ポク太郎です。
色んな『ゲームオブスローンズ』のスピンオフが話題になる中、大量のターガリエン名が出され、何が何だかわからずすぐ混乱してしまいます。
前日譚の話題に付いて行くため、ターガリエン家の全世代と騒乱、それに関係する物語を表にまとめました。
ターガリエン家の主要な世代と大事件の関係
世代 | 特筆すべき人物 |
1 | 征服王エイゴン |
2 | エイニス、残酷王メイゴル |
3 | 調停王ジェヘアリーズ |
4 | |
5 | レイニス王女、ヴィセーリス一世、デイモン王子 |
6 | レイニラ王女、エイゴン二世 |
7 | |
8 | 大聖堂建造ベイラー一世、無才王エイゴン四世 |
9 | デイロン二世、デイモン・ブラックファイア、三つ目の鴉ブリンデン・リヴァーズ |
10 | メイカー一世
『ダンクとエッグの物語』
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11 | エッグエイゴン五世、学匠エイモン |
11.5 | ジェヘアリーズ二世 |
12 | 狂王エイリス二世 |
13 | ヴィセーリス、デナーリス
『ゲームオブスローンズ』
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大事件として選んだのは表中にもある以下五つ。
- ~280年前)七神聖兵の蜂起正式な和訳不明
- ~180年前)双竜の舞踏
- ~120年前)第一次ブラックファイアの反乱
- ~40年前)ナインペニー王たちの戦い=第五次ブラックファイアの反乱
- ~17年前)ロバートの反乱
七神聖兵の蜂起~Faith Militant uprising
ターガリエン家の近親婚を巡り、王家と七神正教が対立し教団が全国で起こした反乱。
Faith Militant uprising登場人物
世代1 | 姉ヴィセーニャ 征服王エイゴン 妹レイニス | |
世代2 | 征服王と妹の子 | 征服王と姉の子 |
Aエイニス | B残酷王メイゴル | |
世代3 | Aエイニスと妻ヴェラリオン家の子 | |
Cレイナ Dエイゴン王子 Eヴィセーリス F調停王ジェヘアリーズ Gアリセン |
Faith Militant uprising出来事概要
近親婚文化を持つヴァリリア人ターガリエン家の治世開始。でもウェスタロスは6千年前のアンダル人が持ち込んだ一夫多妻や近親婚を“禁じられたもの”と定義する七神信仰が主。
七神正教に改宗した征服王が子の妻を他家から迎えたことにより、教団側は“近親婚廃止を受け入れた”と判断しました。
が、2代目王Aエイニスが自身の娘Cレイナと息子Dエイゴン王子を結婚させたため聖兵が反乱。
Aエイニス王は逃亡の末死亡→3代目B残酷王メイゴルが信教徒をドラゴンで制圧し始めました。
ドラゴンで叩いても収まらない各地の反乱。次の王となったF調停王ジェヘアリーズが協定を結ぶことで無血解決し、“調停王”と称えられました。
その協定とは「王家が教団を守る限り、近親相姦非難せず、聖兵は武装せず。教団の生存者はすべて恩赦。」
この話題はスピンオフ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の前提となる事件。もっと詳しいのは下。
残酷王メイゴル、ジェヘアリーズ一世とGOTの関わり
シーズン5、七神正教の過激派ハイスパローの発言「聖兵は200年前に非武装化。」数十年単位でずれてますが、F調停王ジェヘアリーズの調停結果を受けてのことと思われます。


しかも世界で最も自身が救われるはずの“近親相姦非難せず”を認めさせた偉人。やはりアホです。
その他逸話など。
●B残酷王メイゴル在位中に赤の王城完成。“メイゴルの天守”と名付けられた一角があります。
●F調停王ジェヘアリーズの時代に壁内の最古の砦“夜の砦ナイトフォート”が維持できなくなりナイツウォッチが本部を黒の城に移しました。
双竜の舞踏~The Dance of Dragons
『ゲームオブスローンズ』のおよそ180年前。征服王エイゴンの孫=調停王ジェヘアリーズの孫、ひ孫世代の話。
ターガリエン家の内紛。七王国を二分して争った戦争。
2022年配信開始と報じられるスピンオフ前日譚『ハウスオブザドラゴン』で明らかになると予想される物語。
The Dance of Dragons登場人物
回避のため、家系図も含めwikiから撤去されてます。HBOが順次発表するキャスト情報に書かれてることも。
世代5 | 王の従兄弟 | 王 | 王の弟 |
レイニス王女 | ヴィセーリス一世 | デイモン王子 | |
世代6 | ヴィセーリス一世の后1の子 | ヴィセーリス一世の后2の子 | |
レイニラ王女 | 執筆時点で未発表) エイゴン二世 |
The Dance of Dragons出来事概要
七王国を二分して争ったターガリエン家の内紛。普通に考えれば“後継争い”、“女王即位の是非を問う物語”。
この話題はこちらに最新情報。
また、本サイトの『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』関連全記事目次はこちら。
第一次ブラックファイアの反乱~Blackfyre Rebellion
『ゲームオブスローンズ』のおよそ120年前。“双竜の舞踏”から三世代後辺りの話。
正統化された落とし子ブラックファイア家による反乱の話。すこーしだけ言及される前日譚『ダンクとエッグの物語』の背景となる事件。
Blackfyre Rebellion登場人物
世代8 | 王の姉or 従兄弟※ |
王 | 王の 姉or妹※ |
デイナ | A無才王エイゴン四世 | ネイリス | |
世代9 | A王とデイナの落とし子 または単なる落とし子 |
A王と后ネイリスの子 | |
Bデイモン・ブラックファイア C“ビタースティール”・リヴァーズ Dブリンデン・リヴァーズ |
Eデイロン二世 Fデナーリス |
Blackfyre Rebellion出来事概要
エイゴン四世はAegon the Unworthy無才王?と呼ばれる軟弱者だった様子。そのエイゴン四世が死の床で自身の落とし子らを認知し正統化しました。
正統化されたのが上表B~D他。その一人Bデイモンがブラックファイア家の当主。
Bデイモンだけは正式な結婚でないターガリエン同士からできた子。つまり、生物学的にはEデイロン二世と変わらず。
そのBデイモン・ブラックファイアが正統な玉座後継者を主張し反乱。
その時代の王家の事情、エイゴン四世のやらかし、反乱が起こせた理由などもっと詳しいブラックファイアの反乱はこちら。
噂のスピンオフ前日譚『ダンクとエッグの物語』はその傷跡が残るウェスタロス内を旅する後のエイゴン五世の物語。
ゲーム・オブ・スローンズとの登場人物関わり
『ダンクとエッグの物語』のエッグが壁の学匠エイモンの弟エッグ。
ダンクは蚤の溜まり場出身のダンカンて名前の長身の戦士。ジョフリーが騎士名鑑中に名前を見つけ騒いでた方。伝説の騎士。


王の手→事情で壁送り→ナイツウォッチ総帥→ウィアウッドにて木につながれました。
Bloodravenと呼ばれた恐ろしいこれがおおよそ120年位前の話なので、“1000年間木につながれた”ってのは絶対嘘。
ナインペニー王たちの戦い~War of the Ninepenny Kings
『ゲームオブスローンズ』のおよそ40年前。“第一次ブラックファイアの反乱”から三世代後辺りの話。
第五次ブラックファイアの反乱のこと。『ダンクとエッグの物語』のダンクDuncan the Tallダンカン長身王が揶揄した言葉の方が有名になり“ナインペニー王たちの戦い”と呼ばれるように。
『ゲームオブスローンズ』でおなじみの老士たちが活躍する話。
War of the Ninepenny Kings出来事概要
エッソスのペントス、ミア、ヴォランティス、ステップストーンのタイロシュ近辺で再度力を付けたブラックファイア家が鉄の玉座奪取を目論み行動開始。

メイリス・ブラックファイアMaelys Blackfyreが首謀者。双子だった胎内で吸収した他方の頭が首に残ってたことから“怪物メイリス?”と呼ばれるらしい。
メイリスは商人、海賊、傭兵など集め“9つの結束Band of Nine”を結成し、ウェスタロスに迫るためミアとライス間の紛争地内を足場にタイロシュを占拠→ステップストーンのいくつかも占領。
その時点でターガリエン王家が察知し防衛出動。出陣したのはバリスタン・セルミー、ブリンデン・タリー
、リトルフィンガー
の父親。
またタイウィン・ラニスター16歳が後の狂王エイリスの従士として初陣、弟ケヴァン
も。
バリスタン・セルミーが怪物メイリスを一撃で倒し、ここでブラックファイア家が消滅。
この反乱は「第五次ブラックファイアの反乱」。
が、強盗や海賊など何でもかんでもが王を名乗るのを、ダンカン長身王が「王冠9つが1ペニーで売られてた」と揶揄したのが受け、“ナインペニー王の戦い”と呼ばれるように。
この戦いで活躍したリトルフィンガーの父親とタリー家が繋がり、リトルフィンガーが里子へ。
因みに、怪物メイリスは黄金兵団の隊長。黄金兵団の成り立ちは、ブラックファイア家が常備軍を得るため設立した傭兵団だそう。
特筆すべきは漆黒の魚ブラックフィッシュブリンデン・タリー。バリスタン・セルミー並に称えられ、後にジェイミーがその活躍を聞き入ってたとのこと。
一人前になったジェイミーの戦故の態度と見るべきか、原作とドラマの違いと見るべきか、単に原作考慮せず演出決めたと見るべきか。
ロバートの反乱~Robert’s Rebellion
ターガリエン家の家系図、世代と大事件を照らし合わせるとスッキリするわ。こーなってたわけね。
古い方から順に、宗教問題、女系相続の問題、結婚制度の問題、近親相姦問題をネタとしてトラブルを創作してますが、物語中イザコザの元凶に使用するのは王位継承。
ターガリエン家の王位継承は即位した王の弟も正統な玉座後継者→よく分からん王位伝承でトラブル発火。ここから学ぶ国家運営は、
架空の作り話を裏付けに、上を結論して締めくくります。
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