ゲームパッドの十字ボタンがツルツル滑って困る|ベニヤ板が最適解

お手軽なゲーム用アイテム-ゲームパッド。滑らず正確に入力するための簡単な改造方法です。

ポク太郎です。

ゲームパッドの十字ボタンに滑り止めを付けます。使う材料は、“単なるベニヤ板”。磨耗しても滑らない、これが最適解でした。

アナログスティックの話ではありません。昔懐かしの十字ボタンに関する話題です。


十字ボタンの樹脂がツルツルに

「ベニヤ板が最適。」それ以上書くことはありません。後は読み物としてグダグダ書くだけ。
ゲームパッドの十字ボタンがツルツル滑って困る|ベニヤ板が最適解

基本、電機メーカは木製材料を使いません。家具メーカ、音響メーカ等は例外ですが、大量生産に向いてないから。

やはり安いのは樹脂、石油の最終廃材のようなもの。が、人間の指に抵抗し続けるとどうしても元々のシボ=意図的にザラザラにした薬品加工が削り取られ、摩耗してツルツル滑るように。

一方、木材は多少の水分を吸い込み抵抗→滑り止めに。磨耗してツルツルになっても水分を吸収する性質は変わらず、普遍的に使えます。

メーカは絶対しないであろう木材が最適です。

樹脂にカッターで傷入れたりゴムやマジックテープ貼ってみたりとしましたが、いずれも×。上記に気付くのにかなり時間が掛かってしまいました。

普通はこーいうのを試すらしいですが。

説明不要な単純な十字キー貼物板

ゲームパッドの十字ボタンがツルツル滑って困る|ベニヤ板が最適解

やってみたところ、ベニヤ板の厚みは2.5mmがベスト。薄くね?と思う方は両面テープの多重化で厚み調整する方向で。

余談ですが、リモコンのボタン修理として伝導部分にアルミホイルを貼るのが有名ですが、ゲームパッドも同じ。なので、それも合わせお好みで操作感覚を選ぶのがオススメです。

材料

●2.5mm厚のベニヤ板:25mm x 25mm
●両面テープ:少々

道具

●ノコギリ
●ヤスリ
●彫刻刀の丸刀
●カッター

小物作成時には全長20cm位のこういう薄刃タイプのホビーのこぎりが便利です。

作り方

ベニヤ板を25mm角に切り出して十字の形に。2.5mm厚なのでヤスリで簡単に形を変えられます。何なら全てヤスリで整形しても可。

寸法はこんな感じ。少し長めに設定してあります。

ゲームパッドの十字ボタンがツルツル滑って困る|ベニヤ板が最適解

彫刻刀等で中央部に凹みを作った後、形状の調整、引っ掛かり除去のためヤスリがけで仕上げます。

ゲームパッドの十字ボタンがツルツル滑って困る|ベニヤ板が最適解

できたら、裏面に両面テープ貼り付け→カッターで切り抜き。

パッドの十字ボタンに貼り付ければ、完成です。

別の実施例でレベル8豪鬼ぶっ倒す

“ツルツル滑る”を問題視するのは“正確な入力”を目的としてるから。当然、格闘ゲームがターゲットになることでしょう。つまりは昇竜拳。

上記は1辺を8㎜として例を挙げました。頭に入れておくといいのは、辺が長ければ斜め押しが正確になる点。2つの辺を押さえられる面積(By親指)が増大するから。

かと言って、8㎜9㎜にするとちょっと長すぎ→「長めを意識しヤスリで調整」がベスト。そういう意味でヤスリ調整が簡単な2.5㎜厚ベニヤをオススメしています。

以下は4㎜厚ベニヤでの実施例←操作感硬めですが、辺を長くし昇竜拳対策。レベル8豪鬼を討伐してやりました。

天面6ボタンHORIファイティングコマンダー2way無線化改造

辺を長くした場合は、押した際にベニヤ先端部が周囲のパッド樹脂にぶつかるので、裏面に貼った両面テープ先端部分だけ切り落としておくといい感じ。

ほんの少しの手間で作れる簡単改造。剥がせば両面テープ貼り直すだけで再利用可。

滑り止めのミソは“多少の水分”。つまり、汗。ちょっと汚い感はありますがどうせ手垢だらけのパッド。

ニス塗り→ヤスリ→ニス→ヤスリ→ニス→…でテカテカにするのもアリ。ニスのテカテカの滑らないイメージ分かりますか。汗ばむと滑るのかな?面倒なので試してません。

効果は抜群なので結構オススメ。

樹脂が滑るまでゲームするのは結構なヘビーユーザー。ほんの少しの手間で十字ボタン滑ってまう問題を永久に解決してやりましょう。

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