ポク太郎です。
なかなか新情報が出てこないスピンオフ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』。
気になってちょびちょびwikiを調べてしまいます。今日調べたのはハイタワー家に並ぶ一大勢力と予想されるヴェラリオン家。
調べるうちに確信→「これ絶対、まった『ゲーム・オブ・スローンズ』みたいな複雑ドラマだぜ~」。
多少原作情報が混ざるのでハウドラ視聴を望む方は 内部を読まないで下さい。
になる危険性大。素の状態での王族なのにヴェラリオン家を名乗るレイニス王女

A dragonrider and wife to Lord Corlys Velaryon, “The Queen Who Never Was” was passed over as heir to the throne at the Great Council because the realm favored her cousin, Viserys, simply for being male.
「ドラゴンライダーでコアリーズ・ヴェラリオンの妻。大評議会で“クイーンは存在したことない”と玉座の後継者としては見送られ、従兄弟のヴィセーリス一世が王に選ばれた。単に男選んだだけ。」
上記HBO発表の紹介文を見ると、大評議会=レイニス王女vsヴィセーリス一世と読み取ってしまいますが、既にこれが原作から修正されています。
原作では、レイニス王女の息子レーナー・ヴェラリオンvsヴィセーリス一世。
あと、本サイトではターガリエン家を“古代ヴァリリア帝国の名門”と紹介してますが、ターガリエン家はドラゴンの家系であるも威厳は低く、ヴェラリオン家が元々格上との記述もあります。
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その絶頂期、ヴァリリアは既知世界最大の都市であり、文明の中心だった。その輝ける囲壁の内側では、四十もの対立する一族が宮廷や評議会での権力と栄光をめぐって相争い、狡猾で、往々にして残忍な支配闘争での浮き沈みをはてしなく繰り返していた。ターガリエン家はドラゴンの貴神の中でも最上層には遠く及ばず、ドラゴンストーン城への逃走は競合相手から、降伏のあかし、臆病風に吹かれたと見られていた。
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ターガリエン家とその近しい盟友、ドリフトマーク島のヴェラリオン家(ヴァリリアのもっと低位一族の子孫)の双方の金庫を船乗りの落とす金で潤わせた。引用:『炎と血』-ジョージ・R・R・マーティン
以下のwikiで調べたヴェラリオン家の特徴から王家との関わりを以下に整理します。
ヴェラリオン家の特徴と家系
ヴェラリオン家の成り立ち・拠点
ヴェラリオン家とはターガリエン家と同じくブラックウォーター湾に拠点を移した古代ヴァリリア帝国からの渡来組。
ドラゴンを操る家系ではありませんが、ターガリエンと同じ銀髪、紫の瞳を持つヴァリリア人。HBOドラマでは黒人家系に修正されるようですが。
ドラゴンストーン島西の大きめの島ドリフトマークが拠点。関係ないが、ヴァリリアを故郷とする他の家系もあり、ドラゴンストーン島北東のクロー島に居るセルティガー家。
ヴェラリオン家の人物
詳しい血縁は後にして歴史上で注目すべきの人物を表内に。
Aヴァレーナ | エイリオン・ターガリエンと結婚し、姉ヴィセーニャ、征服王エイゴン、妹レイニスを出産した母親。 ドラゴンに変身しようと鬼火飲み込んで死んだ同名エイリオンは『ダンクとエッグの物語』のエッグ=エイゴン五世の兄なので200年後くらいの別人。 |
Bデイモン | 征服王エイゴンの軍隊をウェスタロスに上陸させた船団指揮官。 |
Cデイモン | 上記Bデイモンの同名の孫。3代目残酷王メイゴルを見限り4代目調停王ジェヘアリーズ一世支持し王の手。 |
Dアリッサ | 上記Cデイモンの妹、2代目王エイニスの妻、4代目調停王ジェヘアリーズ一世の生母&摂政、後にバラシオン家と再婚。 |
E海蛇コアリーズ![]() | 上記Cデイモンの長男の息子、レイニス王女の亭主。イェチ帝国まで遠征し香辛料や絹入手→ラニスター家より裕福な家系に。 イェチ帝国…クァース東の山脈を超えた“知られざる地”にある帝国。その向こうが影の地シャドウランド。 |
Fレーナ | Eコアリーズとレイニス王女の長女、ドラゴンライダー。 |
Gレーナー | Eコアリーズとレイニス王女の長男、ドラゴンライダー。 |
ヴェラリオン家とターガリエン王家の血縁関係




まず、征服王の母親はAヴァレーナ・ヴェラリオン。母Aヴァレーナ自身もヴェラリオン家とターガリエン家の間に生まれた子供。
だから征服王の4人の爺ちゃん婆ちゃんの内、少なくとも2人が互いに血縁者という不思議な関係。
その当時のヴェラリオン家当主はBデイモン・ヴェラリオンで、征服王のウェスタロス侵攻時に軍隊を船で上陸させた人物。世襲的に王家の海軍提督に指名された船乗り家系です。
そのBデイモンの孫Dアリッサが2代目王エイニスの妻で、4代目調停王ジェヘアリーズ一世の生母。調停王成人までの摂政を務めた後、再婚しバラシオン家へ。
そこで産んだ娘ジョセリンと調停王の長男エイモンの長女がレイニス王女←つまりDアリッサの娘と孫の間にできた子。
一方、調停王の次女アリッサと次男ベイロンの息子がヴィセーリス一世、デイモン王子
←つまりDアリッサの同名の孫とその兄弟の間にできた子。
ここでレイニス王女に話戻してしっかり把握。レイニス王女の母親方の婆さんと父親方のひぃ婆さんが同一人物Dアリッサ。
注目すべきは爺さんジェヘアリーズ一世の妻が妹アリサンであること→つまり、本来なら2人いる筈の父親方のひぃ婆さんが1人だけで、それが母親方の婆さんその人Dアリッサ。
通常ならひぃ爺ひぃ婆は8人、爺婆が4人。でもレイニス王女の遺伝子を成分計算すると3世代前の人物Dアリッサの成分が1/2。
言い換えると、
●父親ルートは多世代経由してるも爺婆が兄妹の結婚なので、結局レイニス王女の女性ルーツがDアリッサだけだった。
という衝撃的な遺伝。
凄い衝撃ですが、忘れずにヴィセーリス一世とデイモン王子にも着目すると、この二人は親も爺婆も兄弟姉妹の結婚なので、爺婆がそれぞれ1人しか存在せず、更にはひぃ爺ひぃ婆も1人だけ。
まとめると、下の3人はDアリッサ・ヴェラリオンの3世代後の人物なのに、遺伝子成分は、



かーなりややこしいですが大丈夫でしょうか。付いて来れてますでしょうか。
結局、“ヴェラリオン家”が他家の名前だからと安心してはいけなくて、近親相姦王族に流れてるのがヴェラリオン家の血←家名を跨いだ近親相姦。まさに分身同士の覇権争い。
普通は結合が起き得ないので多世代遡るとバラバラに。ポク太郎で試したらひぃひぃ爺まで遡った段階で梅沢家、諸田家、南野家、竹内家、山本家、小西家、新田家、保田家の名前(不明分除く)。でもレイニス王女らの場合はどんどん結合され上図のように。
※上図のような1/16程度でなく更に先祖まで遡りもっともっと細かくなった段階でどこかの一角が結合てことはいくらでも起き得ます。それが民族というもの。日本人なら間違いなく天皇家の名前も出てくるでしょう。何せこんなのはネズミ講ですから。
ハウスオブザドラゴンでのヴェラリオン家ネタバレ
ハウスオブザドラゴン時代のヴェラリオン家
で、そのレイニス王女が又いとことなるEコアリーズ・ヴェラリオン
に嫁ぎ、出産した2人が娘Fレーナ・ヴェラリオンと息子Gレーナー・ヴェラリオン。
姉レーナ、弟レーナーの高知ヴァリリア語綴りLaena、Laenorのカナ振りはU-NEXTの字幕表記。非常に分かりにくい表記が採用されてしまいました。
その二人がヴェラリオン家を名乗るくせにドラゴンライダー。「アナタ玉座継ぐ人間なんだから」とドラゴンライダーである母親が訓練したんでしょうか。
どーも原作では、他家の家名を名乗る筈のこの長男Gレーナー・ヴェラリオンが調停王の跡継ぎの一角として挙げられたようです。

ヴェラリオン家側は娘Fレーナをヴィセーリス一世の妻にと提案するも当然対抗馬はアリセント・ハイタワー。
更にややこしいトラブルの種は、排除されたGレーナーとヴィセーリス一世の長女レイニラ王女が結婚+怪しい子供。
輪を掛けてややこしくしたのは、断られた娘Fレーナとヴィセーリス一世の弟デイモン王子も結婚+子供。
史上最高レベルのややこしさに仕立て上げたのは、レイニラ王女とデイモン王子
の間に“エイゴン”と命名された子供。
こーいう複雑怪奇な関係を作ってしまい、ターガリエン王朝の亡国に繋がっていくようです。
これ絶対ゲームオブスローンズと同じややこしいドラマ
○ターガリエン家系図に食い込む近親婚だらけで簡単に図示できないヴェラリオン家家系図。
○ヴァリリア人であることからターガリエン家とも同名多数。
以上の理由により、
と予想しておきます。
レイニラ王女の母親はヴィセーリス一世の前妻エイマ・アリン。
まだ確定させられてませんが、ターガリエン家の家系図を探し回ると、調停王ジェヘアリーズ一世の長女デイラの子としてエイマ・アリンへと線が繋がるものがあります。
ひょっとしたら、そこもジェヘアリーズ一世の血を受け継いだ要素になるのかも知れません。
レイニラ王女のエンブレムがこーなってるのは「調停王の血」を強調してる訳ね。多分。
この長女デイラが男の子に見えたので以前は“次男”と間違え表記しておりました。確定したので上の家系図も修正しました。
大陸全土を股に掛けた近親相姦。ウェスタロスではやはりこの人が常識人なのかも!?

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