ポク太郎です。
海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』をまだ見ぬ未視聴者のために、再度大元情報から振り返る資料。
今回の注目は最も古い職業傭兵。公権力で暴力を抑えきれてない古代の必需品をブロンが説明します。
傭兵・ヘッジナイト
〇History and Lore Sellswords & Hedge Knights – Bronn
傭兵団と言えばエッソス
傭兵に地域は関係ないが数多く存在するのはエッソス大陸。
ほぼ全土を支配してた古代ヴァリリア帝国が滅亡し、植民都市が独立→自由都市としてそれらが互いに争っています。
中原であるドスラクの海周辺ではドスラク人が各地を荒らしまわるので、それらに脅かされる自由都市、理由は分からないがミアとライスが常に戦争し、南西部は紛争地帯です。
また、奴隷制も現存しウェスタロスのように王政でないため忠義・誓いの文化も無く、それ故ウェスタロスからの無法者も流れ込んでカオス状態なのがエッソスの自由都市です。
傭兵とヘッジナイト~映像特典動画
語り手:用心棒ブロン![]() |
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傭兵。そのまんまだ。貧乏人にも剣がある。金持ちには剣を持つ人間が必要だ。金と交換するんだ。貧乏人が剣の使い方を知り金持ちになったのかも。どっちが先かは知らん。 | |
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傭兵は長く輝かしい歴史があるのは確かだ。しかし、それを知る傭兵なら他を雇うのが一番だ。傭兵は殺しで金をもらう唯一のことに長けている必要がある。ほとんどはお前を殺そうとするし、少なくとも数人は殺し方を知ってるので簡単な仕事ではない。そうでないヤツは、まぁ午後を台無しにする美しい鎧を着ていることが多い。
※それを知る傭兵なら他を雇うのが一番…歴史知るような教養人は殺人芸一芸ではないから。
午後をぶっ壊す美しい鎧…鎧着用は不快で優雅なティータイムが無駄になるて意味カナ? |
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多くの高級貴族は傭兵を鼻であしらう。最高額の入札者に忠誠を売る男は信用できないと彼らは言う。俺は非難しないよ。所有地に人口が居て先祖の誓いによる生まれながらに持つ軍隊の方が遥かに安上がりだ。でもそこが問題だ。傭兵は勝者側から逃げることがない。雇った傭兵団が逃げるのはお前が勝者側に居ないからだ。彼らにお前と一緒に死ねるだけの金を払ってないからだ。できる訳ないよな。傭兵は領主のために死んでも金持ちにはなれない。傭兵は実際には金持ちになれない。
※最高額の入札者に忠誠を売る男…単に金で雇われた者て意味。
※所有地に人口が居て先祖の誓いによる生まれながらに持つ軍隊…貴族の所有地の民による忠誠の軍。 |
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エッソスの東方の傭兵団には上手くやるところもある。黄金兵団ゴールデン・カンパニー、次子セカンド・サンズ、風吹きの傭兵団ウィンドブローンがそうだ。たとえ商人の王子らが老人のクソほどに結束しようが、常に自由都市では多少の戦闘がある。しかし暑さと埃にまみれ、バカで金持ちな嫌な奴がお前の傭兵団を雇いドスラク人と戦闘させないことを祈るしかない。バカで強欲な隊長は恐らくその戦闘を受け入れるだろうから。
※商人の王子ら…自由都市ペントスとは大富豪が“王子”を立てその傀儡王子に治めさせる地。上手く治められない場合は大富豪側が王子を処刑。ブロンはペントスだけのその風習をエッソス代表例として使ったのかな。もしくは自由都市の町長は全部商人だと言いたいのか。
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ヘッジナイトは今や別の種だ。傭兵から嗅覚を取り除いたものだ。彼らの名は眠る場所、七王国の生垣や溝や馬小屋の下に由来している。彼らは本物の騎士と違い家名も財産もないので、鎧や馬に全財産をつぎ込み、領主を感心させ賞品を獲得するため馬上槍試合に次々出場する。一度負ければほぼ破産し、鎧代も取り戻せない。たとえ勝ったとしても騎士がどう役立つか考えてみろ。殺人だ。殺人のための訓練の仕方を知ってるか?警棒持ってお辞儀して自分の番を待つのではなく、人を殺そうとすることだぞ。 | |
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競合をコケ下ろしてるだけと思うなら代わりに俺を雇え。ああ、もちろん侮辱してるよ。なら雇わなくていい。学んだ偉大な戦闘すべて語る教養のある傭兵か、いくつかの槍試合で優勝し名声を築き始めたヘッジナイトを雇え。んでお前の戦争相手は?ソイツは俺を雇うよ。 |
お前は傭兵でなく用心棒だ
ティリオン子飼いの用心棒ブロンによる傭兵説明。
まぁ野人のように的を得た文明人批判。兵隊に教養は必要ありません。
ただし、王の盾などどこに敵が潜むか不明な王子の護衛を務める際はどう考えても必要。ブロンは頭がいいのでできるだけ。
過去の暗殺未遂がどんなであったかを歴史から学ぶのです。傭兵の能力を証明させてやるために命を危険にさらすご主人は居ません。失敗したら終わりなんだから。
カテゴリ違いと言い張るでしょうが、ジョフリーの毒気抜かせば万事OKとティリオン
に失敗させたでしょ、アナタ。アナタだって失敗するのよ。
話が出たエッソスの傭兵団について。
次子 | 名前の由来は一切相続権を持たない次男から。古代ヴァリリア帝国滅亡500年前直後から存在する最も歴史の長い傭兵団。
【ドラマとは異なる原作情報】原作では隊長メロの悪評により次子の信用が失墜→ダーリオ・ナハーリス
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黄金兵団 | ターガリエン家落とし子であるブラックファイア家が常備軍を得るために設立した傭兵団。初代デイモン・ブラックファイアの弟ビタースティールが設立者で、歴代隊長にはブラックファイア家の人物も居ます。
ビタースティールとは…100年程前エイゴン四世の落とし子エイゴー・リヴァーズ。デイロン二世の腹違いの弟てことに。
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風吹きの傭兵団 | 書いたようにペントスは大富豪が傀儡王子を立てそれに治めさせる地。その使い捨ての立場を捨て逃亡した一人がミア-ライス間の紛争地で設立した傭兵団。殺した相手の上着を切り取り自分のマントに貼るので“ボロボロの王子”と呼ばれるそう。 因みに傀儡王子を立てる大富豪とは、例えばターガリエン家生き残りを庇護した豪商イリリオ・モパティス ![]() |
日本にて給料日にコンビニで全額使う若者が居ると聞いて「アホか!」となる爺ですが、全額娼館につぎ込むブロンは大好きです。
スタニス軍来襲直前、どう攻撃に対処しようかと戦々恐々と書物を調べるティリオンに対し、

大好きです。そーいうの。
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