手を広げ過ぎてアップアップ状態のポク太郎です。
脇役で理解するゲームオブスローンズ。今回はナイツウォッチメンバーから平民の常識に注目します。
シーズン1の
を含みます。
ナイツウォッチの実情を伝える新入りら~グレン、ラスト、ピップ
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ナイツウォッチ哨士: グレン |
俳優:グレン役俳優マーク・スタンレー | |
3歳の時に捨てられ農場で育った孤児。指南役の指示の元、新入りらが剣と盾を持ち試合。既に武術を仕込まれるジョン・スノウにまず鼻を折られた人物。
貴族出身のジョンに嫉妬し対抗心を燃やすやんちゃ坊主でしたが、すぐに親友に。 |
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ナイツウォッチ雑士: ピップ |
俳優:ピップ役俳優ジョセフ・アルティン | |
飢えた妹のためにチーズを盗んだ罪人。とはいってもこの逸話は嘘。グレンと同じように捨てられたほぼ孤児のような人物。
グレンと同じようにジョン・スノウに嫉妬→すぐに親友になる人物。 |
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ナイツウォッチ哨士: ラスト |
俳優:ラスト役俳優ルーク・バーンズ | |
ウィンターフェルから連行された強姦魔。三人の内一番早いシーズン1第二話での登場。グレンら嫉妬部隊に同調しジョンとケンカ。ラストだけは親友にならず。 |
グレン、ピップ、ラストのキャスト情報
役名俳優名の英語日本語表記
英語 | 日本語 | |
役名 | Grenn | グレン |
俳優 | Mark Stanley | マーク・スタンレー |
英語 | 日本語 | |
役名 | Pypar | ピップ |
俳優 | Josef Altin | ジョセフ・アルティン |
英語 | 日本語 | |
役名 | Rast | ラスト |
俳優 | Luke Barnes | ルーク・バーンズ |
あまり馴染みのない俳優さんたち。英語版wikiによると一番たくさんの映画で活躍してるのはピップ役のジョセフ・アルティン。
個人的には他の映画でお目にかかったことはないな。
グレン、ピップ、ラストSNS情報
Twitter-マーク・スタンレーのアカウントmarkstanley12 |
Instagram-マーク・スタンレーのアカウントmarkstanley2020 |
Twitter-ジョセフ・アルティンのアカウントjosefaltin |
発見できず。 |
グレン似顔絵~鋭い目線と小さな口が特徴
似顔絵で覚えるサイトなのでイラストでお顔の特徴。
まず目につくのは鋭い視線と短い鼻下に小さな口。口が小さいというよりは唇が薄いのか。
水平な眉毛の下に、隠れてない鋭い目が特徴。視線がはっきりしてるので黒目を小さく描くとそれらしく。
ピップ似顔絵~小さなお顔にでかい鼻が特徴
苦手な小さなお顔系。輪郭に対して顔のパーツを大きくすることで対応。耳も大きく。
特長としては鼻が凄く高く、また正面から見ても長い。唇は細いへの字口。
高い鼻に合わせて堀が深い。特にしかめっ面をすると目元が影に隠れる→目が離れてる印象に。
ラスト似顔絵~外に広がる二重と太った頬が特徴
二重なのに腫れぼったい目と太った頬がまず目に入る。
内側が潰れてないのに外側に広がる二重。マージェリーも同じだが内側が潰れてるので雰囲気がかなり異なる。
目が円い印象があるのは黒目が小さいからと思われる。
また上唇に対し下唇が大きい&特に中央部が膨らむ。髭を生やすと上唇が隠れ、イラストのように下唇を突き出してるように見える。
グレン、ピップ、ラストから理解するゲームオブスローンズ
名誉あるナイツウォッチは強姦魔送付先
ウィンターフェル城で疎外感に悩むジョン・スノウの憧れはウェスタロス全土に仕える名誉あるナイツウォッチ。
ただし、ウェスタロスにも理想と現実。
覇権争いに必死な王都を始めとする南部からは無駄施設扱い。結局元々の使命は忘れ去られ、島流し施設と変貌しておりました。
壁に幻想を抱くジョンに真実を突き付けたのは小人症のティリオン。連行される強姦魔ラストを指差し「誓約の兄弟。」と茶化しました。
落とし子は孤児とは異なる微妙な立場
ジョンが到達した壁では新入り検査。指南役が新入りらに剣と盾で試合をさせていました。
ジョンが猛攻撃に会う理由は周囲の嫉妬。孤児や罪人から見れば落とし子ジョン・スノウ=貴族。
スターク家が近くに居る、その良政下で暮らす民に囲まれる場、すなわちウィンターフェル城では起きなかったと予想される現象「ジョンが妬まれる。」
つまり落とし子とは、貴族からは下賤な身分、平民からは貴族扱いの何だかよく分からない立ち位置で、味方が居ない特殊な身分。
口は悪いが仲裁人ティリオンの指南は有益
ジョンをただ茶化してるだけに見えるティリオン。
ティリオンはジョンとグレンらのケンカを以下のように仲裁しました。
ティリオンが気付かせたのか、ジョンが気付いたのか、「先に譲れば強力な味方に。」
微妙な立場しか経験のなかったジョンが生まれて初めて本当の味方を得ることになりました。
小人症ティリオンは、貴族=家族からは腫れ物、平民からはよじれた悪魔の猿。同様に味方が居なかったはず。
口が悪いのでなかなか気付きませんが、ティリオンの指南は色々見越した上でのものだったのかも。
ゲームオブスローンズを見る際の視聴者の立ち位置
同い年だがスターク家長男ロブが戦争決意。ナイツウォッチの誓いを済ませたジョンが、誓いか助太刀かと自分の使命について悩みました。
学匠エイモンのアドバイスもあり、結局助太刀を選んだジョン。が、グレン、ピップ、サムウェルらがジョンを追いかけ連れ戻しました。
引き返すことをジョンに説得した仲間らはそこでナイツウォッチの誓いの言葉。ピップなどは嬉しそうに文言を語っておりました。
現代人から見れば何だか青臭いシーンだなと感じるかも。
ですがそこは『ゲーム・オブ・スローンズ』。複雑怪奇ではあるものの行動やキャラは典型的な物語。
“青臭い”と断罪するのでなく、「この子らは生まれて初めて帰属先が見つかったのね。だから誓いの言葉も嬉しいのね。」と好意的に受け取るようにしましょう。
人を人として扱わなかったであろう古代の物語『ゲーム・オブ・スローンズ』。
その平民の常識は上記のように壁送りのメンバーと貴族との関わりの中から垣間見ることができます。
現在の日本人で暴君の圧政に苦しんだ人はいない筈。何を暴君と指すかによるが。
でも実際古代中世には暴君どころか身近な上層が平民を虐げる状況。どんな心境で暮らしてたんだろうとか想像し始めると深く深く入り込んでしまいます。
そう考えると今現在それ相応の状況にあるミャンマー、チベット、ウィグル。他国だからと黙ってていいのかと疑問に感じたり。
これら現在の難しい時事問題。平和ボケの日本人がそのコトの重大性を痛感するためにも『ゲーム・オブ・スローンズ』を視聴する必要があるのです。
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