ポク太郎です。
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の大前提は調停王と呼ばれる名君ジェヘアリーズ一世。
HBOのオフィシャルガイドにも“13人の子供が居た”と紹介される子だくさん。その調停王ジェヘアリーズ一世の子供を全部調べます。
名君ジェヘアリーズ一世とは
話し合い、取引=調停で物事を解決する平和主義者。
それが理由かは不明ですが、王后である妹アリサンとの間に大量の子供。
HBOによる『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』オフィシャルガイドにもFather to thirteen children.との記述が見えます。つまりHBOドラマでも踏襲してる子だくさん。
調停王ジェヘアリーズ一世の子供全員
1.長男 エイゴン・ターガリエン
ことあるごとに“エイゴン”と命名。出生後3日で亡くなった長男。
2.長女 デナーリス・ターガリエン
1歳で喋り、1歳半で走った、すごく元気で前途有望な女の子。
7歳辺りに流行り病で死亡。
因みにこの方が初デナーリス。二人目がエイゴン四世の娘でマーテル家に嫁いだ方、三人目がGOTの女王デナーリス。
3.次男 エイモン・ターガリエン
レイニス王女の父親。妻はジョセリン・バラシオン。デイモン王子が乗る赤い肌のカラクセスを操るドラゴンライダー。
上項1番の長男エイゴン死亡後なので即後継者指名。ただし王后アリサンが有望過ぎる上項2番長女デナーリスを女王にと渋るので、結婚させ王と女王に予定したとか。これがヴァリリア人の世界。
下項5番妹アリッサでなくバラシオン家が妻になった理由は、下項4番弟ベイロンが先にその妹アリッサを婚約者にしてたから。どこを取っても異常な世界。
レイニス王女出生の頃、法務大臣に就任。自由都市ミアからの亡命者がタース島を侵略→阻止に向かったその戦場にてクロスボウで撃たれて死亡。

4.三男 ベイロン・ターガリエン
ヴィセーリス一世とデイモン王子
の父親。妻は下項5番の妹アリッサ。ドラゴンはヴァーガー、所有するヴァリリア鋼はダークシスター。
上項3番兄エイモン死亡直後に、ジェヘアリーズ一世がレイニス王女を差し置いてこのベイロンを後継者の城ドラゴンストーン城主に任命。
結局、“女王”を懸念してたのはジェヘアリーズ一世だったのかも。
原作ではここでヴィセーリス一世とデイモン王子vsレイニス王女嫁ぎ先ヴェラリオン家が一触即発。
それ故このベイロン死亡後、悶着起きると確信→大評議会で選王することに、となってるようです。選王会議を提案したのは下項7番の四男、学匠肌のヴェイゴン。
このベイロンはジェヘアリーズ一世の王の手に就任直後、祝いの狩り中に不調を訴え死亡。盲腸の破裂が原因。
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』第4話でも逸話として話されます。
かつて父はたくましい戦士で騎竜者だった
ジェヘアリーズ王の“手”となり狩りが催された
だがその5日後父は死んだ 槍試合より短い
“勇者ベイロン”
ヴァーガーの騎乗者で鉄の玉座の継承者が内臓破裂で死んだ引用:『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』第4話「狭い海(ナロー・シー)の王」より
5.次女 アリッサ・ターガリエン
ヴィセーリス一世と4歳年下のデイモン王子の母親。骨折した鼻がそのまま曲がってたそう。ドラゴンはレイニス王女が受け継ぐことになるメレイズ。
実はデイモン王子の3歳下に1歳未満で亡くなった弟=別のエイゴンが居たとのこと。母であるこのアリッサ自身もその出産の数か月後に死亡。
「アリッサ死亡」より目が行くのは「また“エイゴン”」。
6.三女 メイゲル・ターガリエン
3代目残酷王メイゴル/Maegorとは綴りが異なるMaegelle。
物静かで敬虔な女性。それ故か七神正教の司祭女セプタに。看病してた子供の灰燐病が伝染り死亡。
7.四男 ヴェイゴン・ターガリエン
武術の才能も興味もない読書好き。上項4番兄ベイロンがしごいたが無駄だった模様。
デブかどうかは分からんがサムウェル・ターリーのような人物で、アーチメイスター大学匠に就任。イマイチだったらしいが。
上項4番兄ベイロン死亡時に後継者指名されたが拒否し、ハレンの巨城での大評議会を提案したらしい。なので『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』でも多分生存中。
8.四女 デイラ・ターガリエン
内気で怖がり。それ故、下項9番妹セイラにイタズラされまくり。アリン家に嫁ぎ、後に王后となるエイマ・アリン出産後に産褥熱で死亡。
HBOドラマでは、このデイラが長女(または次女?)で、3番エイモンの妹&4番ベイロンの姉となっています。
9.五女 セイラ・ターガリエン
イタズラ娘。アリアみたいなイメージ。
オオゴトしでかし叱られ修道院で司祭女にされるも脱走→エッソス南西の島“世界一の娼婦街”ライスで娼婦に転身→その後ヴォランティスへ移り娼館経営。
自身が経営する娼館の王なので、王位には立候補せず大評議会に現れなかったらしい。『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』時代も生存中。
10.六女 ヴィセーラ・ターガリエン
最も美人な娘。自己主張が強く狡猾。女王を目指してたらしい。
本意でない結婚直前にバーチェラーパーティのため脱走→事故で落馬→首の骨を折り死亡。
11.五男 ゲイモン・ターガリエン
早産で生まれ、3か月後に死亡。
12.六男 ヴァレリオン・ターガリエン
ドラゴン名バレリオン/Balerionとは異なるValerion。
難産で生まれ病弱。1歳未満で死亡。
13.七女 ゲイル・ターガリエン
自分の子供を死産した後、入水自殺。
調停王の子供を見やすく表にまとめる
長男 | エイゴン | 乳児の内に死亡。 | 死亡 |
長女 | デナーリス | 前途有望な英才児。7歳位で流行り病。 | 死亡 |
次男 | エイモン | レイニス王女の父。法務大臣。タース島の戦で戦死。 | 死亡 |
三男 | ベイロン | ヴィセーリス一世の父。王の手就任直後に盲腸破裂で死亡。 | 死亡 |
次女 | アリッサ | ヴィセーリス一世の母。三人目出産後に死亡。 | 死亡 |
三女 | メイゲル | 司祭女セプタ。看病してた子供の灰燐病が伝染り死亡。 | 死亡 |
四男 | ヴェイゴン | 大学匠アーチメイスター。王位を拒否し大評議会提案。 | 生存? |
四女 | デイラ | 王后エイマ・アリンの母。出産後に死亡。 | 死亡 |
五女 | セイラ | 逃亡し、娼婦となりヴォランティスで娼館経営。 | 生存 |
六女 | ヴィセーラ | 本意でない結婚前に落馬事故で死亡。 | 死亡 |
五男 | ゲイモン | 早産で出生後、3か月後に死亡。 | 死亡 |
六男 | ヴァレリオン | 難産で出生後、乳児の内に死亡。 | 死亡 |
七女 | ゲイル | 赤子を死産し入水自殺。 | 死亡 |
13人のこども。確かに子だくさんではありますが、戦前戦後の日本ではその位なら結構居そうな…。
史実での子だくさんは『三国志』の英雄曹操孟徳。治世の能臣、乱世の奸雄。その曹操は子供が28人居たとのこと。平和時代ジェヘアリーズ一世とは異なる戦国時代の人。
その28人の内、後継者曹丕に嫌われる弟曹植が「豆を煮るに豆ガラを焼く…豆、釜中に在りて泣く…イズクンゾほにゃらら…。」
この兄弟が卑弥呼に金印を渡し親魏倭王に封じたとされる魏の皇帝曹叡の親父と叔父さん。
魏帝国の宗主である祖父、当の曹操の座右の銘は「我、人に背けども、人、我に背くことなかれ。」
「あぁ!中国人…」と度肝を抜かれた所で、本投稿『三国志』のトリビア紹介を終わります。
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