ポク太郎です。
先日故障して分解調査し、冷や汗をかいた中国製HDDスタンド。
懲りずにまた玄人志向の中国製HDDスタンドKURODACHIシリーズを購入し、でも信用ならないので使用前に分解&回路チェックを行いました。
また使いにくそうなスライドスイッチを好みのものに付け替える改造も行いました。
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本記事の内容はあくまで参考とし、真似する場合は自己責任で行って下さい。何があっても筆者は一切の責任を負いません。
また玄人志向の2.5・3.5インチHDDスタンド
12VのACアダプタを繋げ、HDDを差し込んだ状態でUSBケーブルでパソコンにつなぎ読み書き。電源を入れると前面の白色LEDが光り、PCからの読み書きでチカチカ点滅。
今回のはインターフェイスがUSB3.0で、実際コピー動作させたところ実測208MB/s出ました。USB2.0時代はせいぜい30MB/sがMAX。
玄人志向とは町内のパソコン先生ご用達の「サポートなんか一切しないぜ!トラブルも勝手に調べて対処しろ!」を謳うベンダ。
なので安い。製造者と言うよりどっちかてーと格安輸入品を国内に流通させる販売業者。
信用できないのでHDDスタンドの回路チェック
安さを求めるくせに安モンを信用しない身勝手ジジイなので内部を開き、設置前に回路チェックを行いました。
回路を見つめると、DDコンのコイルの位置が遠く離れてるのを発見。恐らく2出力のDDコンで、片方がUSB-SATA変換チップ向け、片方がSATA向け。配置が左上と右下に別れてます。
そのため、基板左上にDDコンIC、SATAコネクタ近辺に出力用のアルミコン。すごく遠い。
回路的には問題無いがパターン的に中国人。劣化部品であるアルミコンが劣化すると動かなくなる懸念が沸くケース。
プリント基板パターンに関しては以前のモデルの方が上手でした。
一応、テスターチェックにより変なショート、レアショートは無く、回路の安全性は確認できたので設置して運用を開始します。
ただし、今回の懸念はACアダプタ。
MADE IN CANBODIAとあります。カンボジアて60年以上内戦してる国で工業製品なんて…、と思ったらそれはミャンマー。無教養爺の勘違い。
ベトナムの南。とはいえ、最重要な電源部品を十分な信頼性で作れるのかは不明。こればっかりは分解すると余計危険なので信用するしか。
因みに前回のモデルは12V1.5A、挿してみた所ジャックの径は同じ。でも今回のは12V2A。USB3.0になったことで多少必要電流が増えております。なので代替できず、むぅ。
使いづらいスライドスイッチを交換改造
さすがにこれでは操作がしづらいので好みのスイッチに付け替え改造を行います。
スイッチ素子は何とか無線、何とか電子て名前の秋葉原系のお店で購入。裾の足りない作業服着て、いかにも外見気にしなさそうな電気系の人だけが入れるお店。最近は“チー牛”て呼び名。
1 | 変更するスイッチが入る大きさ計り、マジックで印。 |
2 | 印に沿ってドリル穴多数。しっかりしたケースですが樹脂なので簡単に穴が開きます。 |
3 | スイッチ用穴くり抜き。 |
4 | ヤスリでキレイに穴仕上げ。 |
5 | 変更用スイッチ埋め込み。 |
最後にスイッチの電極に基板上から該当のジャンパー線を半田付け。電源が通る線なのでできるだけ太い線を使用します。
蓋を閉めると完成。
安全性求めるなら中国製買うな、信用しないなら中国製買うな、文句言うなら金出せ。
一切反論できませんが、声を大にして言わなきゃいけないのが、
まぁ見て頂いた通り、こーいう安かろう悪かろうアイテムは電気系の専門知識を持った者が自己責任で使用するもの。
やっぱり安モンは買うべきではなく、“お得感”を求めるなら専門家を目指すべき。色んな勉強して自分が得できるよう持って行くのが健全な方法であります。
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