ポク太郎です。
海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』をまだ見ぬ未視聴者のために、再度大元情報から振り返る資料。
今回の注目は壁北の部族。90以上居ると言われる野人の部族を巨人殺しトアマンドがかいつまんで説明します。
壁北の自由民部族
〇History and Lore The Nations of the North – Tormund
壁北にも山脈
ウェスタロス北方の“壁”より北にある大地。ナイツウォッチからコッチ入るなと追い出されたが野人が住む土地です。
壁北の重要な場所としては、上記地図にあるクラスターの宿、最初の人々の拳、堅牢な家。
当然それ以外にも地名があり、動画内でフロストファング山脈や熊の島北方のフローズンショアの名前が登場します。
ですが、どーでもいい地名。その理由は下で。
壁北の国家~映像特典動画
語り手:トアマンド![]() |
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野人。お前ら南部からするとお世辞なんだろうな。お前らは親父がするなら豚に跪くんだ。俺らは自らを自由民と呼ぶ。少なくとも、俺らほとんどがそう呼んだからといってお前らを殺すことはない。中にはするのもいるだろうが、それが“真の北部”のやり方だ。それはお前らの偉大な白壁を超えた側、法律や王国が無くなり、人が自由に生き…、冷酷に死ぬ場所だ。俺らは自らの土地付近で暮らすが、彼女は酷い妻だ。彼女に従わなければ彼女はお前らを殺す!
※彼女は酷い妻…壁北の大地のことを“彼女”と表現してんではないかと。
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フローズンショアでは雪が深いので、人はセイウチの骨でできた戦車を犬の群れに引かせ乗っている。ホーンフット族は山の中で楽に暮らす。寒さが足裏を硬く黒くするのでブーツも必要ない。洞窟人は暗闇中で、神のみぞ知る相手と神のみぞ知ることをしながら一生を過ごす。ゼン族はこの辺りで数少ない良い土地を持つ。フロストファングの端近くの極北の谷で、獲物、銅、光る青銅の武器となる錫がある場所だ。ほぼ俺ら全員が持つ錆びた古い剣よりいい。そんな利点から彼らは寛大で友好的な種だろう。いや、そうではない。少年期に彼らは顔を焼き、傷に灰と土を塗り込む。顔より傷跡の方が広いと思う。彼らは“マグナー”に従う。マグナーとはこのような者を支配できる者だ。南部人がどう考えるかは分かる。でもマグナーは王ではない。彼らにとっては神に近いが、目を開けて寝ないのなら従いたい神ではない。
※フローズンショア…壁北の海岸。熊の島の北方辺り。
※ホーンフット族…いわゆる雪男。鎧骨公がその長なのかな。 ※洞窟人…うまく訳せませんが、顔にペイントする壁北の一部族。 ※フロストファング…ウェスタロス大陸極北の山脈。 |
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それから巨人族も居る。フロストファングと同じ位古く同じ位屈強な誇り高き種だ。話すときは古語を話すが、話すより多くの共通語を理解する。彼らはお前ら南部人が考える化けモンではない。かつて俺は厳しい寒さで嵐が止む前に凍死間違いない冬の嵐に巻き込まれたことがある。幸運なことに、睡眠中の巨人に出くわし、腹を切って中に潜り込んだ。十分に暖は取れたが悪臭で危うく死ぬところだった。最悪だったのは、彼女が目を覚まし赤ん坊だと勘違いしたことだ。俺が逃げるまで丸々3か月間乳を飲ませた。へへ!ああ、巨人の乳の味が恋しくなる時もある。亭主と違い彼女の機嫌が良かったことを神に感謝するぜ。怒った巨人?そんな話、お前は聞きたくないだろう。
※古語を話すが、話すより多くの共通語…古語=オールドタング。最初の人々の言語。6000年前のアンダル人来襲までウェスタロスにはルーン文字と呼ばれる古代文字しかありませんでした。共通語とは現在のアルファベット=英語のような。
※怒った巨人…トアマンド=“巨人殺し”。 で少し語られます。 |
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違いはあれ一つだけ俺らを結びつけるものがある。南を見ると数百フィートの氷が積まれ黒衣をまとい震える鴉が立つ。俺らをここに釘付けにする監視人が暖かい地、柔らかいベッド、可愛い女へ逃げろと警告する。だが冷風が吹き始める。ホーンフット族も、ゼン族も、巨人族もヤツらには対抗できなかった。まずヤツらがお前らを殺し、次にお前の死体をお前らに送り込む。俺らは皆絶滅の危機に瀕していた。だが最初の人々マンス・レイダーが来て、誰も成し遂げなかった方法で最初の人々自由民すべての国を結集させた。彼はかつての鴉でお前らのやり方を知っている。何千年間、俺らは母の乳からお前らの恐怖を受け継いできた。俺らは最初の人々壁の片側にいて、お前らはもう片側に居た。もうだめだ。ある夜、玄関のドアをノックする音が聞こえるだろう。出ないほうがいいぜ!
※ヤツら…冷風のこと、つまり亡者、死の軍団。
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野人国家と表現する各部族
野人トアマンドが説明する壁北国家。90以上の部族が居るとのことですが、90コ羅列されたリストを見たことありません。
ホーンフット族 | 雪男系の部族。 |
洞窟人 | フェイスペイントを施すにも拘らず、暗闇中で過ごす部族。 |
ゼン族 | 資源豊富な山脈で生きる食人族。クマドリのような顔面の模様は灰と土を練り込むんだそう。うへぇ。トアマンドも説明できないマグナ―なるものに従うらしい。 |
巨人族 | 最初の人々が侵入する1.2万年前より先からウェスタロスに居住する体長数mの巨人の一族。 |
因みに鎧骨公とは“悪名高い襲撃者”、本名不明。被ってるのは巨人族の頭蓋骨だそう。
てか、マンス・レイダーが90以上の部族をまとめたと散々アピールしますが、トアマンドやイグリットは何族なんだね。一回も触れられないんですが。
『ゲーム・オブ・スローンズ』とは超大作。高地ヴァリリア語やエッソスの各都市などどらまに登場しない後方支援の設定が山盛り。
そんな中、90以上の部族として紹介されるのはせいぜい上記の4つ、5つ。
つまり、“90以上の部族”とアピールするも、90コも思い付かなかったんでしょ?それ部族でなくて家族。
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