ポク太郎です。
全部レンタルし一気見するほど海外ドラマが大好きです。
そんな大量の映画を見る場合に便利なのが高速再生。また英語ヒアリング練習に便利なのが音楽ファイルの低速再生。
それ向けに自由自在な倍速再生可能な便利なフリーソフトについて書きました。
1. 自由な倍率で倍速再生VLCメディアプレイヤー
軽いのは「Media Player Classic」。が、VLCメディプレイヤーの強みはISOの直接再生とここで取り上げる自由自在な再生速度。
インストール方法等は省略。
1-1. 最大利点は自由に選べる再生速度
一番便利なポイントは高速も低速も選択できる“自由な再生速度”。
【方法1】動画、ディスク、音楽ファイルを開いた後、速度セレクターで再生スピードを変更。設置方法は次項で。
【方法2】もう一つ操作方法がありテンキーの+、-で再生速度変更。“速度セレクター”で設定できる値以上、以下で再生する場合はこの方法で。キー設定は下の「ホットキー」設定で変更可。
【保存】保存した再生倍率をデフォルトとして固定しVLCを起動する設定は、下項2-3. 再生速度を保存し、起動時に固定を参照。
1-2. デフォルトで出現してない速度セレクターの設置方法
視覚的に操作できる【方法1】で使用する速度セレクター設置方法です。
初期状態では、このパーツが配置されてないので、以下で設定。
まず、メニューバーの「ツール」-「インターフェースのカスタマイズ」を選択。
「ツールバーエディタ」という画面が開くので、表中から「速度セレクター」を探し、好みの位置にドラッグ&ドロップ。
ウィンドウ状態時と全画面状態時を別々に設定できるので、タブを「全画面表示コントローラー」に切り替えて(赤二重下線)同様に操作。
最後に右下「閉じる」ボタンを押して完了。
1-3. ついでにコマ送りボタンと特性の説明
ついでにコマ送り機能の話。
「コマ送り」ボタンは上記ジャッキー・チェン画像での「速度セレクター」右側の「右矢印」。コマ戻しは無いですが、「ツールバーエディタ」中の「少し戻る」ボタンで代用。
で、そのコマ送り機能の特性について。
何度もコマ送りボタンを押してると無反応に。これは動画の先読み部分まで到達してしまったため。
なので、そうなったら「再生」ボタンを素早く2回押して(再生→すぐ一時停止)先読み部分を確保するとまたコマ送りが可能になります。(やりすぎるとクラッシュしますが。)
1-4. 高速再生で一気見、低速再生で英語ヒアリング練習など用途倍増
自由に再生スピードが変更できるので使い方が倍増します。
- 海外ドラマの一気見用に高速再生
- 英語のヒアリング練習用に低速再生
- 自分の作業記録を4倍再生で保存
楽しい海外ドラマですが、名作がたくさんあり視聴に時間が掛かって仕方ありません。そんなときは1.3倍速。
mp3などの音楽ファイルも同様に再生できるので若干低速再生。英語のヒアリング練習にもってこいです。
絵を描くなどの自分の作業を録画しておき、ファイル容量節約するため4倍再生で再録画して保存、など。Youtubeにアップする際に再度4倍速で録画し16倍再生へ。
●その他、こうゆうことする場合にも重宝します。
しょーぉぉルぁん どぅッしふぉい けんじあ そみふぇしょぅるぁーあ
しょーぉぉルぁん どぅッしふぉい けんじあ そみふぇしょぅるぁーあ
しょおらんドぅいしゅたるぁ ぁーりんぶらぁじんあむぉ
ぎうんじーあーノ そぅうぃクィだァーぁ
しょおらんドぅいしゅたるルッぁ ぁーりんぶらぁじんあむぉ
ぎうんじーあーノ そぅうぃクぅりぃだァーーぁーーー
1-5. 再生速度による短縮時間早見表
結構調べる方いらっしゃるので速見表。
計算式は、
設定可な 値抜粋 |
60分番組 | 45分番組 |
短縮時間[分] | 短縮時間[分] | |
1.09倍 | 55 [分] | 41 [分] |
5 [分]時短 | 4 [分]時短 | |
1.18倍 | 51 [分] | 38 [分] |
9 [分]時短 | 7 [分]時短 | |
1.28倍 | 47 [分] | 35 [分] |
13 [分]時短 | 10 [分]時短 | |
1.39倍 | 43 [分] | 32 [分] |
17 [分]時短 | 13 [分]時短 | |
1.5倍 | 40 [分] | 30 [分] |
20 [分]時短 | 15 [分]時短 | |
1.63倍 | 37 [分] | 28 [分] |
23 [分]時短 | 17 [分]時短 | |
1.7倍 | 35 [分] | 26 [分] |
25 [分]時短 | 19 [分]時短 |
慣れると1.7倍速とか。それ以上を求める方はこちらの計算シートをどうぞ。Excelのシートですが、LibreOfficeでも開けます。
おススメは「速度が気にもならず、声質も気にならない」1.3倍位でしょうか。10~15分間時短できます。
2. その他分かりづらい点を抜粋して説明
2-1. DVDメニューのボタンを設定したはずなのに出現しない
DVDメニューのボタンは、DVDやブルーレイディスクを再生しない場合は出現しません。
先ほどの設定画面でも|状になって表示されません。が、それでちゃんと設定されています。
実際にディスクを再生すると出現します。
2-2. 毎回ウィンドウサイズ変えるの面倒臭いので記憶させる
初期状態は動画ファイルのサイズにリサイズされてしまう設定になっています。
毎回窓の大きさを調整する作業は面倒なので、設定を変えてしまいます。
上部メニューバー内のツール-設定を選択。
設定画面が現れるので、「ビデオのサイズにインターフェースをリサイズ」のチェックを外し、右下保存ボタン。
これで前回終了したときの窓の大きさで立ち上がるようになりました。
2-3. 再生速度を保存し、起動時に固定
上で再生速度の変更について書きましたが、倍率を保存しその設定をデフォルトとして毎回立ち上げたい場合の方法。起動時はその倍率固定で起動、起動後に変更可能。
メニューバー-ツール-設定。
→設定ウィンドウが出るので、左下設定の表示をシンプルからすべてに変更。
→詳細設定ウィンドウに切り替わるので、表中一番下入力/コーデックをクリック。
→右窓内に項目「再生速度」があるのでそこに好みの数値を入力して、右下保存ボタン。
これで次回からその倍率設定で起動します。※終了時の設定を次回起動時に持ち越す機能は現状無さそうです。
VHSでコマ送りとか、そんな時代とは程遠い便利な世の中になりました。
コメント
VLCの再生速度アイコンどこやねん!って思っていた時に
本当に助かりました。ありがとうございます。
>サクさん
お役に立てたようで何よりです。コメントありがとうございます。