ブレイキングバッド|シーズン毎の金の動きと行動理由をあらすじで追いかけ解説

ポク太郎です。

大量にある名作ドラマ。ふと思い出して気になるのは「あのキャラなんでそんな行動したんだっけ?」。

思い出すためには再視聴=膨大な時間。思い出せるような目録があると便利です。

でも、ゲームオブスローンズ程難解なら細部に至る説明要する場合もあるが、通常ネタバレはドラマの価値を落とすだけ。大好きなおススメの価値を下げるのは本意に非ず。

という訳で、視聴済の方のみが分かる意味不明ワードで構成するヒント集。『ブレイキング・バッド/Breaking Bad』を復習するため、短文あらすじでまとめます。


ブレイキング・バッド登場人物と相関関係

ウォルター一家と関係者

ブレイキング・バッド登場人物似顔絵|ウォルター・ホワイト/Walter White演じる俳優ブライアン・クランストン/Bryan Cranston
ウォルター一家関係者
ブレイキングバッド登場人物似顔絵-ウォルター・ホワイト/Walter White役俳優ブライアン・クランストン/Bryan Cranston-エミー賞二回受賞 ウォルター・ホワイト
高校化学教師。ブルーメスの製法を確立することに。意味は“青いメタンフェタミン”。
ブレイキングバッド登場人物似顔絵-スカイラー・ホワイト/Skyler White役女優アンナ・ガン/Anna Gunn スカイラー・ホワイト
ウォルターの奥さん。元会社経理担当。
ブレイキングバッド登場人物似顔絵-ウォルター・フリン・ホワイト・Jr./Walter White, Jr.役俳優RJ・ミッテ/RJ Mitte ウォルター・ホワイトJR
ウォルターの息子。“フリン”を名乗る。普段は松葉杖、車椅子に乗ることも。神経系のハンデキャップを持つ。
ブレイキングバッド登場人物似顔絵シーズン1~-エリオット・シュワルツ/Elliott Schwartz演じる俳優アダム・ゴドリー/Adam Godley
ブレイキングバッド登場人物似顔絵シーズン1~-グレッチェン・シュワルツ/Gretchen Schwartz役女優ジェシカ・ヘクト/Jessica Hecht
エリオット・シュワルツグレッチェン・シュワルツ
ウォルターの大学時代友人。巨大企業グレーマター社経営者。

“シュワルツ”はドイツ語で黒。共同起業者ウォルターが自身の姓“ホワイト”と合わせて社名“グレーマター=灰色の物質”と命名。
カルメン カルメン・モリーナ
ウォルターが勤める高校の校長。
ボグダン ボグダン・ウォリネッツ
生活費を補うためウォルターがバイトする洗車場オーナー。眉毛が凄い人。
テッド テッド・ベネキー
スカイラーが勤めてた会社の社長。

ハンク一家と関係者

ブレイキング・バッド登場人物似顔絵|ハンク・シュレイダー/Hank Schrader演じる俳優ディーン・ノリス/Dean Norris義弟DEA麻薬取締捜査官
ハンク関係者
ハンク ハンク・シュレイダー
DEA=麻薬取締局捜査官。
ブレイキングバッド登場人物-マリー・シュレイダー/Marie Schrader役女優ベッツィ・ブラント/Betsy Brandt マリー・シュレイダー
スカイラーの実妹でハンクの嫁。
ゴメス ゴメス
DEA取締捜査官。ハンクの部下。
ブレイキングバッド登場人物似顔絵シーズン3~-ソウル・グッドマン/Saul Goodman役俳優ボブ・オデンカーク/Bob Odenkirk、スピンオフ『ベターコール・ソウル』主役 ソウル・グッドマン
主にDEAに逮捕された容疑者を弁護する悪徳弁護士。裏社会に精通しておりジェシーウォルターの資産管理人に。

ジェシー・ピンクマン関係者

ブレイキング・バッド登場人物似顔絵|ジェシー・ピンクマン/Jesse Pinkman演じる俳優アーロン・ポール/Aaron Paul
ブレイキング・バッド用語:
ビッチ”…この番組では“性悪女”でなくジェシーの行く道を阻むもののこと。
例)磁力に抵抗するノートPC、メチルアミン輸送用貨物列車、警察署証拠品保管庫の壁など多数。
ジェシー関係者
ブレイキングバッド登場人物似顔絵-ジェシー・ピンクマン/Jesse Pinkman役俳優アーロン・ポール/Aaron Paul ジェシー・ピンクマン
ウォルターの元教え子。“キャプテン・クック”の名でメス製造者。
スキニー・ピート スキニー・ピート
ジェシー友人。ゴツゴツ顔の小柄なヤツ。刑務所でトゥコと同房。保護観察中。
コンボ コンボ
ジェシー友人。モヒカンピアス。
バッジャー バッジャー
ジェシー友人。ちょっとオツムが足りない高身長のヤツ。
ジェーン ジェーン・マーゴリス
ジェシーの隣に住むことになる女の子。ジェシーの彼女。
ドナルド ドナルド・マーゴリス
ジェーンの父親。航空機管制官。
アンドレア アンドレア・カンティージョ
断薬会でジェシーが出会った女性。弟トーマス、息子ブロック

サラマンカ家関係者

ブレイキング・バッド登場人物似顔絵|ヘクター・ティオ・サラマンカ/Hector Salamanca演じる俳優マーク・マーゴリス/Mark Margolis
サラマンカ家関係者
トゥコ トゥコ・サラマンカ
ニューメキシコ州アルバカーキ周辺の薬物流通を仕切るギャング。
ヘクター ヘクター・サラマンカ
トゥコの叔父。全身不随でベルでチンッと鳴らし会話する爺。
双子 サラマンカ家双子
レオネルマルコ兄弟。トゥコの従兄弟。サラマンカ家のヒットマン役らしい。
ゴンゾ ゴンゾ
トゥコの部下。
クレイジー・エイト クレイジー・エイト本名:ドミンゴ
トゥコの一段下の元締め。

トゥコの後釜でなく、その下の販売員。スピンオフ『ベター・コール・ソウル』では、上納金が足りずトゥコ配下ナチョベター・コール・ソウル/Better Call Saul登場人物似顔絵|イグナシオ・ナチョ・ヴァルガ/Nacho Varga演じる俳優マイケル・マンド/Michael Mandoに殴られてます。通り名クレイジー・エイトの理由もそちらで語られます。
エミリオ エミリオ・コヤマ
クレイジー・エイトの従兄弟。ジェシーの元相棒。

ガス関係者

ブレイキング・バッド登場人物似顔絵|グスタボ・ガス・フリング/Gustavo Gus Fring演じる俳優ジャンカルロ・エスポジート/Giancarlo Esposito
ガス・フリング関係者
ブレイキングバッド登場人物似顔絵シーズン3~-グスタボ・“ガス”・フリング/Gustavo Gus Fring役俳優ジャンカルロ・エスポジート/Giancarlo Esposito ガス・フリング
チキンのジャンクフード店「ポジョス」経営者。DEAを積極的に支援してる意味は“敵は最も近くに。”
ゲイル ゲイル・ベティカー
ガスが雇う化学者。
ブレイキングバッド登場人物似顔絵シーズン2~-マイク・エルマントラウト/Mike Ehrmantraut演じる俳優ジョナサン・バンクス/Jonathan Banks マイク・エルマントラウト
ガスの用心棒。
ヴィクター ヴィクター
ガスの忠実な部下。
タイラス タイラス
ガスの部下。ヴィクターの後任。
リディア リディア・クエール
巨大企業勤務。立場を利用しガスのビジネスに関わる女性。

他のギャング

ブレイキング・バッド登場人物似顔絵|トッド・アルキスト/Todd Alquist演じる俳優ジェシー・プレモンス/Jesse Plemons
その他のギャング
ボス ドン・エラディオ
サラマンカ家ガスのグループも支配する麻薬カルテルボス。
ボルサ ホアン・ボルサ
ガスのボスで麻薬カルテル幹部。
トルトゥーガ
麻薬カルテル幹部。“亀”。
ジャック ジャック
害虫駆除業者を装う窃盗団リーダー。
トッド トッド・アルキスト
ジャックの甥。ウォルターのビジネスに積極的に関わろうとする青年。

バカを見た真面目な化学教師 シーズン1あらすじ

※横幅足りないスマホ閲覧時は90°回転で見て下さい。
ブレイキングバッド』立場別相関あらすじ~シーズン1
家庭 裏仕事 ジェシー
ガン発覚。
ハンクの捜査見学。 元教え子ジェシー恐喝し裏稼業。学校からビーカー、フラスコ。 メスビジネス強要される。キャンピングカー手配。
メタンフェタミン製造。 元相棒エミリオのいとこクレイジー・エイトに売り込み→捕獲。
クレイジー・エイトエミリオに赤リン。
荒野→ジェシー宅の地下室でクレイジー・エイトに車輪止め。
ジェシーとコイン投げで役割分担。
酸に溶ける浴槽使い、ジェシー宅の天井抜ける。
旧友大富豪シュワルツ家から申し出。高額医療拒否するが家族が説得。 卸業者トゥコへの直接納入をジェシーに強要。 同房だった友人スキニー・ピート頼りトゥコに面会。接触時にボコボコに。
闘病生活、化学療法→坊主頭へ。 トゥコ事務所爆破しジェシーの慰謝料強奪。
メチルアミンのドラム缶→製法変更でブルーメス誕生。
トゥコと提携「タイッタイッタイッタイッ!」。

シーズン1は恐らくパイロット版。なので「トゥコに出会うまで」の全7話で短か目です。

化学教師ウォルターの人物像

小説と違い映像作品では登場人物の思惑が画面に映らないので、“何故疑った”“どう受け取った”など視聴者に伝わらない場合も。なので、描かれたウォルターの人物像を少し。

象徴的なのはウォルターが嘘を付く場面。事細かに辻褄が合うよう1から10までグダグダグダグダと妻スカイラーに説明する描写をよく見かけます。

化学者ウォルターは全部辻褄合えば疑われないと思い込んでますが、一般から見ればその時だけ詳細に辻褄合わせて語ってるからバレバレの嘘と察知。それすら気付かない人物像。

わざわざそんな台本を作るのは、裏社会どころか嘘を付くことすら経験の無い実直な人生を送った化学教師だと表現してるものかと。

また、化学の世界といえば高分子学。極端に大きな数を“天文学的数字”と呼びますが、それの更に1億倍・1兆倍などの大きな数を表現する言葉が“高分子学的数字”。

高分子とはベンゼン環-OH基-COOH基等の組み合わせ。その組み合わせパターンの数がメチャクチャ膨大になるのが理由。

つまり、嘘すら付かない人生を歩み、やたら組み合わせ分析に長けた化学者ウォルターが裏社会で騒動を巻き起こす物語。

組み合わせパターンとはトゥコがどう動いてジェシーがどう動くも同じ。普通なら「人間そんなことする訳ない」で片付ける話も、裏社会を知らず警戒するウォルターは想定してしまいます。

それがしぶとく生き残れた理由でもありますが、上記の“ウォルター人物像”を意識しておくと“何故疑った”“どう受け取った”が見えやすくなると思われます。

裏社会知らずジェシーに無理強い シーズン2あらすじ

※横幅足りないスマホ閲覧時は90°回転で見て下さい。
ブレイキングバッド』立場別相関あらすじ~シーズン2
家庭 裏仕事 ジェシー
キチガイトゥコが部下失踪理由勘違い→ウォルタージェシーにメキシコ行強要。
義弟ハンクが失踪したウォルター捜索→ジェシーの車→銃乱射するトゥコ射殺。 トゥコの監禁から脱出。
意識不明偽り帰還。第2の携帯疑うスカイラーに“携帯のアラーム”と嘘。 車押さえられ金没収、家も没収→宿なし。
散財ウォルターが金半分→ジェーンの賃貸へ。
高額医療費はエリオット夫妻支援とスカイラーに嘘。
いよいよ末期症状。実家へ金の無心へと嘘。 焦って作り溜め。 “自らトゥコになる”。
ジェシー有名になりシマ荒らし強要。 売人スキニー・ピートを襲ったヤク中の家でイナイイナイバァ。
放射線治療効き、手術も可能に。ただし手術約20万ドル。 売人バッジャー逮捕で裏社会弁護士ソウル・グッドマンと出会う。 親密になったジェーンと父親の確執はクスリ。
シマ荒らしで売人コンボ射殺。ビジネスに暗雲。
ホリー出生。 ソウルガス紹介→取引成功し48万ドル/人。
高額手術直前に“どっちの携帯?”。他エリオット夫妻の件・実家の件・医療費支払い済の件もバレてて、別居強要される。 薬止めないジェシーの取り分預かる。 父親にバレ、逃走資金のためジェーンが恐喝。
ゲロつまり放置→ジェシーぶっ壊れる。
スカイラー離婚提言。離婚弁護士にも裏稼業の件相談。
飛行機事故。

ウォルターの罪悪感

断薬会に遅れ、ジェシー宅の玄関から飛び出したジェーン。父親にバレてしまいます→何とか“リハビリ出発明日”と時間を稼ぎ、ジェシー取り分48万ドルを逃走資金にと考えた脅迫でした。

脅迫に屈した後、ウォルターがバーで出会ったのがジェーンの父親。ジェシーを“甥”てことにして相談したところ「家族ならあきらめるな。」→それで戻ったジェシー宅で見たのがゲロ詰まり。

てか、自分が動かしてゲロ詰まりの体勢に転がりました。

ジェーンジェシーにとって悪影響な存在との判断でしょうが、ウォルターの場合、自分にとっての邪魔者排除の意味の方が大きい気が。つまり“ジェシーのため”を正当化に使ってる感じ。

結局、飛行機事故によって殺した相手が誰で・恩人が誰で・被害者が誰でと、ウォルターだけがすべてを知ることになり、ジェシー同様ぶっ壊れます。

この後の校内の追悼会演説などから見て取れるのは、ジェシーとは違い、自分正当化の理由を必死に探し回るぶっ壊れ方。論理的な科学者的なぶっ壊れ方なのかな?

「自分のせい」と凹むジェシーに「お前のせいでない」と力説。確かにジェシーでなくウォルターのせいです←でもそれはずっと白状せず。まぁ無防備に陥る薬漬けになるのが悪いんですが。

いくらジェシーを大事と思ってようが“自分のため”が必ず残るので、その辺が嫌われ主人公となった理由かなと想像します。

ウォルトはハンクと自分が大事 シーズン3あらすじ

※横幅足りないスマホ閲覧時は90°回転で見て下さい。
ブレイキングバッド』立場別相関あらすじ~シーズン3
家庭 裏仕事 ジェシー
離婚迫られ&犠牲者167人で動揺。50万ドル燃やし掛け。 ぶっ壊れたジェシーの世話。 ジェーンの件で自分責めカウンセリングで自分受け入れる話。
自宅に押し入り全部白状→スカイラーテッドと浮気。 ガスから300万ドルの話→でも足洗う宣言。ラボ見せられる。 自前の粗悪品でビジネス開始。ガスが代金ジェシーに半分、ウォルターに半分で揺さぶり。
離婚・動揺・妻浮気・ラボ・99%のプライドで揺れ動く。 ガスの誘い乗りジェシー締め出し。
ハンク捜査→キャンピングカーからジェシーへ。 マリー情報で捜査攪乱。 ハンクにタコ殴りにされる。
ハンクの人生握るジェシーを助手にするため助手ゲイル追い出し。
サラマンカ双子が標的に。が、ガストゥコ射殺犯=ハンクと標的変更誘導。 余剰分盗みメス販売。断薬会でアンドレアと出会う→売人コンボの死真相判明。
散財ハンク襲われリハビリに高額医療→スカイラーが肩代わり。 ガスと手打ち後に部下がアンドレア弟殺害→ウォルターも報復手助け。
ガスウォルター殺害決定。
マイクらに取り囲まれ電話でゲイル殺害指示。 ウォルターの指示受けゲイルの家へ。
ソウル使いジェシー隠す。

離婚届への捺印と妻スカイラーの葛藤

記憶に残しずらい構成なので、心理状態が移り変わった出来事について。

スカイラーの離婚要求&追い出しを受け、遂にウォルターがすべてを告白。

スカイラーの悩みは理由を息子フリンに説明できないため離婚訴訟に踏み切れず、ウォルター自ら出ていくよう浮気しますが、逆に決意を固められる結果に。

エルパソの件で塞ぎ込むハンクの話でガン状態時のウォルターを理解し歩み寄る姿も。

離婚弁護士に家を出ろと忠告されたタイミングに、飛行機犠牲者で動揺&妻浮気で揺れ動いてたウォルターが粗悪品許せず裏社会入り決意→ガスの誘い承諾&離婚届にサイン。

そうこうしてるうちに、今度はハンクの傷害事件。被害者はウォルターとの関係が匂うジェシー

離婚してしまえば、ウォルターハンクは赤の他人となり、妹マリーが窮地に陥ります。

ウォルタージェシーを抱き込み事無きを得ますが、その直後にサラマンカ双子によるハンク襲撃→高額リハビリ代が必要になってしまいます。

結局、スカイラー側が亭主ウォルターから離れられなくなり、安全のため元経理スカイラーが弁護士ソウルを抑え込んで資金洗浄の音頭を執る方向へと移り変わりました。

利用できるの大事なジェシーだけ シーズン4あらすじ

※横幅足りないスマホ閲覧時は90°回転で見て下さい。
ブレイキングバッド』立場別相関あらすじ~シーズン4
家庭 裏仕事 ジェシー
ゲイル殺害によりガスと対立。
ゲイル殺害現場からポジョスの紙→ハンクガス捜査開始。 ガスが配下ヴィクター惨殺。
銃手配してガス殺害計画。マイクにまで相談。 1人で居られない状態。初殺人・ヴィクター惨殺の件で壊れ、家をホームレスのたまり場に。
ガスマイク経由で接近。指南したり世話したり。マイクウォルターと並ぶ“ジェシーの恩人”へ。
ジェシーに接近するガスを警戒。 ガス殺害用のリシン渡される。
スカイラーが洗車場で資金洗浄開始。説明はウォルターのギャンブルで得た金。 ガスジェシー使いサラマンカへの復讐完了。後継者確保→ウォルタークビ。
散財捜査の手が届かぬようテッドの不正経理罰金をスカイラーが肩代わり。
ガスからの刺客警戒。 リシン紛失→アンドレア息子ブロックが毒で入院。ウォルターに詰め寄るが、使われたのはスズランの毒。
ジェシーからヘクター・サラマンカ情報→ガス誘き出し車椅子に爆薬。

マリーの万引き癖

ウォルターのガン診療代に四苦八苦したスカイラーハンクの高額リハビリ代を肩代わり→妹マリーがそれを不審に思わない矛盾発生。

マリーの万引き癖&精神不安定はその矛盾回収のためのキャラ設定かなと分析します。

ガスが配下ヴィクターを殺した理由

クリーニング工場地下現場を見続け製法覚え、もうウォルター不要と進言した配下ヴィクターガスがカッターで切り裂きました。

断言できませんが、ガスが配下ヴィクターを殺した理由は以下。

ウォルターの疑念を増長させる勝手な進言をした配下ヴィクターへの罰。

問題の根源は「ウォルター引退後のビジネス継続のため」といくら明言しても、疑心暗鬼ウォルターが信用しないこと。

なので、製法覚えた&余計な進言した配下を殺害し、出し抜く気無しを証明して見せた。もちろんビビらす目的も。

と判断しています。ハッキリと約束して信用されないなら証明するしかないので。

また、家に招き、調理姿も見せた上、ハッキリと明確に伝えます。これは“裏社会のボス”と先入観を持つウォルターの誤解を解くための行動と思っています。

アンドレア弟の件でジェシーが揉めた際も「子供は使うな」と配下に明確に命令する姿をジェシーに見せ付けました。(配下が勝手に報復しましたが。)

常にガスは“約束守る”て意味で明言しますが、衝撃的な光景見せられた裏社会を知らないウォルターは結局「用済み配下は殺害」と勘違い。

化学者ゲイル死亡後に、ガスサイドで唯一製法知る配下ヴィクターを自ら殺して証明したんですが。科学者ウォルターも案外論理的でない面があります。

まぁ、アンドレア弟の報復後にウォルター殺害令を出した相手ですし、“自己防衛”と言い張りゲイル殺させたのも自分ですから、「殺される」を確信しても異常ではないですが。

その他言い続けたのは純度90%以上であればウォルターのプライド99%にこだわる必要無い。ウォルターがそれを“用済み排除”疑念に繋げ混乱を起こし続けました。自分勝手な主人公です。

大金掴むが家族全員不幸に シーズン5あらすじ

※横幅足りないスマホ閲覧時は90°回転で見て下さい。
ブレイキングバッド』立場別相関あらすじ~シーズン5
家庭 裏仕事 ジェシー
スカイラーが殺人鬼ウォルターから子供引き離す。 ジェシーマイクと再始動。トッドらが場所提供。
遠方で原材料強奪。が、目撃した少年をトッドが射殺。 少年殺害に激怒。
DEA追求厳→マイク離脱、ジェシーも。別の販売業者へ供給。またマイク逃亡時に秘密知る服役者情報追求→トラブル。
ガン再発。 トッドらが服役者皆殺し、ビジネスはリディア経由で海外展開。
大金資金洗浄不能な程取得。
→足洗うがメスが低純度化しリディアと悶着。
取り分得るも、殺害した少年の件で狂い現金バラマキ→事情聴取→危険だし人消し屋へ。消える直前ブロックに毒盛った犯人確信→ウォルター襲撃へ。
ハンクがトイレの本から“ハイゼルベルグ”正体掴む。 トッドらにジェシー殺害指示。またハンクに正体ばれ荒野に現金。 ウォルターの正体知ったハンクが制止し懐柔。
現金ネタでジェシーに誘き出される→が、トッドら到着→ハンク襲われジェシーも捕獲。
散財大金の7/8奪われる。
人消し屋使い雲隠れ。ソウルも。スカイラーらはアパート住まい。息子フリン金受け取り拒絶。 リード付きでメス製造奴隷。逃亡未遂の罰でアンドレアトッドに。
メス純度から製造者=ジェシーと察知。リディアにはリシン、トッドらにはマシンガン→ジェシー救出。

上表を見るに、を得た後必ず、ビジネスが元で起きた事件に起因する散財

親類にDEAが居ると味方の筈の悪党からも疑われまた散財。記録残さぬ便利な現金は口止めにも持ち運びにも金が掛かりまた散財

最終的に大富豪を恐喝し家族への隠し遺産を残しましたが、わざわざそんなことしないといけない理由は“望まれない”だから。

自分のエゴ・プライドから凶悪犯罪者となった父親ですが元々は家族のため。家を失い追われたアパート前で最後の息子フリンの姿を見つめたシーンはまぁ…、見ての通り。

うーん。

結局このドラマが言いたかったことは「悪銭身に付かず」ですか?その格言をハッキリと具体例で見せてくれた『ブレイキング・バッド』に拍手。

関節のきしみを感じるシワくちゃのご老体が、頭ぶつける、殴られて青アザ、背中から落下、クモの巣まみれの縁の下で咳き込むなど非常に痛々しい映像ばかりでした。

因みに、主人公が視聴者からの嫌われ者となったこのドラマですが、多数の悪党をこの世から消し去ったのはその主人公ウォルター・ホワイト

悪を以って悪を征す。特にスピンオフ『ベター・コール・ソウル』を見てるとそれに気付かされます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました