ポク太郎です。
ゲームオブスローンズのファンタジー要素、よく分からない光の王、正体が掴めない赤の祭司。
なかなか謎が解けませんが、赤の祭司の台詞を抜き出しHBOドラマの進行に合わせ振り返ってみました。
シーズン6、
内にシーズン7、8、その他隠すべき部分の を含みます。
HBOドラマでの赤の祭司セリフを並べてみる
本投稿では、ミアのソロスは赤の祭司枠から外しております。ここで言う赤の祭司の条件は“色気”。
S2-1『王の乱立』での発言~メリサンドル
赤の祭司初登場の場面。スタニスが七神正教を捨て光の王信仰へ鞍替えする儀式でのメリサンドルの台詞。
光の王よ(ロード・オブ・ライト)
我らの闇に来たまえ
偽りの神々を捧げ奉る
我らに光を投げかけたまえ
夜は暗く恐怖に満ちているゆえに
長い夏の後、暗闇が世界に重く垂れ込め
星々は血を流す
冷たい冬の始まりは海をも凍らせ北では死人が蘇る引用:HBOゲーム・オブ・スローンズ第二章エピソード1『王の乱立』より。
偽りの神々 | 七神 |
死人 | 死の軍団 |
S2-5、7での発言~クァース全面マスク女クェイス(赤の祭司とは言及されず)
クァースでジョラー・モーモントの目前に現れた赤の祭司の台詞。
(デナーリスは)今こそ真の守護者を求めてる
私は世に奇跡が生まれると現れます 奇跡は見た者を虜にする
ドラゴンは炎でできている 火がすなわち力です引用:HBOゲーム・オブ・スローンズ第二章エピソード5『ハレンの巨城』より。
盗まれたドラゴン捜索中のジョラーに対し、
彼女をまた裏切る? また裏切るの?
(ジョラー:「まさか」)
あなたが捜す盗っ人は今 彼女と一緒よ引用:HBOゲーム・オブ・スローンズ第二章エピソード7『義なき男』より。
と、知るはずのないジョラースパイ活動の件を追求。
奇跡 | ドラゴン?、焼けずの女子高生? |
盗っ人 | ザロ・ゾアン・ダクソス、黒魔術師パイアット・プリー |
また、その会話スタート時にジョラーが話を遮りますが、
アンダル人ジョラー
彼は古きヴァリリアを航海する
あそこに近づく者は身を守らないと
(話を割るジョラー「そんな話は結構」)
ドラゴンを捜しに来た引用:HBOゲーム・オブ・スローンズ第二章エピソード7『義なき男』より。
ご存じジョラーはシーズン5でヴァリリア半島通過時に石化人に襲われ死の病=灰燐病に感染しました。→つまり、未来の予言も可能。
S5-3『雀聖下(ハイ・スパロー)』~ヴォランティスの大橋上の赤の祭司演説
エッソスへ逃亡したティリオンがヴォランティスで見た演説中の赤の祭司(日本人女優)の台詞。
<神よ 我々の上に光を>
<夜は暗く 恐怖に満てり>
<我も昔は そなたと同じ>
<売買された>
<ムチ打たれ 焼き印を>
<“光の王”はそなたの声を聴く>
<王の声も奴隷の声も等しく聴き 石化人の嘆きを聴く>
<神は救世主を遣わした>
<彼女は世の再生のため火で生まれ変わった>
<竜の女王だ>引用:HBOゲーム・オブ・スローンズ第五章エピソード3『雀聖下(ハイ・スパロー)』より。
救世主 彼女 竜の女王 |
デナーリス? |
S6-5『扉』での発言~ミーリーンに呼ばれたキンヴァラ
ミーリーン統治を円滑にするため、ティリオンが不在中のデナーリス高名を民衆に流布するための語り部として赤の祭司を召喚。
訪れた赤の祭司キンヴァラの付き人がした紹介。
<目の前におわすはキンヴァラ>
<ヴォランティスの紅の寺院の女祭司>
<真実の炎>
<叡智の光>
<光の王 第一の僕(しもべ)>引用:HBOゲーム・オブ・スローンズ第六章エピソード5『扉』より。
ティリオンが説得始めた直後のキンヴァラ返答。
その必要はありません 助けに来ました
“嵐の申し子”デナーリスは約束されし者
世の再生のため火で生まれ変わった
奴隷を鎖から解放し 罪深き親方たちを磔にした3頭のドラゴンたちは 光の王からの贈り物
既にお聞きになられたはず
ヴォランティスの大橋でドラゴンが幾千もの無信仰者の罪と肉を火で清める
(ティリオン:「やめてくれ」)
望みは女王が不在の際に相談役が民を従わせ敬意を得ること?
(ティリオン:「従わせるだけ」)
最も雄弁な祭司に命じて 言葉を広めさせましょうデナーリスは戦のさなか 民を救うため遣わされ いずれ大きな戦が始まる
引用:HBOゲーム・オブ・スローンズ第六章エピソード5『扉』より。
ヴォランティスの大橋 | 前項の日本人女優演じた赤の祭司が演説してた場所。 |
幾千もの無信仰者 | 奴隷商人親方?、デナーリスに反抗する者? メリサンドルが光の王に異を唱える異教徒を火あぶりにしてましたがそれみたいな。 |
妖術に恨みを持つヴァリスが、赤の祭司メリサンドル推しのスタニスが戦に負け死亡したと噛み付いた後のキンヴァラ反撃。
すべては神のご意思よ でも人は過ちを犯す 誠実な使徒でさえ
(ヴァリス:キンヴァラがメリサンドルより信頼できるという根拠は?)
すべての者には存在する理由がある
悲惨な出来事にも ヴァリス公の体験にも
二流の妖術師に去勢されていなければ 神に選ばれし者を助けることはなかった
知識はあなたに力を授けた
でもまだ知らないこともある
あの夜 妖術師があなたの一部を火鉢に入れた時何が聞こえた?
炎の中から聞こえた声を覚えてる?
その声が何を言ったか 誰の声なのか言いましょうか?
(ビビるヴァリスの腕を掴んで)
女王の真の友なら 私を恐れることはありません引用:HBOゲーム・オブ・スローンズ第六章エピソード5『扉』より。
誠実な使徒 | メリサンドル? |
二流の妖術師 | ミアで少年期のヴァリスを去勢した妖術師 ヴァリスが恐れるのは、ミアでの去勢時炎の中から呼びかけに応じた声。(シーズン3-4『穢れなき軍団』) |
よく分からない“光の王信仰”とは
- 炎を崇める
- 赤の祭司が教徒
赤の祭司の台詞から、以下判断してると伺えます。
- デナーリス=世の再生目的の奇跡
- ドラゴン=炎
- 光の王は奴隷も石化人も含めたすべての声聴く
- 敵は冬、闇の神=夜の王
メリサンドルは初っ端から「長い夏の後の冬から救い給え」と、光の王を対亡者的存在のように表現しております。



なので、対夜の王的存在は間違いないのかなと受け取ります。
が、問題は“メリサンドルも間違える”というポイント。
赤の祭司とは伏線にも使えるファンタジー
謎だらけで正体不明の赤の祭司を追いかけます。
影産んで誰かを襲わせる、復活の術。それと下の緑視力にも似たすべてを知る能力。それが光の王を信奉する赤の祭司の不思議な能力。
- クェイス…ジョラーの過去と未来
- キンヴァラ…ティリオン、ヴァリスの過去
- メリサンドル…「何も知らんのなジョンスノウ。」
特筆すべきは、緑視力と異なり、過去だけでなく未来も予知する点。
ゲームオブスローンズとはクソ難しい、何度見返しても新発見が見つかり夢中で入り込んでしまうクソドラマ。
視聴者「そういえばなんか聞いたことある話。」「こんなとこで既に言及してるじゃん。」と伏線としてや後から気付いたりと何だかんだ注目させられます。
赤の祭司は正体不明で、目前の人物の過去未来が時によって見えたり見えなかったりする不思議な存在。
最終的に謎が明かされるなら別ですが、明かさず完結するなら答えは一つだけ。
“赤の祭司”とは、
もう結論付けないといけない時期に来てしまいましたので仕方ありません。決め付けました。
因みに、ハレンの巨城にてジャクェン・フ=ガーがアリア
に、
原語を確認するとこの火の神=“Red God”。なので光の王のことでなく、単に日本語字幕が被ってしまっただけと思われます。
“数多の顔の神”でもないので、ミステリアスな雰囲気出そうとカッコ付けてただけ、と判断します。
コメント