ポク太郎です。
待ちきれないゲースロ前日譚『ハウスオブザドラゴン』ですが、更なる噂は『ダンクとエッグの物語』。
待てずに原作を読んでしまおうか悩みつつ、その舞台の背景となるブラックファイア家について調べてみました。
『ゲームオブスローンズ』のシーズン6までの を含みます。
噂段階の前日譚『ダンクとエッグの物語』
既に撮影開始されてるのが前日譚『ハウスオブザドラゴン』。2022年配信とのこと。その更に後釜に噂されるのが前日譚『ダンクとエッグの物語』。
同時に配信するとは思えないので、配信されるとすれば恐らくハウスオブザドラゴンの完結後。シーズン5まであろうものなら5年後、6年後。
2022年ならいざ知らず、とてもじゃないけど待てねーよ。
という訳でちょびちょびネット検索して調べてしまいます。
内容は、ダンカン・ザ・トールダンカン長身王?とエイゴン五世の物語。エイゴン五世とは壁の学匠エイモンの弟エッグ。
王都蚤のたまり場出身の貧民で超長身なダンクと身分を隠す王族少年エッグの冒険を描いた物語。GOTの約90年前が舞台。
三部作で「ダンクがエッグの面倒を正式依頼されるまで」、「リーチでの奉公」、「壁への途中経路リヴァーランドでの事件」。
一番古い原作はこれ。
多分日本語版は出てないが、漫画やグラフィックノベルも出版されたらしい。Amazonで探してみたが“カセット”とか意味不明なものしか見つからず。
こちらが現在入手できる書籍。
で、その90年前の時代背景はブラックファイアの反乱によりウェスタロスがボロボロ状態だったとのこと。
そのブラックファイアとは何ぞや?てことで調べてみました。
調べ先はこの辺り。リンク先の
は要注意です。“ブラックファイア家”とは
Blackfyre…ブラックファイア、ブラックフィア
エイゴン4世とは『ハウスオブザドラゴン』で既にキャスト発表されたレイニラ王女の孫。
エイゴン無才王?不釣り合い王?と呼ばれる不甲斐ない歴代最悪の王。格闘家に憧れるハラボテ肥満だったようですが、死の床で自身の落とし子らを認知し正統化しました。
エイゴン4世に正統化されたその落とし子は4人。下2人はリヴァーランドで生まれたのかな。
- デイモン
- 女性シエラ
- エイゴー・”ビタースティール”・リヴァーズ
- ブリンデン・リヴァーズ
屈強な戦士であった一番上のデイモンはブラックファイア家を設立していました。
上記落とし子の内、デイモンだけはターガリエン同士の子供。父親エイゴン4世の正式な妻は妹ですが、姉との子供が上記デイモン。正式な結婚の元でできた子でないので落とし子。
つまり、エイゴン4世が死の床で正統化してしまった分裂家系が上記デイモンを初代当主とするブラックファイア家。
エンブレムはターガリエン家の逆となる赤地の黒ドラゴン。ラニスター家の逆の金地の赤獅子としたレイン家のような。
因みに、落とし子の一人ブリンデン・リヴァーズがGOTの三つ目の鴉その人。
上記は~150年前の話なので「1000年間木につながれた」てのは嘘ですね。記憶を知り尽くすと1000年に相当するとか凄いこじつけを見せてくれるかも。要注視。
ブラックファイアの反乱と舞台背景
ブラックファイア家分裂の世代と登場人物
まず、『ダンクとエッグの物語』に行き着くまでの世代的な関係と登場人物整理。
(300年前)エイゴン征服王の孫がジェヘアリーズ調停王、そのひ孫が(~180年前)『双竜の舞踏』のレイニラ王女、その孫がエイゴン4世無才王。
エイゴン4世の子世代がデイモン・ブラックファイアで、ひ孫世代が(90年前)エッグ=エイゴン5世。
300年前 | エイゴン征服王-下段の爺 |
~250年前 | ジェヘアリーズ調停王-下段のひぃ爺 |
~180年前 |
『ハウスオブザドラゴン』の双竜の舞踏時代。
レイニラ王女-下段の婆 |
★ | エイゴン4世無才王 |
★の子世代 | デイモン・ブラックファイア、ブリンデン・リヴァーズ |
★のひ孫世代 90年前 |
『ダンクとエッグの物語』時代
エッグ=エイゴン5世、学匠エイモン |
注目してるのは下から2番目のデイモン・ブラックファイア=エイゴン4世の子世代。
長男 | デイロン2世 母親は父の妹(下長女の母親と同一人物。) |
長女 | デナーリス 母親は父の妹(“姉”と記された家系図も存在。) |
落とし子 | デイモン・ブラックファイア 母親は父の姉(“従兄弟”と記された家系図も存在。) |
落とし子 | シエラ |
落とし子 | エイゴー・”ビタースティール”・リヴァーズ |
落とし子 | ブリンデン・リヴァーズ |
ブラックファイアの反乱前の時代背景と人間関係
ここからブラックファイアの反乱の時代背景。
300年前の初代エイゴン征服王がウェスタロスを征服しましたが、ゲリラ戦によりドラゴンを回避するマーテル家を服従させられませんでした。
エイゴン4世時代にようやく婚姻による平和的懐柔。跡継ぎデイロン2世の后はマーテル家、娘デナーリスもマーテル家に嫁ぎました。
やっと懐柔できるマーテル家をターガリエン家が優遇政策。反発するのは他の六王国。
娘デナーリスは17歳で嫁ぎ20歳で亡くなったそう。
そのデナーリスと恋仲だったのがデイモン・ブラックファイア。互いの母親が自分の叔母でその母親二人は共通の父の姉妹というよく分からん異母兄妹の関係。
エイゴン4世無才王がやらかした別のトラブルの元
上で書いたように、エイゴン4世のやらかしは落とし子を“正統”と認めてあの世へ行ったこと。
それとは別に、デイモンが家名とした“ブラックファイア”とは初代王エイゴン征服王が所有したヴァリリア鋼の剣。ターガリエン王に代々受け継がれてきた家宝。
格闘家に憧れるハラボテ無才王エイゴン4世がその家宝を跡継ぎデイロン2世でなく、落とし子デイモンに与えてしまっていました。デイモンが屈強な戦士だからでした。
無才王は優秀な弟エイモンとの関係を疑う后が産んだ後継者デイロン二世信用せず→デイモンを不相応に可愛がりました。詳しくは下にリンク。
GOT 、武人ランディル・ターリーが、廃嫡にした臆病者サムウェルが立派に成長した暁にターリー家家宝ハーツベインを遺そうとしてましたが、それみたいな家督相当感覚。
征服王のヴァリリア鋼ブラックファイアを相続←世の中も家督相当と勘違いするほどの出来事。
つまり、ブラックファイア家=初代王エイゴン征服王の正統な末裔と主張し始めちゃうレベル。
反乱勃発からダンクとエッグの物語へ
恋仲デナーリスとの間に何かあったのかきっかけは不明とのことですが、勘違いしたデイモン・ブラックファイアが“自分=正統な玉座後継者宣言”し、反乱。
デイモンも腹違いの兄弟デイロン2世と生物学的に全く同じ血統だし、正統に認知されてるし、ブラックファイアも相続してるし、てとこへマーテル家優遇策に反発する諸国も味方し大戦争へ。
これが最も激しかった第一次ブラックファイアの反乱。
結果は敗北に終わりますが、その後もエッソス大陸を拠点としながら60年以上、第五次まで反乱を起こしターガリエン王朝の転覆を計り続けました。
因みにドラゴンの絶滅が第一次ブラックファイアの反乱辺り、また、エッソス黄金兵団ゴールデンカンパニーの成り立ちはブラックファイア家が常備軍を得るために作った傭兵団だそう。
無才王エイゴン4世の子世代から60年以上の戦乱なので、ひ孫世代エッグの時代もその渦中。
つまり『ダンクとエッグの物語』の舞台は、数十年前の第一次ブラックファイアの反乱でボロボロ、エッソスから国家転覆策が仕掛けられ続けるウェスタロス。
国内では悪者ブラックファイア家に加担した者、それを討伐する者で溢れてる世の中。
こんな感じの背景かな。
結局『ダンクとエッグの物語』とはどんな内容?
そんな中でもちょびちょび調べたサワリを書いておくと、GOTの約90年前の上記時代背景の中、
第一部「身元を隠すエッグ少年と出会ったダンクが王家から正式に子守依頼」
第二部「リーチで奉公中のダンクとブラックファイア家を支持した残党とのトラブル」
第三部「壁へ向かう二人が途中経路リヴァーランドで巻き込まれる事件」
GOTで三つ目の鴉として登場したブリンデン・リヴァーズが王の手として登場します。
上記三部作。うーむ。待ちきれないので読んでしまおうか悩む。
なんでターガリエン家家系図に他の家系があるのかなと不思議でしたが、落とし子を王が正統化したからでした。でも正体は生物学的に全く同一なターガリエンなので凄くややこしい。
因みに、落とし子の内デイモンとビタースティールがターガリエン転覆派、対するのは三つ目の鴉ブリンデン・リヴァーズ。
ブリンデン・リヴァーズは王の手を務め、至る所にスパイを忍ばせ Bloodravenと呼ばれる恐ろしいヤツだったそう。
ブラックファイアを討伐→事情で壁送り→ナイツウォッチ総帥に登り詰め→ウィアウッドで木につながれ三つ目の鴉に。
あらゆる検索が可能な職業三つ目の鴉はスパイ好きには至高の極み。ドラマ化では「1000年間木につながれた」でなく「自ら木につながれに行った」と修正されるに一票。
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