ポク太郎です。
『ゲーム・オブ・スローンズ』をネタにしたブログを運営しております。それ関係で300以上の投稿があります。
そんな爺の『ゲーム・オブ・スローンズ』評価は“分かる訳ないクソドラマ”。
でも実際そんな評価は公開の一年前からなされておりました。
非公開映像である『ゲーム・オブ・スローンズ』パイロット版のお話です。
内にシーズン5までの を含みます。
ゲーム・オブ・スローンズ公開一年前のパイロット版
俳優さんが別人、公開版よりも原作小説に忠実なもの。
テレビ経験のない小説脚本家D・ベニオフとD・B・ワイス
が約4年間、1000万ドルを投じて作成したシロモノです。
パイロットを友人脚本家に見せたときの指摘は、
そりゃそうです。視聴者が主要登場人物の家族関係すら理解できなかったので。
指摘したのは致命的欠陥ハングオーバー!脚本家
多数の閲覧者がこんなジジイのブログで必死に家系図を調べてることを考えれば全くその通り。あんなもん誰も理解できません。
爺が注目した理由はその指摘をした人物。『ハングオーバー!』の脚本家らしい。
ここから『ハングオーバー!』の酷評です。
『ハングオーバー!』とは二日酔い。俳優ブラッドリー・クーパー主演の笑える要素皆無な最低コメディ。
バーチェラーパーティ目的でラスベガスへ向かったグループが翌日のカオス状態を見て酔い潰れる前日夜に自分がしでかしたことを追跡していく、構成上欠陥しかない物語。
ステマなのか何なのか「笑いたいならコレ!」とおススメされてますが、笑える要素が一つもありません。
(追跡結果)→前日夜マイク・タイソン宅からペットの虎盗んできてた。
先に落ちを見せる欠陥ギャグ。追跡の結果、意外性も何もない事実判明→「虎の居る場所から虎を盗んできた。」
マイク・タイソンの家には虎が居るんですか、そーですかとしかならない見せ方。忍び込んだ先が動物園だったら笑えるのか笑えないのかも???マーク。
『ハングオーバー!』の物語構成=酔い潰れた結果を見せてからの理由追跡がコメディとしての構造上の欠陥。ステマに騙され続編まで見せられましたが全部同じ。
これで笑えるなら、球場でヤジ飛ばす酔っ払いやのど自慢に登場するハッスル老人見ても笑えるタイプ。笑ってるヤツに周囲がイラつくパターン。
ギャグとは聴衆の予想外で成り立つもの。先に落ちを見せてから笑わすには相当複雑怪奇なドミノ倒しが必要になります→つまり難易度高すぎの構成。
例えば、
上記の落ちを知る閲覧者を笑わせるには、予想外で、尚且つ、複雑怪奇であっても瞬時に繋がる事実が必要です。
聴衆の予想外、尚且つ、知った瞬間サーセイそこでも自爆かい!と繋がりを理解される必要があります。
原因・理由説明の矢印が逆向きな『ハングオーバー!』は高難度連発が必達事項となる欠陥構成。
その欠陥コメディの続編を引き受けたのが、『ゲーム・オブ・スローンズ』パイロットを“致命的な欠陥”と指摘した脚本家クレイグ・メイジン。
そんなモン引き受ける人物すら指摘するほどの酷い欠陥でした。
公開版はあれでも家族関係説明したつもり
もう一つ驚愕なのは公開版『ゲーム・オブ・スローンズ』第一話『冬来たる』はアレでも「視聴者に伝わるよう家族関係明示したつもり。」
家族関係を明示するため、パイロット版から以下シーンを追加しました。
- サーセイとジェイミー=姉弟を明示するため、ジョン・アリン遺体前で会話。
- 「小鬼のティリオンだ!女王の弟だ!」などの叫び声。アリアの質問も多分それ。
- 裁縫で姉サンサ褒められ、妹アリアため息→アリアが弟ブランが狙う的射抜く。
- 長女サンサが母キャトリンに王子ジョフリーに嫁がせてと嘆願するシーン。
逆に削除したのは、
- 毒を盛られたジョン・アリンが最後の手紙を書くシーン。
- 狂王に処刑される叔父ブランドン・スタークの回想シーン。
- 言語学者作成のホワイトウォーカー言語“スクロース/Skroth”が話されるシーン。
大して改善してないように思えますが、多少家族の関係説明にシフトしました。逆にロバートの反乱説明を削除しそっちで説明不足。
で、パイロット版からのキャスト変更で挙げられるのがデナーリス、キャトリン、ウェイマー・ロイス。←最後誰なの?
ウェイマー・ロイスとはアリン家旗手ヨーン・ロイス公の次男。第一話初っ端、壁北でホワイトウォーカーに殺されるナイツウォッチの一人。
「死に様聞かれるだろ」って台詞は発しましたが、明らかに誰の目にも入らないエキストラ並。
そんな些細なキャスティングまであーだこーだ議論を白熱させ出来上がったのが、一般人には全く付いてけないあの『ゲーム・オブ・スローンズ』第一話。
どーも小説『氷と炎の歌』オタクが必死に全情報詰め込み、熱狂的な小説ファンが「あのシーンの映像だ!」と歓喜するためのものだったようです。
そら分からん筈だわ。
前々から書いてる通り、あの大量の登場人物と背景となるロバートの反乱を60分に詰め込むのは無理。それだけで1シーズン10話分必要です。
D・ベニオフ、D・B・ワイスさんがどんなに小説『氷と炎の歌』に夢中になってようが、世の中の人間からすれば「スターク家て何?」ですからね。
パイロット版の情報を調べると、小説オタクしか付いてけない些細な描写の意味をゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャと議論しておりますが。
そんなモン、一般視聴者は一切気にしてませんぜ、D・ベニオフ、D・B・ワイスさん?
まぁでも、そんなモンがヒットしてくれたおかげでこのような過疎ブログに人が来てくれるわけですからポク太郎としては感謝しないと。
という訳で、『ゲーム・オブ・スローンズ』の視聴には、
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