ポク太郎です。
ド素人が似顔絵の練習のために始めたこのブログ。開始ちょっと前から数えて二年に満たない程度、描いたのは二、三百人位。
上達してるとは思いますが、未だどうすりゃいいの?が明確に自分で言い表せません。
というわけで、考えを整理するため自分の作業に対する自分の感想文です。
似顔絵とは縮尺が違うのにその人に見えるもの
似顔絵と言うからには似てないといけません。
また、絵と言うからには写真ではありません。
必要となる相反する二つの要素。自分の作業はこのジレンマの間でずっとループし続けてる気がします。
以前、『ゲーム・オブ・スローンズ』のティリオン・ラニスターが描けない描けないと悩んでたときのこと。
身長135cmの小人症の方なので子供イメージ→描いてから写真見るとかなりごつい大人→描き直して見ると子供っぽくない→無限ループ…。
脳細胞が干乾び記憶力に問題のある爺、どうもこのループに陥り易いようです。
似顔絵とは…、
その人に見えるもの。」
全く違う、極端過ぎるのがデフォルメ極意か
鳥山明・さくまあきら著『ヘタッピマンガ研究所』という漫画本によると、大事なのは輪郭、と則巻千兵衛博士を例に解説していました。
それが強く印象に残ってるので常に輪郭を意識して描いてきましたが、“輪郭が大事”てことは「輪郭失敗=似てない」てことに。
“鳥山明といえば世界一絵の上手い人”と、世間に怖がらずにここで断言できる位上手い人。今描いてるのは絵が下手なマウス書きの爺。
なら、
という暴挙に出ます。
●輪郭をただの四角形に
●輪郭が特徴の人は、輪郭だけをやたら極端に
これをデフォルメというのでしょうか。
脱写生画を目指し丸・四角等の単純図形で表現しようとしてた二年前。“似てないから”と取り除くべきはずの写生要素を必死に取り入れてたようです。
自分の目的は脱写生画。だから、よくよく考えれば正しいのは敢えて捨てる部分を作る上記。
問題は、誰だか伝わるのかい?←この一点。上から二番目などは特に。
これまで線による表現の仕方にひたすら注力。が、上のように敢えて捨てる部分を作るとまた別視点での表現が必要になってきます。
“すべて”でなく明確に伝える部分を選び出す-これがデフォルメ似顔絵、カリカチュアの極意なのかも。
高く立ちはだかる壁でございます。
最近、カリカチュアとは、似顔絵とはと思い悩み、凹んでる状態。更新頻度が更に下がっています。
似顔絵に興味のない読者しか読まないブログですが、しばらくの間は一度描いた人物を上記の観点で描き直す作業が主になると思います。
アウトプットが非常に少なく『ゲーム・オブ・スローンズ』まで頭が回らなくなってしまった初老でした。
DVD発売までに何とか描き直せないかしら。
コメント