噂の前日譚|ターガリエン全世代とプリクエルネタとなる反乱の関係をまとめる

ポク太郎です。

色んな『ゲームオブスローンズ』のスピンオフが話題になる中、大量のターガリエン名が出され、何が何だかわからずすぐ混乱してしまいます。

前日譚の話題に付いて行くため、ターガリエン家の全世代と騒乱、それに関係する物語を表にまとめました。


ターガリエン家の主要な世代と大事件の関係

ターガリエン家の世代と人物
世代 特筆すべき人物
1 征服王エイゴン
2 エイニス、残酷王メイゴル

3 調停王ジェヘアリーズ
4
5 レイニス王女ヴィセーリス一世デイモン王子
6 レイニラ王女エイゴン二世

双竜の舞踏
ハウスオブザドラゴン
で扱われると予想。
7
8 大聖堂建造ベイラー一世、無才王エイゴン四世
9 デイロン二世デイモン・ブラックファイア、三つ目の鴉ブリンデン・リヴァーズ

10 メイカー一世

ダンクとエッグの物語
11 エッグエイゴン五世、学匠エイモン
11.5 ジェヘアリーズ二世

12 狂王エイリス二世

13 ヴィセーリスデナーリス

ゲームオブスローンズ
長男以外も正統な後継者なので、即位したは他にも大量に存在。世代11.5は『ゲームオブスローンズ』内で削除された世代。

大事件として選んだのは表中にもある以下五つ。

七神聖兵の蜂起~Faith Militant uprising

ゲームオブスローンズ』の300年前が征服王エイゴン。その息子エイニス~孫調停王ジェヘアリーズの頃の話。

ターガリエン家の近親婚を巡り、王家と七神正教が対立し教団が全国で起こした反乱。

Faith Militant uprising登場人物

Faith Militant uprising付近の家系図
世代1 ヴィセーニャ 征服王エイゴン 妹レイニス
世代2 征服王の子 征服王の子
Aエイニス B残酷王メイゴル
世代3 Aエイニスと妻ヴェラリオン家の子
Cレイナ Dエイゴン王子 Eヴィセーリス F調停王ジェヘアリーズ Gアリセン

Faith Militant uprising出来事概要

近親婚文化を持つヴァリリア人ターガリエン家の治世開始。でもウェスタロスは6千年前のアンダル人が持ち込んだ一夫多妻や近親婚を“禁じられたもの”と定義する七神信仰が主。

七神正教に改宗した征服王が子の妻を他家から迎えたことにより、教団側は“近親婚廃止を受け入れた”と判断しました。

が、2代目王Aエイニスが自身の娘Cレイナと息子Dエイゴン王子を結婚させたため聖兵が反乱。

Aエイニス王は逃亡の末死亡→3代目B残酷王メイゴルが信教徒をドラゴンで制圧し始めました。

ドラゴンで叩いても収まらない各地の反乱。次の王となったF調停王ジェヘアリーズが協定を結ぶことで無血解決し、“調停王”と称えられました。

その協定とは「王家が教団を守る限り、近親相姦非難せず、聖兵は武装せず。教団の生存者はすべて恩赦。」

この話題はスピンオフ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の前提となる事件。もっと詳しいのは下。

残酷王メイゴル、ジェヘアリーズ一世とGOTの関わり

シーズン5、七神正教の過激派ハイスパローの発言「聖兵は200年前に非武装化。」数十年単位でずれてますが、F調停王ジェヘアリーズの調停結果を受けてのことと思われます。

つまりサーセイゲームオブスローンズ登場人物似顔絵|サーセイ・ラニスター/Cersei Lannister演じる女優レナ・ヘディ/Lena Headey|GOTイラストは腹黒マージェリーゲームオブスローンズ登場人物似顔絵|マージェリー・タイレル/Margaery Tyrell演じる女優ナタリー・ドーマー/Natalie Dormer|GOTイラストを投獄するためだけに、調停王とまで呼ばれる歴史上の偉人の仕事を白紙化したということに。

しかも世界で最も自身が救われるはずの“近親相姦非難せず”を認めさせた偉人。やはりアホです。

その他逸話など。
B残酷王メイゴル在位中に赤の王城完成。“メイゴルの天守”と名付けられた一角があります。
F調停王ジェヘアリーズの時代に壁内の最古の砦“夜の砦ナイトフォート”が維持できなくなりナイツウォッチが本部を黒の城に移しました。

双竜の舞踏~The Dance of Dragons

ゲームオブスローンズ』のおよそ180年前。征服王エイゴンの孫=調停王ジェヘアリーズの孫、ひ孫世代の話。

ターガリエン家の内紛。七王国を二分して争った戦争。

2022年配信開始と報じられるスピンオフ前日譚『ハウスオブザドラゴン』で明らかになると予想される物語。

The Dance of Dragons登場人物

ネタバレ回避のため、家系図も含めwikiから撤去されてます。HBOが順次発表するキャスト情報に書かれてることも。

The Dance of Dragons付近の家系図
世代5 王の従兄弟 王の弟
レイニス王女 ヴィセーリス一世 デイモン王子
世代6 ヴィセーリス一世の后1の子 ヴィセーリス一世の后2の子
レイニラ王女 執筆時点で未発表)
エイゴン二世

The Dance of Dragons出来事概要

七王国を二分して争ったターガリエン家の内紛。普通に考えれば“後継争い”、“女王即位の是非を問う物語”。

この話題はこちらに最新情報。

また、本サイトの『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』関連全記事目次はこちら

第一次ブラックファイアの反乱~Blackfyre Rebellion

ゲームオブスローンズ』のおよそ120年前。“双竜の舞踏”から三世代後辺りの話。

正統化された落とし子ブラックファイア家による反乱の話。すこーしだけ言及される前日譚『ダンクとエッグの物語』の背景となる事件。

Blackfyre Rebellion登場人物

Blackfyre Rebellion付近の家系図
世代8 王の姉or
従兄弟※
王の
姉or妹※
デイナ A無才王エイゴン四世 ネイリス
世代9 Aデイナの落とし子
または単なる落とし子
Aと后ネイリスの子
Bデイモン・ブラックファイア
C“ビタースティール”・リヴァーズ
Dブリンデン・リヴァーズ
Eデイロン二世
Fデナーリス
※…家系図が数種類見つかり確定しません。

Blackfyre Rebellion出来事概要

エイゴン四世はAegon the Unworthy無才王?と呼ばれる軟弱者だった様子。そのエイゴン四世が死の床で自身の落とし子らを認知し正統化しました。

正統化されたのが上表BD他。その一人Bデイモンブラックファイア家の当主。

Bデイモンだけは正式な結婚でないターガリエン同士からできた子。つまり、生物学的にはEデイロン二世と変わらず。

そのBデイモン・ブラックファイアが正統な玉座後継者を主張し反乱。

その時代の王家の事情、エイゴン四世のやらかし、反乱が起こせた理由などもっと詳しいブラックファイアの反乱はこちら。

噂のスピンオフ前日譚『ダンクとエッグの物語』はその傷跡が残るウェスタロス内を旅する後のエイゴン五世の物語。

ゲーム・オブ・スローンズとの登場人物関わり

ダンクとエッグの物語』のエッグが壁の学匠エイモンゲームオブスローンズ登場人物似顔絵|壁学匠メイスター・エイモン・ターガリエン/Maester Aemon演じる俳優ピーター・ヴォーン/Peter Vaughan|GOTイラストの弟エッグ

ダンクは蚤の溜まり場出身のダンカンて名前の長身の戦士。ジョフリーゲームオブスローンズ/GameofThronesの登場人物キャスト似顔絵|ジョフリー・バラシオン/Joffrey Baratheon演じる俳優ジャック・グリーソン/Jack Gleeson|イラストカリカチュアが騎士名鑑中に名前を見つけ騒いでた方。伝説の騎士。

上記落とし子の一人Dブリンデン・リヴァーズブランゲーム・オブ・スローンズ登場人物似顔絵|成長後ブラン・スターク/Brandon Stark演じる俳優アイザック・ヘンプステッド=ライト/Isaac Hempstead-Wright|GOTイラストに免許皆伝した三つ目の鴉ゲームオブスローンズ登場人物似顔絵|三つ目の鴉/Three-Eyed Raven演じる俳優マックス・フォン・シドー/Max Von Sydow本名はブリンデン・リヴァーズ/Brynden Riversすべてを知るもの|GOTイラストその人。

血の鴉Bloodravenと呼ばれた恐ろしい王の手→事情で送り→ナイツウォッチ総帥ウィアウッドにて木につながれました。

これがおおよそ120年位前の話なので、“1000年間木につながれた”ってのは絶対嘘。

ナインペニー王たちの戦い~War of the Ninepenny Kings

ゲームオブスローンズ』のおよそ40年前。“第一次ブラックファイアの反乱”から三世代後辺りの話。

第五次ブラックファイアの反乱のこと。『ダンクとエッグの物語』のダンクDuncan the Tallダンカン長身王が揶揄した言葉の方が有名になり“ナインペニー王たちの戦い”と呼ばれるように。

ゲームオブスローンズ』でおなじみの老士たちが活躍する話。

War of the Ninepenny Kings出来事概要

エッソスのペントス、ミア、ヴォランティス、ステップストーンのタイロシュ近辺で再度力を付けたブラックファイア家が鉄の玉座奪取を目論み行動開始。

ステップストーン…ウェスタロスのドーンからエッソス大陸につながる島々。
ゲームオブスローンズ地図-エッソス沿岸自由都市:ヴォランティス、ブレーヴォス、ペントス、ミア、タイロシュ、ライス

メイリス・ブラックファイアMaelys Blackfyreが首謀者。双子だった胎内で吸収した他方の頭が首に残ってたことから“怪物メイリス?”と呼ばれるらしい。

メイリスは商人、海賊、傭兵など集め“9つの結束Band of Nine”を結成し、ウェスタロスに迫るためミアとライス間の紛争地内を足場にタイロシュを占拠→ステップストーンのいくつかも占領。

その時点でターガリエン王家が察知し防衛出動。出陣したのはバリスタン・セルミーゲームオブスローンズ登場人物似顔絵|王の盾総帥バリスタン・セルミー/Barristan Selmy演じる俳優イアン・マッケルヒニー/Ian McElhinney|GOTイラストブリンデン・タリーゲームオブスローンズ/GameofThronesの登場人物キャスト似顔絵|ブリンデン・タリー/Brynden Tully演じる俳優クライヴ・ラッセル/Clive Russell|イラストカリカチュアリトルフィンガーゲームオブスローンズ登場人物似顔絵|ピーター・ベイリッシュ/Petyr Baelish演じる俳優エイダン・ギレン/Aidan Gillen。通称リトルフィンガー/Littlefinger大蔵大臣|GOTイラストの父親。

またタイウィン・ラニスターゲームオブスローンズ登場人物似顔絵|タイウィン・ラニスター/Tywin Lannister演じる俳優チャールズ・ダンス/Charles Dance|GOTイラスト16歳が後の狂王エイリスの従士として初陣、弟ケヴァンゲームオブスローンズ登場人物似顔絵|ケヴァン・ラニスター/Kevan Lannister演じる俳優イアン・ゲルダー/Ian Gelder|GOTイラストも。

バリスタン・セルミー怪物メイリスを一撃で倒し、ここでブラックファイア家が消滅。

この反乱は「第五次ブラックファイアの反乱」。

が、強盗や海賊など何でもかんでもが王を名乗るのを、ダンカン長身王が「王冠9つが1ペニーで売られてた」と揶揄したのが受け、“ナインペニー王の戦い”と呼ばれるように。

ペニー…銅貨。現在なら英ボンドの1/100、米ドルの1/100=1セント。恐らく1ペニー=“最小単位の硬貨1枚”て意味。1円相当だが日本語なら10円玉が適当かな。

この戦いで活躍したリトルフィンガーの父親とタリー家が繋がり、リトルフィンガー里子へ。

因みに、怪物メイリスは黄金兵団の隊長。黄金兵団の成り立ちは、ブラックファイア家が常備軍を得るため設立した傭兵団だそう。

特筆すべきは漆黒の魚ブラックフィッシュブリンデン・タリーバリスタン・セルミー並に称えられ、後にジェイミーゲームオブスローンズ登場人物似顔絵|ジェイミー・ラニスター/Jaime Lannister演じる俳優ニコライ・コスター=ワルドー/Nikolaj Coster-Waldau|GOTイラストがその活躍を聞き入ってたとのこと。

リヴァーラン城に籠城したブリンデンジェイミーが開城を迫っていましたが、“憧れの騎士への応対”って感じではなかったですね。

一人前になったジェイミーの戦故の態度と見るべきか、原作とドラマの違いと見るべきか、単に原作考慮せず演出決めたと見るべきか。

ロバートの反乱~Robert’s Rebellion

言うに及ばずな『ゲームオブスローンズ』の大前提。

こちらの前提動画で再度楽しんでみましょう。

ターガリエン家の家系図、世代と大事件を照らし合わせるとスッキリするわ。こーなってたわけね。

古い方から順に、宗教問題、女系相続の問題、結婚制度の問題、近親相姦問題をネタとしてトラブルを創作してますが、物語中イザコザの元凶に使用するのは王位継承。

ターガリエン家の王位継承は即位した王の弟も正統な玉座後継者→よく分からん王位伝承でトラブル発火。ここから学ぶ国家運営は、

「長子を廃するは国乱の始まり。」

架空の作り話を裏付けに、上を結論して締めくくります。

ゲーム・オブ・スローンズ

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