ゲースロ最終章|視聴直後~分析~解釈に至る経緯を書き残す

ポク爺ことポク太郎です。

年を取るほど体感時間が短くなります。よく聞く例えは、80歳の方の1年間は生きてきた時間の1/80。あっという間です。

ゲームオブスローンズ』が完結したのは2019年5月。現在は2020年2月、おおよそ9カ月前。

つまり、つい先日のこと。

というわけで、書き残すのを忘れてた“結末を迎えた瞬間の自分の感情”と“その後の分析状況”を書き残します。

シーズン8までのネタバレを含みます。


シーズン8で叫んだシーン

以前、恥ずかしげもなく自分の感情移入したポイントを羅列して投稿しました。

上記の続きです。

壁の門が閉まり終幕

ゲースロキャストicon|ジョン・スノウ/Jon Snow

え?…これで終わり?ぃゃぃゃぃゃ…、ぇー…。エーーッ!?

最終話と言えば高地ヴァリリア語でのデナーリスの演説。前回の謎-王都壊滅の理由を待ち望んだ回。

デナーリスの口からは奴隷解放戦のグローバル化宣言。

何も明かされぬまま、デナーリスを抱えた(掴んだ)ドロゴンが飛び立ち、六王国の王が即位し赤の王城で小評議会再開。

何か結末っぽいサンサアリアジョンらのアフター描写。

時計を確認すると、ほぼ終了時間。

「このままフェードアウトするんでね?」状態にコーラスが追撃♪アァー↑、アー↓、アアアー↑、アー↓、アアアー↑…♪でエンディング。

え?…ホントに終わるのこれ?はぁ?

夢中になった『ゲームオブスローンズ』でしたが、ホントに最後はこんな感じでした。

んでもシーズン8解説を書かねー訳にいかねぇのよ

完結して愕然

視聴者全員がどんな反応だったかはもちろん不明ですが、SNSでは大変なことに。作り直せとHBOに対し署名運動が始まったりも。

その署名ボタンを「何だろこれ?」と分からないふりしてポチっと押したのは内緒にしておきます。

が、『ゲームオブスローンズ』関連のブログを運営してるポク太郎にはそれだけで済まない問題が。

本サイトには全シーズン全エピソードそれぞれの解説ページがあります。

どう解説すりゃいいんでしょ?

うちの解説は、認識抜けの無いよう登場人物ごとに周辺のシーンを固め、周囲の動きをしっかり掴むことを重視したタイプ。

人物周辺が固まっており、そのシナリオの自分なりの解釈を一例として“解説”と称し下に付記。ありがたいことに、一話視聴する度に読みに来て下さる方も。

当然「シーズン8だけ無し」なんてことにはできません。恥ずかしすぎます。

途方に暮れてましたが、仕方なくちょびちょび書き始めることに。

解説書いてて気付いたこと

仕方ないのでとりあえず文字で書き起こします。すると真っ先に気付くことが。

シーズン8長すぎ。」

皆大喜びで見てるので気付いてないかもですが、最終章シーズン8は一話一話が異常に長いのです。なので掴めてないこともたくさん。

視聴中に不審に思った点も思い出します。

ベリック・ドンダリオンが炎の剣で刺した磔されたネッド・アンバー。背後のホワイトウォーカーの紋章が燃え上がり、ターガリエン家のエンブレムに。

その他、前シーズンのメリサンドル発言の謎「“約束の王子”のみが夜明けをもたらす。ジョン・スノウに会え。」

また、ブログの方では有能であるはずのティリオンの失策続きをネタにしておりました。

タイトルは『ゲーム・オブ・スローンズ』。が、かなり前から誰が玉座になど主題でないと思ってたポク太郎、やっと気付きました。

シーズン8開始直前、スターchの「鉄の玉座に座るのは誰?」キャンペーンは罠。玉座なんてどうでもええ。

ゲーム・オブ・スローンズ』とは、

光の王夜の王殲滅のため数千年掛け世直しする物語。殲滅に要する破壊兵器も含め存在してはならぬ力すべて排除後、光の王は何も気に留めず退場。

シーズン8で下の謎がすべて明らかになりました。

  • 6回ものベリック・ドンダリオン復活理由。
  • 夜の王打倒を果たす勇者を守る必要性。

  • 暗殺者集団誰でもない者黒と白の館の存在理由。
  • ドラゴンの炎が効かない夜の王を直接刺す暗殺者が必要。

  • 光の王の使者メリサンドルを会わせた理由。
  • 大量の亡者を一掃するドラゴン所有者を北部へ導く必要。

  • ヴァリスの股間が引き千切られた理由。
  • 無能ティリオンを導く必要性。失策続きでも使われ続けるために名家出身の知識人である必要性。

  • ティリオンデナーリスに導いた理由。
  • 無能っぷりデナーリスを狂わす必要性。

  • ジョン・スノウ復活、正統な後継者である理由。
  • 夜の王と同様、存在してはならぬ強大過ぎる力を狂わす、排除する必要性。

現在に通ずるスターク家の価値観vs他の価値観の争いを描いてるのか?悪の枢軸サーセイをぶちのめす勧善懲悪モノか?等思いながら見てきました。

が、すべて違いました。上記が『ゲーム・オブ・スローンズ』だったんだ…。

シオンウィンターフェル城で育ち、裏切り、急襲したのも、ブランに迫る夜の王を数秒間足止めするため…、これはかなりこじつけ感が強くなりますが。

駄作判断されてもしゃーない部分は残る

なかなか気付かない部分が残る『ゲーム・オブ・スローンズ』。

思い出すのはシーズン5。サーセイの策謀です。

トメンに何か言われた後、訪ねたマージェリーに向かい必死の表情で「いつでも力になる。」

たまたま現総司祭に贖罪させられ陳情の場でハイスパローの居場所聞き即総司祭に。メイスを鉄の銀行へ追いやった直後に武装化指示してタイレル投獄。

本ブログのサイドメニューに“サーセイ特集”というカテゴリが(現時点)。何カ月もサーセイをネタに記事を書いてやっと策謀と確信したもの。

確かに痴呆が入った爺ですが、若けりゃすぐ気付くのか?と疑問を感じ得ない程難しいドラマです。

が、それまでは少なくとも人物像には筋が通ってました。シーズン8での問題はデナーリスの人物像。

支配者側である資格を民に認められることと設定し奴隷解放に走ったにもかかわらず、鉄の玉座しか見えなくなりました。

本サイトはこれを「乱心」と結論しておりますが、その乱心が軽すぎた、と判断しています。

デナーリスに最後の決断をさせる際、「やるなら今しか」な状態を作る必要がありました。

例えばで書くと、
ドロゴンが最後の一体であると強調し、無双状態に表現すべきでなかった。
●ドラゴンが従順でなく制御不能とし、それを伝える一話を追加すべきだった。

これさえあれば、判断ミスであったとしてもデナーリス人物像の矛盾はかなり軽減されます。

結局、ここが片付かないままコーラス♪アァー↑、アー↓、アアアー↑、アー↓、アアアー↑…♪が始まるので、
え?…ホントに終わるのこれ?はぁ?

となってしまいました。

この人物像の矛盾を感じない出来に仕上がってれば、すべてが光の王の導きだったんだ…、と拍手喝采の結末だったのですが。

視聴前を振り返る&最近気付いた

上記が視聴直後~分析期間の話。下記は視聴前だった頃と最近気づいた話。

シーズン8前に着目した運命の記事

最終章シーズン8公開前にこんな投稿をしてました。リンク貼り直しで更新日は新しくなってますが。

何でも起こせるファンタジーだから予想は無意味で“運命”に着目してみましたな記事。

振り返ると結構新鮮。当時はジェイミーの到達先が確定しておりませんでした。また、誰でもないものが何なのか全く不明な状態だったことが伺えます。

魔法やデナーリス死亡の件に一応言及してるものの全部あてずっぽうで、興味深いのはジョン=対ホワイトウォーカーの切り札と思い込んでる所。

ジョンエイゴン六世は判明してたのにそこからの波乱には全く目が行っていません。

当時のどうなるんだろ?とのワクワクを思い出す&全く見えてなかった部分が垣間見えるので、自分でニヤニヤして楽しめます。

因みに最後の方に“神聖なるエダードの剣”とありますが、名前はアイススターク家に代々伝わるヴァリリア鋼

なので、それをタイウィンに二本の剣に居直される=天敵に侵略されかけた大ピンチを表してたわけですね。当時はそこまで深く掴めておりませんでした。

エドミュアは立候補してたのか?

最終話の王を選ぶ会議。エドミュアが意味不明な演説を始めサンサに座らされましたが、あれは立候補してたんでしょうか。

正式な字幕版もゲットし確認。ハッキリ言わないので確信できませんが、立候補してたのであれば、これはボス猿選手権に投票してもらわねばなりません。

運よくエドミュアもエントリーされております。ぜひ投票お願いします。

これを書くに当たり上記の運命の記事を自分で読み直してビックリ。こー思ってたんだね~と一人でニヤニヤしておりました。

文字で明確に書いてあるので当時の考えが手に取るようにわかります。これぞタイムカプセル。冒頭で書いた通り、つい先日のことではありますが。

ゲーム・オブ・スローンズ

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