ポク太郎です。
ブログのネタが枯渇してしまったため日常の風景。
猛暑日が続く中、AMDCPUFX-8320Eマシンのファンが非常にうるさいです。小口径ファン特有のキーンッとなるフル回転騒音。
あまりに我慢ならないので、大型の静音ファンに付け替えました。入れ替えはリテールクーラー→オウルテックのGI-D56V。
FX-8320Eのソケット形状はAM3+。でもこのCPUクーラーGI-D56Vはインテル含む他のソケット形状にも対応してるようです。
巨大CPUクーラーGI-D56V
ヒートパイプダイレクトタッチ方式てことで、ヒートパイプが直接CPUの上面に接触する方式。冷却性能も期待できます。
今回取り付け対象となるCPU・マザーボードはこちら。
CPU | AMD製FX-8320E、ソケット形状はAM3+ |
マザーボード | GIGABYTE製GA-78LMT-USB3 |
PCケース | ドスパラのMicroATX |
こちらが箱の中の全部品。説明書はインテル向けのも含め図しか書いてない簡単説明。また、ご丁寧にグリスも同梱されておりました。
買ってしまってから確認するいつものマズイ段取り。巨大すぎるこのCPUクーラーがまずケースに入るのかどうかを確認してみました。
まぁー、微妙な感じはあるけど高さ的には一応入るかぁ!?ちょっと飛び出てるがそれはマザーボード上のゴツゴツの上に乗せてるからだと決め付けて取り付け作業を強行しました。
因みにPC内に見える黄色いフラットケーブル。爺のパソコンなのでもちろんフロッピーケーブルでございます。
PCケースからマザーボード取り出し~①
一般的にインテルのソケットは部品面からだけの作業で取り付け可能にしてますが、“確実・安定した接触”て観念ではAMDの方が安心感あります。
ただし、PCケースからマザボンを取り外さないといけないのが面倒。これがAMDリテールの背面金具。単純な長方形の板金がネジ止めされています。
配線を全部外し取り出したマザボン。この小さなリテールファンが轟音をまき散らします。
CPUクーラーを入れ替えるため、現在付いてるリテールクーラーを取り外します。
ピントが外れた失敗撮影。リテールクーラーがホコリまみれで汚ったないので公開するには都合よし。失敗が功を奏しました。
また、元々付いてたCPU上のグリスがカペカペになってるので綺麗に拭き取ります。
AM3+ソケットの背面金具取付~②
トラブル発生!バリが邪魔でボルト通らない→ヤスリ
ここでトラブル。オウルテックの品質問題。
この板金とマザボンにボルトを通して部品面からネジ締めすることになりますが、空転しないようボルトの首部分は円を切り欠いた形状になっています。
そのボルトを通す穴にバリが出ており刺さり切らないトラブル→ヤスリでバリを取り除き、ボルトの首根っこまでしっかり刺さるように加工する必要がありました。
半田面側板金の正しい取り付けと確認事項
結局、正しい取り付け方法はこう。
確認事項は5つ。
○赤線で示しましたが、その角度にボルトの円の切り欠きが向いてること。
○ボルト全部首根っこまでしっかり刺さってること。
○マザボンと板金の間には黒い樹脂ワッシャーを挿入してボルトを通してあること。
○板金の曲げで浮かされる空洞が中央部分であること。
○付属の絶縁シートの貼り忘れが無いこと。板金内側なので上写真では見えず。
背面である半田面からボルトを差し込んだら部品面からキャップ型のナットで締めます。こちらも黒い樹脂ワッシャー挿入。
写真にあるようにこのナットは袋状になっており、ネジ山が片側にしかありません。台座として使うナットなので。取り付け方向はネジ山がある方が上。
これで半田面側の背面板金が固定されます。
説明書に無いヒートシンクの組み立て~③
またトラブル!説明書に記載無いヒートシンクの正しい組立
これは説明書から抜け落ちてるヒートシンクの組み立て。抑え付けるための横棒をヒートシンクに取り付ける方法です。説明書内の完成図から判断しました。
写真左上)インテル向け部品の袋にある小ネジx2を使用、ヒートシンクCPU接触部の側面にネジ穴。
写真右上)上記ネジ穴に上記小ネジを使って連結用金具を取り付けます。
写真中の青矢印がヒートシンク固定のためにネジで掛けられる力(完成時)。
そのためにCPU接触部脇のほんの少しの出っ張り(写真下赤矢印)を連結金具が押す仕組みのようです。
そのほんの少しに引っ掛ける感じなので、それ故上記小ネジでの連結はしっかり。もちろん小ネジ自身も青矢印方向の力を受け止めるんだけども。
仮組してメモリ干渉を確認~④
更にトラブル!メモリモジュールとありがちな干渉
巨大なヒートシンクが他部へ干渉しないか確認します。取り付けてみると、
まぁ巨大クーラー取り付け作戦時にありがちな光景。干渉はしませんでしたが、メモリの付け外しができなくなります。対策としては、
選択肢2. ファンの吹き付け方向をPC前面→背面でなく、背面→前面に変更。
うーん。このPCケースで2番を選ぶ場合、PC背面上部に電源→そこから吸気を行うと排気・吸気のショートサイクル発生。
なんかせっかくの巨大クーラーが無駄になる気がするので、メモリスロットを捨てる選択肢1.を選びました。増設の予定ないし、追加でなく大容量化すれば済む話だし。
購入時はメモリスロットが4本あるマザボンをわざわざ選んだんですが、結局こんな結末。
グリス塗りCPUクーラー取り付けて完成~⑤
径12㎝の大口径ファン。当たり前ですがメチャクチャ静かです。ただし、完成時のマザボンの姿が衝撃的すぎて忘れられません。
轟音に気を取られてPC作業がはかどらないことはなくなりましたが、PCケースを外側からじっと見つめることが多くなり結局PC作業がはかどりません。
眉間にシワを寄せる要因はなくなりましたが、これは成功と言えるのでしょうか。
以上、猛暑の中でCPUクーラー選ぶとどうなるの実験でした。
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