F012B0A8,extended,0000000E [弾薬減らない] patch=1,EE,20289F3C,extended,24C20000 [体力へらない] patch=1,EE,104301FC,extended,000000C8 [セーブ回数 0] patch=1,EE,10430C80,extended,00000000 [リトライ回数0] patch=1,EE,104314AA,extended,00000000 [プレイ時間0] patch=1,EE,204314A0,extended,00000000 [隠し要素全部] patch=1,EE,10430C04,extended,00001FFF
このテキストを書いたものをファイル名「(先頭にゲームのCRC)(それ以降の表記は自由).pnach」として、指定したcheatフォルダに入れる。
この例でのファイル名を「D0CF2395_バイオハザードコードベロニカ.pnach」としました。
→下画像中段の右位置「チートを再読み込み」ボタンを押す。
それで上記画像のようにチート項目それぞれにチェックボックスが表示され、独立にON/OFF設定できるようになります。
つまり、チートを公開するページほぼ丸ごとコピーし.pnachファイル作っておく→必要なものだけチェックを入れるといった「とりあえず全部確保しといてやるよ作戦」が使えます。
それだけ。
ついでに.pnachのコメントアウト//も
なので、.pnachファイルのコメントアウトの仕様(行頭に )も把握し、「とりあえず全部確保しといてやるよ作戦」を完遂させておきます。
例えば、チートコード公開ページこれ。
それを全部コピーして加工した.pnachファイルがこちら。
これをテキストエディタで開いてみて下さい。プログラミングでよく見かける
がコメントアウトです。また、値を選択するタイプのチートに関しては全パターンを作り、それぞれ【1つだけ】マーク付のラベル→つまり、【1つだけ】付はそのグループ内1つを選択して使う、と自分でルール化。
どこまで確保しといてやるのかは皆さんの自由。参考にどうぞ。
憶えるべきは下2つ。
■コメントアウト:行頭に 。半角の。
プレイステーション2とは2048bitの変態CPUアーキテクチャ採用のよく分からんマシン。それを演算するためには相当なパワー。
なので、PCSX2はこれまでプラグイン形式との印象が強かったエミュでもあります。
現在ともなるとそれがいとも簡単に計算できるようになり、インターフェイスもかなりの親切設計に。爺にはなかなか付いていけませんがすごく便利です。
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