ポク太郎です。
嘘付きです。
いつも“棺桶入り直前”と自己紹介しておりますが、まだ祖母が生きております。
その祖母もそろそろ100歳。結構ヤバい状況に。祖母のための家庭用ナースコールを導入しました。
導入の理由、必要機能の条件、機種選択の理由、その他環境構築に関する一部始終を書きました。
自宅ナースコール導入に至った経緯
ガンの嫌なところはそこら中に転移すること。肺、心臓、リンパにガンが転移。
その患者が100歳近くとなれば手術も不可能で、更には強い副作用発する抗がん剤投与も危険。どんなに医学の発達した現在であっても打つ手なしの状況に陥ることも。
となれば、家族の願いはどれだけ苦痛を減らせられるか、その一点に尽きます。
指動かすのもガクガクな100歳付近の高齢者が「こんな場合はこの薬飲めば」「こんな場合は医者呼べば」など即断できません。
させるべきことは一つ。
本人の願いは自宅で療養。それを叶えながら上記の目的を果たします。
自宅ナースコール機種選択~意外に家庭用向け少
主流の介護施設用と一般家庭用の条件違い
結構困ったのは「一般的に送信機の数をアピールしてるものが多い」。デイサービスなどの小規模介護施設向けが多く、自宅向けが少ない印象。
介護施設向け | 条件:介護士などの職員(受信者)が決まった場所に待機、介護対象(発信者)が多数。 特徴:受信機の数が少なくて、発信機の数が多い。 |
一般家庭向け | 条件:家族(受信者)の居る場所が複数で、介護対象(発信者)が1人。 特徴:各部屋に設置する受信機の数が多く、発信機は1つ。 |
いずれも、受信機は部屋に設置てことでACコンセントからの電源供給、発信機は子供の首にもぶら下げ持ち運び可能なよう電池駆動。
受信機3つの無線ナースコールを購入
それで選んだのは受信機3つのタイプ。同社なら5つバージョンのも存在し、増設も可。
送信機 | 丸形送信機2つと固定用送信機1つ。いずれも電池駆動。丸形は押しボタンスイッチ、固定用はベルのマークを触ると送信される仕様。丸形は首にぶら下げられるよう青い紐付きです。 |
受信機 | 受信機3つ。100VのACコンセントに差し込むだけで電波を受信し警告音を発します。 |
付属品 | 電池交換用のプラスティックドライバ、-ドライバ。送信機を固定して使用する場合の両面テープ他。 |
左側に写るのは別売りの替え用電池。
こういう重要な機器では電波届かないなんて事態が起きないよう特殊仕様。こーいうナースコール機器では大抵12V23Aという高電圧高電流の特殊電池を採用しています。23Aて桁違いな電流。
補聴器等でも同様に特殊電池採用。嫌なんですが。
でも、電池手配してる間に検知できなかったなんてことにならぬよう替えの電池5本も同時購入しておきました。
電池駆動の送信機の開け方
完成した家庭用ナースコールシステム
固定用送信機は使用せず。理由は丸型送信機とは形状もボタンの仕様も異なり分かりづらいから。緊急時の100歳に混乱させてはいけません。
各部屋のACコンセントに受信機3つを差し込み動作テスト→チンコーン♪チンコーン♪と家中で鳴り響きました。
忘れちゃいけないのは電池残量。頻繁に発信しなけりゃそう簡単に無くならないと予想しますが。定期的に家族が動作テストする必要はありそうです。
こんな重要な機能に中国製。すごく嫌です。それでも買うしかないのはラインナップ揃えてて条件に合うのが中国製しか無いから。
中を開くと分かります。電池の電極が基板に固定されていますが、その固定が怪しいので電池の接触が保証できるのか不安な造り。これが中国製。
日本メーカは頭っから価格で中国に勝てない数千円の機器にビジネスチャンス無しと諦めています。自分もそう判断してきましたが。
でも、最近取り沙汰されてるのは「日本人の給料が下がってる。」更に、ポク太郎は高かろうが安かろうが、山菜の水煮は「山形産」と明記されたのしか買いません。山菜パスタが好物。
中国製3万円が日本製10万円になる話ではなく、数千円がせいぜい1万5千円のケース。
ホントに無理なのか?絶対にビジネスチャンスになり得ないのか?え?日本メーカ?
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