ゲースロ|ロバートの反乱説明省いたら分かる訳ないじゃん|HBOドラマ

このドラマ分かる訳ねーじゃんを趣旨とする愚痴記事なので、ロバートの反乱について調べてる方はこちら。
要する事前情報~ロバートの反乱|ネタバレ無し
“HBOドラマ”での「ロバートの反乱」全貌

ポク太郎です。

大ヒット海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。歴史や事件を大前提としてるにもかかわらず、放送内にその紹介なしの糞面白い糞ドラマ。

大前提として大きなのは“ロバートの反乱”。で、そのロバートの反乱を理解するには?とHBOドラマ中のセリフを拾ってみました。

このドラマ無茶苦茶じゃんと言い張りたい方向け。公開済の全シーズンのネタバレ情報を含むのでご注意。


“ロバートの反乱”が重要なんだ

ドラマ内では語られないウェスタロスの歴史をサラッと書くと、

8000年ほど前、最初の人々がウェスタロスへ侵攻し、森の子ららと戦争→後に講和してを築く。
数千年後、アンダル人が来襲し七つの独立国家七王国が成立。
が、300年前に征服王エイゴン・ターガリエンが征服→七王国を解体し統一。
その体制を打ち破ったのが、ロバートの反乱を起こしたロバート・バラシオン王

HBOドラマ内でのロバートの反乱はドラマ開始時から17年前。ヴィセーリスロバート王が発言しております。関係ないがグレイジョイの反乱は9年前。

でもドラマを見ててわかるのはせいぜい“17年前に王座入れ替え事件発生”程度。具体的な説明はありません。

が、セリフや描写は歴史を大前提としており、中でも重要なのはロバートの反乱

なので原作を読んだ方がwiki等にまとめた情報を信じて視聴することになりますが、じゃあそれがなかったらどうなるの?と気になりました。

そこで、すべてを記憶し時系列に並べられたらこのドラマ理解できるのか?を考えるためセリフを拾ってみました。

まだ抜けはありそうですが。

ロバートの反乱に関連するセリフ

ロバートの反乱に関わるセリフや描写、また、後の状況に繋がるものを抜き出しました。発端前、戦時中、戦後に分類してあります。言及内容をおおよその時系列で並べてあります。

発端前に関連するセリフ・描写

ロバートの反乱関連-発端前
描写
S6
ブランの鴉潜り。
当時エダードは里子としてアリン家に。
台詞
S5
サーセイ談。
幼少のサーセイ王子の婚約者。恐らく王子とはレイガー
台詞
S1
リトルフィンガー談。
ブランドンキャトリンを取り合い決闘→敗北。現在キャトリンはその弟エダードと居る。
台詞
S6
リトルフィンガー談。
ハレンの巨城での馬上槍試合でバリスタンを倒したレイガーが、自身の嫁を通り過ぎエダードの妹でロバートの婚約者リアナ・スタークに冠を渡した。
台詞
S1
ジェイミー談。
エダードの父と兄が鉄の玉座前で狂王に処刑された。
台詞
S1
ブラン談。
地下墓所にてオシャに。爺リカード狂王に処刑された、叔母リアナは結婚前にレイガーにさらわれ、後に死んだ。

戦時中に関連するセリフ・描写

ロバートの反乱関連-戦時中
台詞
S1
バリスタンエダード談。
狂王の王の盾バリスタン・セルミーエダードはトライデント河三又鉾河で対峙。
トライデント河…王都と谷間を分離する大河。ハレンの居城の北を通り、西へ向かう下流にはリバーラン城、北へ向かう下流には双子城。
台詞
S1
ロバート談。
タイレル家旗手ターリー家と対峙。
台詞
S3
ジェイミー談。
援軍と称しタイウィン軍が王都へ。
ジェイミーヴァリスタイウィン裏切りを察知し開門拒否を進言。
→が、パイセルの進言を聞き入れ開門。
タイウィンが裏切り王都を制圧。
狂王は民も含めタイウィン鬼火で焼けと命令。
ジェイミー狂王を殺害。

ジェイミー狂王を刺した直後にエダード入城。エダードから見れば敵の同士討ちだがジェイミーを王殺しと非難。

台詞
S4
オベリン談。
レイガーに嫁いでいたエリア・マーテルが子供もろともタイウィン軍に惨殺された。実行犯はマウンテンタイウィンの命令ではと執拗に疑う。
台詞
S1
サーセイ談。
玉座に座るジェイミーエダードが引きずり降ろした。
後の話から考えにくいのでサーセイが嘘を付かれてる可能性アリ。何せサーセイなので。
台詞
S1
学匠エイモン談。
が滅亡、我が弟の息子狂王が殺された。その息子レイガー家族らも。

戦後に関連するセリフ・描写

ロバートの反乱関連-戦後
描写
S6
ブランの鴉潜り。
エダードが行方不明のリアナ捜索。ドーン喜びの塔にて発見。リアナの赤子を預かる。
台詞
S1
ロバート談。
ジョン・アリンの勧めによりジェイミーの双子姉サーセイと結婚。

分っかる訳ねーじゃん

セリフを拾ってみましたが、やはり上記だけでは何がなんだか意味不明。しかも、知らない人からすれば、ロバートの反乱に関する言及てことも分かりません。

Wiki等から判断するに、勢力図は下。おおよそ南西対北東に。

ロバートの反乱時の勢力図
狂王陣営南西側 ジョン・アリン陣営北東側
ターガリエンタイレルターリー家)、マーテル アリンバラシオンスタークタリー
ゲースロキャストiconヴィセーリス・ターガリエン/Viserys Targaryenゲースロキャストicon|デナーリス・ターガリエン/Daenerys Targaryenゲースロキャストiconバリスタン・セルミー/Barristan Selmy
ゲースロキャストiconランディル・ターリー/Randyll Tarlyゲースロキャストiconドーラン・マーテル/Doran Martell
ゲースロキャストiconエダード・スターク/Eddard Starkゲースロキャストiconロバート・バラシオン/Robert Baratheonゲースロキャストiconスタニス・バラシオン/Stannis Baratheon
ゲースロキャストiconキャトリン・スターク/Catelyn Stark Tullyゲースロキャストiconライサ・アリン/Lysa Arrynゲースロキャストiconブリンデン・タリー/Brynden Tullyブラックフィッシュ/BlackFish
ラニスター裏切った→ ゲースロキャストicon|タイウィン・ラニスター/Tywin Lannister
最後に裏切った→ ゲースロキャストicon|ジェイミー・ラニスター/Jaime Lannister

ゲームオブスローンズ地図-略してゲースロGOTマップ-ウェスタロスの都市、城名、地名、各諸名家領地、勢力図-地理を予備知識事前情報として
当時はブラックウォーター湾に面する王都の茶色ターガリエン家

結局、それを分かるために要する情報は以下。

Wiki等から分かること
事件前 当時エダードは里子としてアリン家に。同時に居たのが王になる前のロバート。義兄弟として育つ。
事件前 タイウィン狂王時代の王の手。が、狂王ジェイミーを王の盾に任命→抗議の意として王の手を辞任。
※王の盾は相続権が一切無くなるので、キャスタリーロック跡継ぎがティリオンになる。
勃発 エダードの父と兄はレイガーリアナ失踪に関して狂王に抗議。
勃発 エダードの父と兄処刑後、狂王が里子となってるロバートエダードを差し出すよう命令→ジョン・アリンが拒否→戦争勃発。
勃発 エダードタリー家を味方に付けるための婚約者キャトリン・タリーと結婚。
勃発 ジョン・アリンタリー家を味方に付けるためライサ・タリーと結婚。エダードキャトリンの妹。
そのときに護衛として随行してきたのが叔父ブリンデンブラックフィッシュジョン・アリンに気に入られアリン家を守る兵士に。後の五王の戦い(シーズン2での)時まで高巣城に居たらしい。ライサが参戦しなかったためタリー家に戻りロブの陣営に。
戦中 マーテル家ターガリエン陣営として参戦。
戦中 戦況が怪しくなり、ヴィセーリスは身重の母親とドラゴンストーン城へ避難。付近の嵐の中でデナーリスが産まれる。
戦中 ヴィセーリスデナーリス兄妹は支持者によりエッソスへ逃がされる。
戦中 スタニスターガリエン家生き残りを取り逃がす→ロバートがブチ切れ、スタニスドラゴンストーン城、末弟レンリーストームエンドスタニス恨み。ドラゴンストーン城は非常に貧しい城。
戦後 ヴィセーリスデナーリス兄妹はエッソス各地を転々。後にペントスターガリエン家を支持する豪商イリリオ・モパティスの庇護を受ける。

これだけ抜けてたら分かる訳ありません。

これ糞ドラマだ

また、上記を知らないと、ドラマ中に分からない描写がたくさん出現することになります。

例えば、

ロバートエダードを慕う。
ロバートスタニスレンリーが仲悪い。
タイウィンキャスタリーロックに引き篭もってる。ジェイミー=王の盾は変わらずなので。
鼻摘みの押し付け先が無くなりロバート王の后に。
ヴィセーリス兄妹がペントスに居るにもかかわらず、鉄の玉座は自分のと主張。
デナーリスが高地ヴァリリア語を話せる。理由はエッソス南部を転々としてたから。

母国語とかほざいてるが、ターガリエン家由来のヴァリリアには行ったこと無し。もちろんドラゴンストーン城は記憶無し。ついでに故郷を主張する赤の王城にも入ったこと無し。

ドラマですから当然人間模様が絡んでどうなるこうなるで物語を進めます。

人柄性格に加えその背景が往々にあり行動へ。そのいきさつを知り、なるほどな、やっちまったか等を鑑賞してるわけです。

大前提を知らなければ(普通に画面だけ見てる場合)、かなりの部分で各人物の意味無し行動を見ることになります。

作りの悪い映画にありがちなのが、ほとんど描写の無かった人物が黒幕だった物語。

視聴者「誰それ?」

描写がないのでその理由付けが貧相過ぎることに。製作側は構想があるのでその人物を重要視→それが視聴者に伝わってないタイプ。

この『ゲーム・オブ・スローンズ』も注目するポイントによっては同じく理由付けが伝わらず、それと同じになってしまいます。

このドラマ、“全然分からないし、面白くない”と判断し視聴を止める方多数。

一方、ポク太郎は何も分かってないときから「おもしれーなこのドラマ!」とか騒いで視聴。似顔絵用に見てたので顔判別は可でも話を分かってなかった頃。

ここで出す結論は、

「“面白くない”と判断した人が正常。」
ゲーム・オブ・スローンズ

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