ハウスオブザドラゴン出来に原作者賞賛→期待膨らますため氷と炎の歌からのGOT神修正振り返る

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ターガリエン家スターク家バラシオン家
アリン家ラニスター家タリー家
タイレル家グレイジョイ家マーテル家
訂正GOTの時代設定がリアル人類史でいつ頃相当かは“不明”。訂正記事|紀元前B.Cと紀元後A.D.の略表記勘違いしてた

ポク太郎です。

先日、撮影完了した続編『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン1を原作者ジョージ・R・R・マーティンが賞賛したと報じられました。

架空の二大陸各地の文化・特徴を細部まで創造した超スペクタクル小説『氷と炎の歌』。その小説オタクである脚本家D・ベニオフD・B・ワイス両氏の映像化が『ゲーム・オブ・スローンズ』。

非公開のパイロット版では「如何に小説に忠実か」を目指したっぽいですが、最終的には多数の修正を施しています。ファンタジー好きでもない爺が大好きな理由はその“神修正”。

そこで『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』への期待を込め、『ゲーム・オブ・スローンズ』での修正点の何がどう良かったのか個人的意見・感想・賞賛を列挙しました。

“修正”を賞賛する内容なので、原作小説のファンの方から見ると全く真逆の反応になると思われます。

シーズン7までのネタバレを含みます。


原作者ジョージ・R・R・マーティンが白状

Youtube『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』チャンネルに『原作者ジョージ・R・R・マーティンが言及“みんなハウス・オブ・ザ・ドラゴンにガッカリしない筈”』て動画があります。

発言した場所は原作者ジョージ・R・R・マーティンさんのサイトNot a Blog

中で、「“IMDBで最も期待されている新番組は…”とあるのを見てニヤついた」と白状。『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の名前登場が明白なので。

第一話のラフカットを見て賞賛。

ゲーム・オブ・スローンズ』同様、超有名俳優は少しだが同じく夢中になる、ガッカリしないよ、と『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の制作陣二人を称えています。
●脚本・製作指揮:ライアン・コンダル/Ryan Condal
●監督:ミゲル・サポチニク/Miguel Sapochnik

どちらかと言えば、世界観秀逸でも物語遷移が安直な原作より、修正したブラッシュアップ結果を賞賛するポク太郎。当然『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』にもそれを期待してしまいます。

そこで、前作『ゲーム・オブ・スローンズ』で行われたブラッシュアップ結果=神修正がどんなものだったかを以下に振り返り。

脚本家D・ベニオフゲーム・オブ・スローンズ制作陣似顔絵|脚本家デーヴィット・ベニオフ/Screenwriter David Benioff|GOTイラストD・B・ワイスゲーム・オブ・スローンズ制作陣似顔絵|脚本家ダニエル・ブレット・ワイス/Screenwriter Daniel Brett Weiss|GOTイラスト両氏の偉業です。

S5バレ もちろん注目は自爆サーセイ!~原作神修正1

シーズン5ネタバレです。ここはポクサイドですのでもちろん最重要視はサーセイ

タイウィン公の後ろ盾を失ったサーセイタイレル家に怯え、対抗する場面。

原作神修正『サーセイの策謀』
原作七神教団からの借金のかたに武装容認、サーセイが金魚のフン優遇→対タイレル同盟危険にしジェイミー見限るとの安直な話でした。
神修正策仕掛けるに当たり邪魔なタイレル家当主を王都から追い出した上、少数派=罪とする七神正教狂信者に権力を与えロラスら投獄。
結局、リトルフィンガーにチクられ自分も投獄→全裸歩行。
実際に策を仕掛ける場面を画面上でやって見せました。

一つ一つの事象が原因・理由となり結果へつながるから“この物語面白い”、でないと聴衆は???状態。原作のバラバラな事象を原因→結果→次の結果と連結させました。

特に原作「ケヴァンが行った莫大な借金対策=財務大臣派遣」を修正「サーセイ邪魔者追い出し」に変えた部分に感動。

鉄の銀行への派遣を命令した台詞は同じでも、ケヴァンゲームオブスローンズ登場人物似顔絵|ケヴァン・ラニスター/Kevan Lannister演じる俳優イアン・ゲルダー/Ian Gelder|GOTイラストがやるのとサーセイゲームオブスローンズ登場人物似顔絵|サーセイ・ラニスター/Cersei Lannister演じる女優レナ・ヘディ/Lena Headey|GOTイラストがやるのとでは意味が全く違います。

魚のアラのみで高級料理”“生産現場のクッキー屑利用し新味アイス製造”を賞賛する、もったいない文化の日本人ポク太郎。

原作に存在する要素をそのまま別の意味に仕立て上げ利用した点に大拍手を送っています。

また、ただ“策謀好き”と言葉だけで表現すればいい小説と違い、俳優の顔が付く映像では具体的にやって見せる必要が。それを実現し視聴者にハッキリとサーセイの人物像を見せ付けました。

S4バレ タイウィンの人柄で古代強調・人物像濃縮~原作神修正2

シーズン4ネタバレです。

タイウィン公ティリオンの大切な娼婦シェイを軽んじる場面。

原作神修正『タイウィン公の差別』
原作ティリオンの元嫁=娼婦とのタイウィンの嘘がトラブルへ、シェイ=単なるデタラメ証言した人物との安直な話でした。
神修正ティリオンの元嫁は正真正銘の娼婦。タイウィン公の“元嫁”を認めない態度を“差別によるもの”に修正し、古代・人柄を強調。更に娼婦シェイを本命にし重厚な人物像構築。

何らかの理由でタイウィン公ゲームオブスローンズ登場人物似顔絵|タイウィン・ラニスター/Tywin Lannister演じる俳優チャールズ・ダンス/Charles Dance|GOTイラストが嘘「ティリオンの元嫁は娼婦」→トラブルとしていましたが、策謀的なものより“頑として娼婦を認めない差別”で話を作る方が大昔感満載。

そもそも息子を騙す必要も見当たらない不透明な動機を、「名家に卑しい身分招き入れること絶対に許さず」と明確な理由に変更。

元嫁ティシャシェイも正真正銘の娼婦とすることで、ティリオン=「身分制度×、職業差別×」な現代に通ずる先進的思考の人物として表すのにうってつけ。

差別親父に納得できない“良識ある悪魔”を強調し、差別される小人症の人物像にも説得力。

逆に、タイウィン公の威厳死守に邁進する厳格な権力者と強調。人物像に100%合致。

また、シェイを本命にすることで、ここでの殺害が非常に哀しく、崩壊感、喪失感、虚脱感を視聴者に浴びせるものに仕上がりました。

S5バレ 行動集約でメインキャラ増員~原作神修正3

シーズン5ネタバレです。

ルース・ボルトンリトルフィンガー、野人マンス・レイダーブライエニーに行動を集約し、リトルフィンガーブライエニーを重要キャラに変更。

原作神修正『脇役行動集約しリトルフィンガーブライエニー重要人物に』
原作存在感の薄いルース・ボルトンが野望野人マンス・レイダーがスターク娘救出する矛盾感のある話でした。
神修正多数の人物に分散してた細かい行動をリトルフィンガーブライエニーに集約させ、キーマンを整理しスッキリさせました。おてんばアリアは一人で海外脱出、ウェスタロス内に留まるのはレディサンサと人物像に合わせた修正も行い、人の動きもスッキリ化。

大量の登場人物を有する『ゲーム・オブ・スローンズ』。

脇役は描写が少ないから脇役なのであって、集約すれば結果的に重要キャラ増加。大量の登場人物故にスッキリ化は必須だし、メリハリも生まれます。

これにより、極悪人間リトルフィンガーゲームオブスローンズ登場人物似顔絵|ピーター・ベイリッシュ/Petyr Baelish演じる俳優エイダン・ギレン/Aidan Gillen。通称リトルフィンガー/Littlefinger大蔵大臣|GOTイラストが強調され、視聴者も認める英雄ブライエニーゲームオブスローンズ登場人物似顔絵|ブライエニー/Brienne of Tarth演じる女優グェンドリン・クリスティー/Gwendoline Christie|GOTイラストが実現されました。

ドラマを振り返ってみれば、この二人は『ゲーム・オブ・スローンズ』に必須の要素に変貌しています。

S6バレ バッサリ切って不用品削除~原作神修正4

シーズン6ネタバレです。

原作において被る要素“デナーリスへの求婚”。マーテル家長男グレイジョイ家叔父デナーリスの元へ求婚しに向かいました。既にあったのはクァースザロ・ゾアン・ダクソスによる求婚。

原作神修正『被る“デナーリスへの求婚”をバッサリ削除』
原作ドーンの策によるターガリエンとの縁組ユーロンを裏切る弟ヴィクタリオンがデナーリスに求婚など被る要素連発でした。
神修正先の大戦ロバートの反乱の一番の残題は故エリア后を惨殺したマウンテンに激怒するマーテル家。でもシーズン1にて説明を端折り視聴者には伝わってない内容。そこでマーテル家の話はバッサリ削除し別で利用、同じく無駄なグレイジョイ家の話も削除し、王都vsデナーリスの一騎打ち、他はそれを補佐する役割に変更。

この物語の理解に重要なのは先の大戦ロバートの反乱。そこで発生した因縁がマウンテン擁するラニスター家と恨むマーテル家

原作では当主ドーラン・マーテルゲーム・オブ・スローンズ登場人物似顔絵|プリンスドーラン・マーテル大公/Doran Martell演じる俳優アレクサンダー・シディグ/Alexander Siddig|GOTイラストロバート王に隠してターガリエン家の生き残りと同盟&婚姻の約束→それで長男が求婚に向かいました。

ドーラン・マーテルとは、非常に慎重だがとんでもない計略を考えてる要注意人物。が、慎重すぎでドーンの強硬派から信奉されなかった、と修正。

強豪を残す=それ相応の策謀を実際に表現し視聴者に見せ付けないと陳腐品に早変わり。なのでその見込みが無いなら削除が妥当。

また、グレイジョイ家ヴィクタリオンはただの無駄。デナーリスに求婚予定の兄ユーロンの使者として訪問し、裏切って自分が求婚しようとしてる陳腐なもの。

自分が崇拝する原作者の作品、熱狂的なファンを持つ小説の映像化品においてバッサリ行くのは恐らく勇気のいること。

が、これ残してたら「のび太が夢中になったライオン仮面オシシ仮面オカメ仮面」と同じと『ゲーム・オブ・スローンズ』が酷評されてたと思います。

よくぞ決断したと拍手。

海外の掲示板を徘徊してると、“シーズン6嫌い”の理由=大好きだったこの辺のマーテル家グレイジョイ家関連が瞬殺されてるからてのをよく見かけます。つまり、原作ファンからするとお気に入りのエピソードを消されたとの思いが強い部分でもあるようです。
この辺が小説ファンとドラマから入った人間との受け取り方の違いとでも言いましょうか。小説ファンからすれば本投稿は“ニワカの見解”に見えること必至。

S3バレ 苦しいファンタジー削除しリアル感~原作神修正5

シーズン3ネタバレです。

原作での矛盾する人物像はキャトリンゲーム・オブ・スローンズ登場人物似顔絵|キャトリン・スターク/Catelyn Stark Tully演じる女優ミシェル・フェアリー/Michelle Fairley。タリー家からの嫁|GOTイラスト。また、ちょっと発散しか見えないファンタジーは兄弟団率いる亡霊石の心ことキャトリン

原作神修正『キャトリンの人物像と不用意なファンタジー削除』
原作エダードの王都行きを後押しするキャトリン亡霊化したキャトリンが兄弟団率いるとの矛盾を含む話でした。
神修正亭主と離れたくないキャトリンは王の手就任反対。また、いくらファンタジーでも“亡霊”まで持ち出すと収拾付かなく→兄弟団からキャトリン要素削除し光の王へ変更。

実家タリー家の“義務”を全うし初対面のエダードと結婚→自分が亭主に与えるすべて=子供らと捉えるキャトリンなので、悪夢は亭主の出張。

ロバートの反乱時にジョン・スノウゲーム・オブ・スローンズ登場人物似顔絵|ジョン・スノウ/Jon Snow演じる俳優キット・ハリントン/Christopher Kit Harington。落とし子/Bastard|GOTイラストグレイジョイの反乱時にシオン・グレイジョイゲーム・オブ・スローンズ登場人物似顔絵|シオン・グレイジョイ/Theon Greyjoy演じる俳優アルフィー・アレン/Alfie Evan Allen|GOTイラストなる子供を連れ帰ってきてしまいました。王都行き反対が必然。

また、問題の石の心

キャトリンの恨み・怨念の強さ表現にはいいですが、とするとロブや歴史上の人物の怨念は小さいのかて話になったり、そこら中亡霊化し始めたりと発散しかしない要素。

映像化も難易度が高いので不用品として削除。まぁ英断だと思います。

S7バレ 初期から正統後継者変更仕込む秀逸な保険~原作神修正6

シーズン7ネタバレです。

落とし子ジョン・スノウの正体は正統な後継者エイゴン・ターガリエン

原作神修正『ジョン・スノウの正体』
原作ロバートの反乱時に正統後継者エイゴンはヴァリスらに逃がされ生存してたとの安直な話でした。
神修正ジョン・スノウの正体を、正式な結婚の元に生まれた正統な後継者に変更しました。
この大変更がドラマ開始前から計画済・仕込み済だったことが事前動画から伺えます。

原作での王子レイガーと故エリア・マーテルの子供の名前は王女レイニスと赤子エイゴン。300年前にウェスタロスを征服した兄妹の名前を受け継ぎました。

シーズン1ブルーレイメディアに収録された短編事前動画では、王女レイニスの名前は明言されてるのに、赤子の名前には一切触れられておりません

→シーズン1の段階で公開されてるものなので、その時点から正統後継者大変更の可能性を考慮してたものと思われます。

まだ未完である原作を追い越す可能性もその時点で既に考慮し、物語全体がひっくり返る要素を仕込む形で備え。

もの凄く些細ことで大きくひっくり返せる可能性を保険に。見通せない数年後に対するその保険の掛け方に拍手。

S3バレ もちろんトリは自爆サーセイ!~原作神修正7

シーズン3ネタバレです。ここはポクサイドですのでもちろん締めはサーセイ

王都に居座るタイレル家を疑うサーセイロラスサンサの結婚話掴みタイウィンにチクった場面。

原作神修正『策謀好きサーセイ
原作ロバート王亡き後、娘サーセイの再婚先を思案する王の手タイウィン公タイレル家グレイジョイ家マーテル家提案→サーセイオベリン指名するも断られるとの安直な話でした。
神修正怒ったタイウィン公が対抗策「ティリオンサンサ結婚」。
タイレル家だけでなく大嫌いな弟ティリオンも凹ましたと有頂天になるサーセイタイウィン公「お前もだ」と少数派ロラスとの結婚を強要。“策謀好きなマヌケ”を具体的表現。

物語の遷移としては「誰かが何か発言→言われた人物がそれに応答」よりも「誰かが何かを狙う→人柄や事象が絡みこんな結果」の方が圧倒的に面白いもの。その方が“予想付かず”だから。

ここでの“絡んだ人柄や事象”とは、

  • タイレル家が最大軍事力北部の生き残りに触手。←納得
  • 大嫌いな弟の相手が中学生」をサーセイ喜ぶ。←納得
  • ”のみ考えるタイウィン公大富豪と縁組命令。←納得
  • ”のみ考えるタイウィン公自分の娘に縁組強要。←納得
  • 色女サーセイから見て少数派は絶対嫌。←納得

言われた側一人の反応より、多数の事柄・多数の人柄がドミノ倒しのように連鎖し結果をもたらす←予想できず。

ここではその複雑怪奇な連鎖をマヌケ女帝サーセイにピッタリ着地させた部分に驚愕。まさに神がかった修正であり、スタンディングオベーション状態。

映画評論家でもない、小説作家でもない単なる一視聴者ポク太郎が重視するのは“秀逸な物語展開”。

「どんな人物が何やって、こーなって、なんでそーなって、そんな落ちカイ!」

原作者ジョージ・R・R・マーティンゲーム・オブ・スローンズ制作陣似顔絵|原作者ジョージ・R・R・マーティン/Original author George.R.R.Martin|GOTイラストの作り上げたのは秀逸な世界観。失礼発言しますが、まだその段階では“完璧なモノ”ではないと主張します。

その世界観を題材に物語展開を構築した二人の天才脚本家D・ベニオフゲーム・オブ・スローンズ制作陣似顔絵|脚本家デーヴィット・ベニオフ/Screenwriter David Benioff|GOTイラストD・B・ワイスゲーム・オブ・スローンズ制作陣似顔絵|脚本家ダニエル・ブレット・ワイス/Screenwriter Daniel Brett Weiss|GOTイラストに感動してるてこと。

さて、続編『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を任されたお二方ライアン・コンダルさんとミゲル・サポチニクさん。D・ベニオフD・B・ワイス両氏を超えられるでしょうか。

是非超えて伝説となって頂きたいと思います。期待しております。

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