ポク太郎です。
道徳観念の薄い古代の覇権争いを描いたドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。
権力を目指す者の動機は恨み、報復、エトセトラ、エトセトラ…。民のことなどそっちのけ。
その恨み、報復について今回着目したのは最上位の貴族に生まれた小人症ティリオン・ラニスターと王都の諜報機関の長ヴァリス
。
この記事はその核心部分に対する話なので思いっきりシーズン5の
を含みます。ご注意下さい。
動機は「恨み」「報復」
重大な事件を起こしてしまったティリオン。厳戒態勢の中、王都を脱出→船で海外へ逃亡。
逃がしたのは諜報機関の長ヴァリス。当然ヴァリスにも危険が及ぶこと。
底面に直径8cm程の穴が空いた木箱にティリオンを押し込め、絶対に見つからないよう密封。
海上に出てしまえば安全と考えるティリオンに対し、事の重大性を認め石橋を叩くヴァリス。逃亡先到着まで密封します。
なんとか海外の逃亡先へ到着した二人。やっとティリオンが木箱から開放。
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「この穴からクソする気持ちが分かるか?」 |
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「いいえ、それを拾って捨てる気持ちしか分かりません。」 |
即座に切り返すヴァリス。さすがのティリオンも言い返せません。
天才ティリオンの「報復」
大后サーセイは“ティリオンを捕らえた者には賞金”とお触れ。それは七王国に留まらず世界中に。
賞金首ティリオンは見た目に目立つ小人症。絶対に見つかってはいけない二人。
今度は馬車の荷台に閉じ込められ延々と移動。久しくヴァリスの顔しか見ていないティリオンは、
「I have to get out of this wheelhouse…」
「I have to get out of this wheelhouse…」
「I have to get out of this wheelhouse…」
(私は馬車の荷台から出ないといけない。)
とブツブツ連呼。
言うことを聞かないティリオンにヴァリスも根負け。大都市の娼館に行くことになります。
着いた娼館でも口うるさいヴァリス。その場から離れようとするティリオンに慌て、
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「どこへ?」 |
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「毛のある人間と話す。」 |
即座にティリオンが報復。さすが天才。負けてはおりません。
この緊迫したシリアスなドラマにおいて、この二人の報復合戦は何とも言いがたい安心感を与えられます。
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