ポク太郎です。
パソコン関連のトラブル記録。うんちくも添えて自分用にメモ。
断線?USB延長ケーブル壊れるってどーいうことよ
机上に放置してたUSB延長ケーブルの再使用時に遭遇した症状。
症状 | 接続したデバイスが認識しない。したとしても、すぐ認識切れるなど安定しない。 |
直接パソコンにつなぐと問題なし→つまり原因はUSB延長ケーブル。
でも単なる延長ケーブルが壊れる場面が想像付かず頭を傾げておりました。
接触不良の要因~フラックス、つまりタバコのヤニ
USBデバイスが認識しない一要因はフラックス。家庭内の場合多くはタバコのヤニ。端子部がフラックスで覆われる現象。
コネクタとは金属同士を接触させ導通させるもの。その部分にフラックスが付着すると接触不良を起こします。
原因究明のため思い出したうんちく。
半田付けの際、コネクタ接触部にフラックスが付着し不良率が跳ね上がるので、電化製品の工場では接触部をマスキングして製造します。
半田のヤニとタバコのヤニは別物ですがニチャッとしたあの感覚は同じ。なので家庭内で発生しても不思議ではありません。
修理方法~丸洗いかしつこく抜き差し
耳が痛くなる修復方法は“禁煙”。が、既にヤニ付きのモノには無力。なので延長ケーブルの丸洗い。
① | 石けん水に30~60分浸す。 |
② | バシャバシャと洗い流す。 |
③ | 徹底的に乾燥。 |
「電気モノに水」←が嫌な場合は、しつこく何度も何度も抜き差しして接触不良部分をそぎ落とします。
でもヤニの場合かなりしつこいので、推奨は覚悟決めて“丸洗い”。
軽視できない理由は「ハードウェアの安全な取り外し」
この接触不良を軽んじてはいけない理由は、
大切なデータ用の大容量HDDやSDカードを繋げるインターフェースだから。
USBはホットプラグ対応のインターフェース。電源を入れたまま抜き差ししても壊れない規格のこと。
でもいつ抜き差ししてもいいはずなのに、Windowsには「ハードウェアの安全な取り外し」という機能があります。理由は、ハード的には壊れなくてもデータ的には壊れるから。
記録媒体へのアクセス中にブチっと通信が切られると当然そのデータは破損。偶然にでもフォーマット情報書き込み命令にデータ化けなんかすると認識すら不可能になる場合も。
二度とアクセスできないようOSに制限させるのが「ハードウェアの安全な取り外し」機能。通信途中の切断でなければ問題ないので。
今回のような接触不良の場合、ちょっとした振動でその通信切断が起きることになるので、同様の破損の危険性が高まります。
理屈を分かってても実際にトラブルが起きた時にはすぐに思い出せず。
それで商売してるわけじゃないので即原因究明につながりません。
なのでここに書き残しておきます。
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