firefox軽くする必須条件=キャッシュをメモリに保持し高速化!

ポク太郎です。

“重い”が代名詞のブラウザFireFox。動作を軽快にする必須条件とその理由について書きました。

VMwarePlayerVirtualBoxなどの仮想環境中にWinXP、そこでFireFoxを使う場合には必須。特にXPでは劇的に軽くなったバージョン56以降が使えないので。


FireFoxが重い一番の理由

鬼のようにキャッシュを溜め込みます。

数時間ネットサーフィンをしてるだけでキャッシュが数万ファイル。小さなファイルが山のように。

特に仮想環境を含む遅いパソコンだと、ディスクアクセス、ファイルの選別処理に性能を取られ重い重いFireFoxの出来上がり。

キャッシュを探すより、ネット上のデータそのものをダウンロードした方がよっぽどマシな状況。

キャッシュの容量制限を0バイトに

古いFireFoxであれば、キャッシュを溜め込まない設定が可能。

これが表に顔を出してた設定部分。が、これは劇的に速くなったver57Quantum辺りで設定項目が無くなっています。

firefox軽くする必須条件=キャッシュをメモリに保持し高速化!

で、残念ながら最近のバージョンでは本設定がなくなっていますが、以下別の方法でもっと詳細に設定。

重い原因=キャッシュに関する設定一覧

キャッシュに関してはディスクキャッシュオフ、メモリキャッシュオン、メモリキャッシュ容量巨大化で対策するのがベスト。それは断片化防止にも。

これらはver57Quantum以降でもabout:configで設定可能。オプション画面からはなくなりましたが、about:config中には残っています。

0. キャッシュに関する設定一覧

FireFoxのURL欄に「about:config」と打ち込みENTER→“動作保証外となります!”を了解すると設定できます。

  • browser.cache.disk.enable
  • ディスクキャッシュのオンオフ設定。trueで有効falseで無効。

  • browser.cache.memory.enable
  • メモリキャッシュのオンオフ設定。trueで有効falseで無効。

  • browser.cache.memory.max_entry_size
  • メモリキャッシュの容量設定。kB単位で設定します。-1で無制限。

1. ディスクキャッシュ設定「browser.cache.disk.enable」

遅いPCや仮想環境など、ディスクアクセス遅い環境なら「false」推奨。

ただし、毎回ネット上からダウンロードするので通信が従量制だったり月々の通信量制限がある場合は注意。特にPCなら気にするほどのことでもないが。

とにかく遅い一番の原因はこれ。

2. メモリキャッシュ設定「browser.cache.memory.enable」

true」推奨。上記ディスクではなくメモリ上にキャッシュを溜め込みます。圧倒的にメモリの方が高速アクセス可能。

注意点は下の容量。

3. メモリキャッシュ容量設定「browser.cache.memory.max_entry_size」

メモリキャッシュを使用した場合の容量設定。どれくらいキャッシュに割り当てるかを設定します。

単位はkB、初期値は「5120」→つまり5MB。

最近のPCはメモリ数十GB当たり前なので100MB以上当てても平気な雰囲気。100MBの場合の設定値は「102400」。500MBの場合の設定値は「512000」。

おまけ-RAMディスクを利用した方法もアリ

別の方法も存在。PC内にRAMディスクを作成し、そこをFireFoxのキャッシュのディレクトリに指定する方法。

RAMディスク”とは、仮想的なディスクスペースをメモリ上に作成したもの。メモリでありながらHDDやSSDのように扱えます。

RAMディスクは他の用途にも有効な手段。なので備考としてそれを利用した方法も書いておきます。

便利なフリーRAM disk作成ツール

いつシェアウェアに切り替わるか分からないので無料のうちに確保しておくのは重要。

使い方は、あたまのなかとっちらかるさんのImDisk Toolkitの使い方説明ページが非常に分かりやすいのでそちらを参考に。

Firefoxのキャッシュの場所を移動する

上記でRAMディスクを作ったら下の方法でFireFoxのキャッシュ置き場をそこに指定します。

重い重いFireFoxですが、何とかそれを軽く変えようとする。やはり皆がそうする=いいブラウザってことなんでしょうな。

つまり、唯一最大のウィークポイントは、

重い。」

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