テレビ音声を無線化し手元のスピーカーやヘッドホンで聴くのに必要な機器と環境構築|BluetoothのTXとRX

ポク太郎です。

難聴家系出身です。

テレビのイヤホンジャックからヘッドホンに音声を無線出力してみました。

その環境構築作業の一部始終です。


下調べ~テレビ音声の無線化とは

21世紀初頭は無線化時代。家庭内の邪魔なケーブルを取り除き簡単に無線化できる機器が安価に販売されております。

パッと思い付くのは「テレビの音声を無線機器に送り手元で鳴らしたい。

そういう場合に必要な機器を調べるには、

用途として考えられるのは、

Bluetoothによる無線化用途
1 トランスミッターTX機能
TVの音声をBluetooth化し、無線ヘッドホンへ送信。
接続方法:TV側にBluetooth機器接続。
2 レシーバーRX機能
スマホなどからのBluetooth信号を、従来のオーディオ機器(コンポや車載ステレオ)に送信。
接続方法:コンポ、車載ステレオ側にBluetooth機器接続。

1番の送信役をトランスミッター2番の受信役をレシーバーと言います。

上記リンク中には一台二役を務める機器も多数あり、1番として動かすのをTXモード2番として動かすのをRXモードと呼んでいるようです。

主流はこれらBluetooth機能の電源をUSBコネクタから供給するタイプ。

最近のTVはUSBコネクタを実装しているものも多くあり、そのUSBコネクタとイヤホンジャックをつなぐだけで環境構築できる簡単タイプが多いです。

購入~TV音声ブルートゥース化に必要なトランスミッター

購入したのはこちら三点。

テレビ音声を無線化し手元のスピーカーやヘッドホンで聴くのに要する機器とその環境構築~必要機器
  1. 写真左)無線ヘッドホンソニーWH-CH510
  2. 写真右上)ブルートゥーストランスミッターLITHONのKABT-007B
  3. 写真右下)一般的なAC-USB給電アダプタ

1.ヘッドホンは長時間再生可能なソニーWH-CH510

以前、再生可能時間の短いイヤホンを嫌い、替わりに購入したBlueTooth無線ヘッドホン。今回は白購入。選択の決め手はバッテリー持続35時間。頻繁に充電要するのは使い物になりません。

テレビ音声を無線化し手元のスピーカーやヘッドホンで聴くのに要する機器とその環境構築~無線ヘッドホンWH-CH510

2.TV音声無線化の主役ブルートゥーストランスミッター

やることはテレビ音声の無線化一つなので必要なのはTX機能だけ。という訳で体積も小さく送信機能だけのLITHONKABT-007Bを買ってみました。

テレビ音声を無線化し手元のスピーカーやヘッドホンで聴くのに要する機器とその環境構築~BlueToothトランスミッター

3.ブルートゥース機器に必要な電源はAC-USB給電アダプタ

上記のBlueToothトランスミッターを動かす動力として電源が必要に。接続予定のテレビはUSB端子が無いのでこれを準備しました。

USB規格とは下写真のように4端子のうち外側2本が電源とGNDで、つないだ先に500mAの電源を供給できる仕様。小物の動力はそれを利用するのが最近の主流となっております。

テレビ音声を無線化し手元のスピーカーやヘッドホンで聴くのに要する機器とその環境構築~USBコネクタの電源規格

今回はUSB通信でなく電源だけを期待する機器なので、このAC-USB給電アダプタを使って電源を供給してやります。

設置~BlueToothのトランスミッター接続

接続の詳細はこう。

テレビ音声を無線化し手元のスピーカーやヘッドホンで聴くのに要する機器とその環境構築~BlueTooth機器の接続

ACコンセントに3番AC-USB給電アダプタ、それに2番トランスミッターのUSBコネクタ接続、そこから付属の3芯ステレオケーブルでテレビのイヤホンジャックにつなぎます。

2番トランスミッターの部分がBlueTooth送信元。1番ヘッドホンをそこに近付けペアリングモードに入れてやると「BlueTooth Connected.」と音声が流れテレビの音が鳴り始めます。

ペアリングの方法は接続機器それぞれ個別。このヘッドホンの場合は以前のペアリングと同じやり方

BlueTooth接続でよく懸念される遅延については次項で。

失敗~想定し忘れ=テレビのイヤホンジャックの仕様

失敗したなと思ったのはテレビのイヤホンジャックの仕様。考慮するのを忘れておりました。

テレビのイヤホンジャック仕様は大抵、

ジャック挿し込んだ瞬間、テレビのスピーカーからは音が出なくなる

最近のテレビなら以下のように両方から出力させる設定ができますが、少し古いものは同時出力できません。

テレビ音声を無線化し手元のスピーカーやヘッドホンで聴くのに要する機器とその環境構築~テレビの設定

近くで鳴らしたい一番の理由は“難聴”なので、今回の用途の場合は無線ヘッドホンでなく無線スピーカーの方が適してました。

長時間駆動のを探したらこれが24時間。

イヤホンケーブル二股にして同時出力すると遅延に気付く

元々うちは以下のような構成でテレビの音声を鳴らしていました。

テレビイヤホンジャックPC用のアンプ付き簡易スピーカ

今回、そのイヤホンジャックの先をBlueToothトランスミッターに接続。

元々のスピーカとBlueTooth両方に同時出力するためシコシコ半田付けし二股ケーブル作成。それで同時出力してみると、

BlueTooth側に0.5秒程度の音声遅延が発生

信号変換の手間を考えれば、まぁ仕方ないレベルでしょうか。

対策としては簡易スピーカ側の音量を小音量化&独立で音量を上げられるBlueToothヘッドホン側を大音量化。これで難聴の方の視聴環境は確保できます。

忘れてはいけないのは他の部屋の無関係なテレビの設定。無線なので誰でもがペアリング要求を受け付けてしまいます。

BlueTooth受信機能を持つのはGoogleTV。

なので、無関係なTVでは設定リモコンとアクセサリーBluetooth設定ペアリング要求通知を「受け付けない」に設定する必要があります。

上で失敗&対策したBlueTooth側の音声遅延の問題はBlueToothを使う以上無線スピーカでも同じ。

音楽再生なら比較対象の映像が存在しないので遅延問題は皆無ですが、映像とセットになるテレビ音声はその影響が少し存在します。

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