ポク太郎です。
過去の『プリズン・ブレイク/Prison Break』の行動理由・原因を振り返るためのあらすじ解説集。
ふと気になっては何度も見返す自分用。海外ドラマ多すぎで時間足りないので。
シーズン4までの
を含みます。
- プリズンブレイク~S4前半あらすじ
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プリズンブレイクS4~各エピソードあらすじ
- シーズン4第1・2話『スキュラ・オデュッセイア/SCYLLA・BREAKING&ENTERING』
- シーズン4第3話『シャットダウン/SHUT DOWN』
- シーズン4第4話『ワシと天使/EAGLES&ANGELS』
- シーズン4第5話『金庫破り/SAFE&SOUND』
- シーズン4第6話『チームプレー/BLOW OUT』
- シーズン4第7話『ハードウェイ/FIVE THE HARD WAY』
- シーズン4第8話『代償/THE PRICE』
- シーズン4第9話『大いなる成就/GREATNESS ACHIEVED』
- シーズン4第10話『レジェンド/THE LEGEND』
- シーズン4第11話『賽は投げられた/QUIET RIOT』
プリズンブレイク~S4前半あらすじ
失ったスキュラ奪回のためウィスラーを脱獄させたのが工作員名“スーザン”ことグレッチェン。
合流したマホーンは組織を潰すためウィスラーと一緒にグレッチェンを利用したとのこと。
回収したスキュラがコピー品だったことでグレッチェンが失脚→後を継いだ暗殺者ワイアットがウィスラー殺害しスキュラ回収→黒幕に全員殺害を命じられました→マホーンの息子殺害。
対組織陣営として登場したのはNSA国土安全保障省の官僚ドン・セルフ。
刑期15年のマイケル、狙ったワイアット配下を射殺したパナマのリンカーン、SONA暴動で脱獄したスクレとベリック、マホーン。
サラの後見人ブルースにより保釈され、サラと再会したマイケルですが、組織存続する限り安息は無いとセルフが依頼する侵入作戦を引き受けました。
組織機密の記録とされるスキュラが1枚だけでなく6枚存在、組織本部にある解読器必要など次々判明するも、放免のため・組織潰すため奮闘。
一方、ウィスラーがSONA脱獄時に落とした鳥の本を頼りに謎解きに励むのがティーバッグ。GATE社に入り込み秘密を掴みます。
そのティーバッグを捕獲したのが、拷問から脱出したグレッチェン。スキュラの正体を知る人物。
組織の暗殺者ワイアットへの復讐劇が繰り広げられる中、グレッチェンも取り込んだマイケルらは遂に黒幕クランツ将軍のビルに潜入しました。
プリズンブレイクS4~各エピソードあらすじ
シーズン4第1・2話『スキュラ・オデュッセイア/SCYLLA・BREAKING&ENTERING』
S4E1『スキュラ・オデュッセイ』 | |
あらすじ | 第1・2話ひとまとめにした2時間。サラの仇としてグレッチェンを追うマイケル。ウィスラーを追い詰め判明したのは“サラ生存”。マホーンの話ではウィスラーは組織潰す側でグレッチェン利用してるだけ→ある建物への侵入とサラ居場所情報交換の交渉中にウィスラーが射殺されてしまいます。侵入したい建物とは組織の建物→NSA国土安全保障省ドン・セルフが各メンバーを逮捕し取引へ。サラと再会したマイケルは組織存続する限り怯え続けると悟り要求に応じました。一方、パナマでの立場を捨て強盗に襲われ食人までしながら国内へ舞い戻ったのがティーバッグ。拠点ロサンゼルスの倉庫で作戦開始。秘密兵器は3m以内のデジタル機器の情報を抜くコピー装置。スキュラの番人からコピーを得ますが、衝撃の事実判明→スキュラの番人は6人。また、マイケルが突然鼻血、行方を追う暗殺者ワイアットはマホーンの家族を襲い、グレッチェンとサラの後見人ブルースを拷問中。 |
解説 | ●サラ生存の理由付け: 逃亡されたのでグレッチェンが嘘付き続けた、リンカーンが生首見たのは駐車場の暗がり、LJは目隠しされ音しか聞いてない。 ●ウィスラーがマイケルを頼る理由: ある建物への侵入方法が鳥の本に書かれており、SONA脱獄時に紛失したから。それを拾い武器にしようとしてるのがティーバッグ。 ●ウィスラーに関する真相と正体: 父親アルド・バローズ、スキュラ捜索の個人契約者&組織裏切ったウィスラー、NSAドン・セルフが繋がった工作だった様子。グレッチェンが失ったスキュラ奪回のためSONAのウィスラーに目を付ける→結局今回回収できたのはコピー→失脚し代替役が暗殺者ワイアット→ウィスラー殺害し回収完了→関わった全員の暗殺が発令されました。 ●メンバーがドン・セルフの元に結集した訳と引き受ける理由: リンカーン:パナマで暗殺者ワイアットの手下射殺→NSAが国内へ引き取り。 マホーン:大昔のシェールズ殺害容疑、とSONA脱獄かな。 スクレ、ベリック:SONA暴動で脱出→国内では犯罪者。 マイケル:SONA脱獄の件かな。(武装強盗罪等はS2最後免責の見通しだった筈。) 組織が存在し続ける以上サラが怯え続けるから引き受けた。 ●ドラマの時間稼いだだけの分かりにくい『プリズン・ブレイク』らしい変遷: 運転手見つけ当たり屋→持ち歩いてないので自宅金庫→メイドのバッグに複製機仕込み→警備会社装い書斎に入らせコピー完了→バッグひったくるが無い→メイド帰宅時に気付いて机に→早朝に向かいの家の警報機鳴らし、セキュリティ切らせる→侵入して複製機回収。 |
シーズン4第3話『シャットダウン/SHUT DOWN』
S4E3『シャットダウン』 | |
あらすじ | 実は6枚あったスキュラのカード→セルフに怒鳴り込みますが、釈放条件変わらず解読器奪取。メールを傍受しスキュラの件の会合と察知→暗号解読に奮闘しますが、NSA上司から中止命令出されたセルフが捕獲に→逃亡の中、星座の広告から暗号を解いたマイケルが残り5人の番人を撮影→セルフが上官命令をはねつけ独断で上院議員に→作戦続行。暗殺者ワイアットはサラの後見人ブルースから居場所ロスを聞き出し射殺、息子キャメロンを殺されたマホーンは元部下ラングに検死情報を依頼。息子死亡の件聞いたリンカーンはマホーンに復讐手伝うと申し入れ握手。一方、鳥の本から鍵を見つけたティーバッグがアパートへ到着しGATE社を調べます→電話し、偽名“コール・ファイファー”がまだ面会前で顔が割れてないことを知りました。 |
解説 | ●マホーンとリンカーンの因縁: 常に一緒に居るので忘れてしまいますが、シーズン2国外脱出時のボイショイブーズの場所でFBIマホーンがリンカーン兄弟の父アルド・バローズを射殺しました。SONA脱獄時の海岸で息子キャメロンの写真を貴重品袋に入れさせなかったり、倉庫で射殺しようとしたり恨みつらみはよく描写されますが。 ●不快なアジア人ローランドがサーバー室に居た理由: メールは傍受できても本文探すにはサーバーへの直接アクセスが必要で侵入しました。重要部分保護の観点から災害警報により酸素抜かれた部屋。 |
シーズン4第4話『ワシと天使/EAGLES&ANGELS』
S4E4『ワシと天使』 | |
あらすじ | 車のナンバー横のトルコの国旗を頼りに番人探し→降りた女性リサ・タバックがスキュラ番人と判明。出席する会合は殉職した警官の式典→警官のバッジを入手し侵入→が、警護に発見され1人殺害→マホーンが機転を利かせリサ横の別の警護に身元確認依頼し足止め→マイケルが複製機にコピーしました。マホーンがローランドに調査依頼する暗殺者ワイアット。セルフからブルース死亡を伝えられたサラは打ちひしがれバーへ→カード盗まれ居場所バレ→ワイアットがサラを尾行。一方、GATE社へ入り込んだティーバッグはウィスラーが希望した角のオフィスで鳥の本を調査中。キーワードは“シン”。 |
解説 | ●『プリズン・ブレイク』の欠点になってしまった成功要素: 警官のバッジ入手のために別場所のどこかへ侵入。物資供給が限られた刑務所内でのその辺の手筈とか謎の作り方「マイケル何すんの?」が本番組の成功要因だったはずが、何でも入手可能&広すぎな塀の外でそれやると思い出しづらいだけの無駄情報に変貌。この辺はこのドラマの不運であった気がします。 |
シーズン4第5話『金庫破り/SAFE&SOUND』
S4E5『金庫破り』 | |
あらすじ | 番人の中にセルフの顔見知り→財務官僚のビル潜入→金庫裏側からスキュラを奪いました。ワイアットの尾行を振り切ったサラ。マホーンが妻パムに目通しした写真を見せ特定→バー・ホテルで聞き込みに追跡。拷問されるグレッチェンは遂に脱出。GATE社オフィスで鳥の本を調査するティーバッグの元に客シン→“スキュラ”の情報を得ました。捜索するベリック・スクレが来社しますが、受付嬢が嘘→ティーバッグが3%渡しを約束し受付嬢を懐柔しました。また、サラが大インフレで話題になるラオス=組織と関係、“閣下”と呼ばれる人物に気付き、マイケルは番人の部屋でその黒幕の声を確認しました。 |
解説 | ●ここでも安モン描写: 金庫裏に穴開けてコピー中→将軍が実物確認してくれ→危機一髪CMタイム→番人「信用してないのか?」と手を止め間に合った。評価されるには少なくとも数時間は視聴者が思い返せる必要がありますが、その数時間すら覚えてられないようなのは悪手と思います。 |
シーズン4第6話『チームプレー/BLOW OUT』
S4E6『チームプレー』 | |
あらすじ | 競馬場でスキュラ番人の馬だけスタート遅れる細工→支配人へのクレーム中にスキュラ―コピー。が、回収した複製機持ったままマホーンが閉じ込められ逮捕。セルフが向かいますが回収は複製機だけ→チーム内がバラバラに。結局、マホーンがマイケルに電話し、絶対に口割らないから息子キャメロンの仇討って妻パムに連絡してくれ→捨てる決意してたマイケルはセルフに歯向かい、裁判所にて救出しました。救出されたマホーンはホテルで得たワイアットの電話番号に電話→そのメモをアジア人ローランドが拾います。一方、ワイアットの監禁から脱出したグレッチェンは姉の家→ウィスラーの遺品を奪い、GATE社に入り込むティーバッグのアパートへ→同僚アンディに疑われ逃げて来た不審人物ティーバッグを捕らえました。 |
解説 | ●『プリズン・ブレイク』矛盾: 馬主だと分かってるなら観客席探して後ろで2分待ってたら簡単にコピーできたのでは?馬主が競馬場に居る筈だから罠仕掛けてる訳だし。 |
シーズン4第7話『ハードウェイ/FIVE THE HARD WAY』
S4E7『ハードウェイ』 | |
あらすじ | 警備の緩い旅行中を狙うためリンカーン・サラ・スクレ・ローランドがスキュラ番人の居るベガスへ。そこでリンカーンが元医者サラにマイケルの鼻血と母親の脳腫瘍の話。スキュラはサラの色仕掛け効果なし→スクレ色仕掛け→ホテルに入り込みコピー完了。が、データは退避したもののローランドがカジノ→複製機没収。一方、マイケルらに姿見せる訳に行かないグレッチェンが捕らえたティーバッグを利用→GATE社受付嬢にベリック・マイケルを誘き出させ鳥の本の謎解き用に捕獲。邪魔なGATE社同僚アンディはグレッチェンが始末。逃亡したマホーンがセルフから追跡機受け取り救出へ→ティーバッグ閉じ込め。その場をワイアットが目撃し官僚セルフがマイケルらと繋がってることを確認。 |
解説 | ●鳥の本の謎判明: シーズン3SONAから引っ張った鳥の本の謎は閣下クランツ将軍のビルへの侵入方法。GATE社の隣のビルでした。 ●ティーバッグへのマイケルのスキュラ説明: 三つ巴・四つ巴となる戦闘への錯乱とするため目的を“金”と答えました。本当の目的は“釈放”ですが。 |
シーズン4第8話『代償/THE PRICE』
S4E8『代償』 | |
あらすじ | 先回、複製機を没収され疎外されるローランドがワイアットに電話し裏切り。クランツ将軍の車に体当たりする策をばらし失敗→スクレが撃たれます。マイケルが察知→PCに発信機→ローランドは裏切り現場でワイアットに撃たれ悶死→マホーンがワイアット捕獲。マイケルはグレッチェンと会談→サラの問題はあるも、鳥の本残りのページ提供の代わりに組むことに。閉じ込められてたティーバッグは解放されますがそこにシン→“スーザン”として過去の作戦を成功させたグレッチェンが交渉しスキュラ1億2500万ドル。聞いたティーバッグは受付嬢を味方につけグレッチェンの指紋を採取しました。弱み握るため。また、スキュラ狙いを察知したクランツ将軍は移動を命じました。 |
解説 | ●アホリンカーンの策に頼った訳: クランツ将軍の車に突っ込むアホリンカーンの策。原因は複製機没収され本人から直接奪うしかなくなったから。ローランドのせいですが、本人はマホーンが捨てたメモから裏切りへ。 ●リンカーンは元から殺人犯: 物語開始時から散々無罪を主張し逃げ回っていたリンカーンの回想シーン。友人デレクとの強盗現場でしたが思いっきり運転手を銃撃しています。確かに副大統領弟テレンスは殺してませんが、少なくとも強盗殺人または殺人未遂経験のある犯罪者でした。制作陣爪甘すぎじゃね。 |
シーズン4第9話『大いなる成就/GREATNESS ACHIEVED』
S4E9『大いなる成就』 | |
あらすじ | マイケルはGATE社で潜入作業開始→難問は市の水道管→パイプ通し通路を作ろうしますが重すぎで失敗→ベリックが中に入り自ら犠牲に。遂に捕獲したワイアット→拷問にも耐える暗殺者なのでセルフが音声合成→殺害許可を得たマホーンは最大限の苦痛を与え妻パムに電話→怯えた声を聴かせ復讐完了。セルフはクランツ将軍に合成した音声を聴かせ死亡を偽装しました。また、グレッチェンは身支度をし銃を構えて組織へ→クランツ将軍の愛人でした。 |
解説 | ●タイトル『大いなる成就』とは: マホーンの復讐完了のことでしょうか、それとも、薄汚いベリックを無理矢理に描いて死亡させたことでしょうか。一番あり得ない人物像ですが。「人は変わる」を言いたいならシーズン4突入後にスクレへの裏切りor逃亡勧誘入れちゃいけないと思うんですが。何かおかしいこと言うてますかね、ワタクシ。 |
シーズン4第10話『レジェンド/THE LEGEND』
S4E10『レジェンド』 | |
あらすじ | マイケルが図面中のメッセージ解読→建築設計デイビッド・ベイカー→倒れて先天性の腫瘍と診断されたマイケルに代わりマホーンが設計士捜索→組織に追われる様子の会話聞いた設計士妻が“判例表”→侵入作業で地雷を踏んだスクレを救出しました。課題は侵入と6枚目のスキュラ。スキュラはグレッチェンに任せることに。一方、ティーバッグは受付嬢に調べさせたグレッチェン姉の住所取得→受付嬢が会話時に“ウィスラー”→受付嬢はセルフ配下のNSAホルツ捜査官でした→怪しむティーバッグが調査し受付嬢の人材派遣会社に電話するとセルフの声。 |
解説 | ●デイビッド・ベイカーの態度: 庶民の味方である建築設計士が組織に脅され設計、罪悪感で図面中にメッセージ。妻はそれを気に掛けてるので、マホーンとの口論聞いて協力した。恐らく。 ●地雷に仕掛けられた罠: 撃鉄を外し解除しようとするグレッチェンを謎解いたマホーンが止めました。通常の地雷解除を行うと警報が鳴る仕組みで、壁の解除装置が正解だった。 |
シーズン4第11話『賽は投げられた/QUIET RIOT』
S4E11『賽は投げられた』 | |
あらすじ | スクレとマホーンが壁の破壊工作作業の中、グレッチェンがクランツ将軍に色仕掛け→が、見破られ失敗、絶縁宣言→代わりにマイケル宛てに何かの書類。6枚目奪取失敗し、手術を控えるマイケルも作業へ→解読器目前まで侵入しクランツ将軍を誘き出します。受付嬢を疑うティーバッグはグレッチェンにチクり→客シンに頼み排除計画→電話を盗聴させセルフと一緒に捕らえます。 |
解説 | ●詰めの甘さが気になる描写: 振動・騒音・温度監視の世界最難関のセキュリティ。液体窒素のデュワー瓶を体に巻き付け絶対に落ちない・スポンジ巻いてぶつけても音が出ないよう念には念を入れて侵入する筈です。マイケルが天才なら。 |
ちょっといい加減な作りが目についたシーズン4。シーズン3での凋落っぷりに焦ったか、話続けようが無くなり万策尽きたか。
第一話でいきなりドンデン返しサラ生存、堂々と会話始めるメモジジイ、極めつけはあり得ないベリックの自己犠牲。
もう制作陣には話作るどころか仕掛け作る気力も残ってなかったようです。
「お前、どうやって出る気だ?」
「あれ!?」→「ギャー!!」
「ブラッーードッ!!」
の方がマシだった気がします。それでもベリックを重んじるメンバーの、その後の母親への連絡騒動は自然に繋がるし。さすがにベリックの自己犠牲は少年モノ過ぎますよ。
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