ポク太郎です。
脇役扱いで書き始めます。
ゲームオブスローンズに強烈な印象を加えるヨゴレ役ジョフリー・バラシオンに注目する投稿。ジョフリーの描写から読み取れる解釈を書き留めました。
シーズン3、内にシーズン7までのを含みます。
キチガイ王子がキング・ジョフリーへ
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チキン王子: ジョフリー・バラシオン |
| 俳優:ジョフリー役子役ジャック・グリーソン | |
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ロバート・バラシオン王の息子ジョフリー王子。
誰かに会うために王自ら北部へ遠征、という“相当な古代”を匂わす第一エピソード。ジョフリー王子も随行しました。年頃の娘らは美男王子の来訪にキャッキャッキャッキャ。 その美男王子は不幸に会ったスターク家を見舞わず、小人症の叔父が平手打ち。即座に帰した言葉は、
「母ちゃんに言い付ける!」
“先生”ではなく“母ちゃん”な部分で、相当な古代なんだなと視聴者が察することに。 第二話でいきなり上記本性、また、チャンバラアリアにちょっかい→母ちゃんに嘘報告でそのチキンぶりも即露呈しました。 |
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俳優ジャック・グリーソンキャスト情報
役名俳優名の英語日本語表記
| 英語 | 日本語 | |
| 役名 | Joffrey Baratheon | ジョフリー・バラシオン |
| 俳優 | Jack Gleeson | ジャック・グリーソン |
ジャック・グリーソンSNS情報
| Twitter-ジャック・グリーソンのアカウント@JackGleeson_ |
| Facebook-ジャック・グリーソンのアカウント@jackgleesonGoT |
ちょっと線の細い貴族って感じの風貌。どうしてもジョフリーに見えてしまうのは否めないが、俳優さんは当然悪人に非ず。
Twitterには夜の王化したジョフリーの写真に「自分は何も言わないよ。」と投稿しております。(2017年7月16日の投稿)
キングジョフリー似顔絵~細っそいしゃくれ美男子
似顔絵で覚えるサイトなのでイラストでお顔の特徴。
やはりまずシャクレ。かなり鼻の下が短いです。アゴが長い訳でないのにそのせいでシャクレ顔に。
また番組内ではまつ毛が凄く長い印象を受けます。それにより目の外側が隠れ、奥から薄いブルーの目が睨み付ける表情に。
その他いつものうんちくですが、耳から垂直、お顔パーツが乗る面が平坦なので目が離れて見えるなど。
特筆すべきは、力を込めた際の唇を隠す動作。イラストのようにほうれい線を浮き出させたまま、唇を隠し口を左下に。牛糞を投げ付けられた時の口元です。
「Kill them all !!!!」
大嫌いなジョフリーの名シーン
シーズン1第二話『王の道』での名シーン
5:40頃~。意識不明の重体となってしまったブラン。
七王国の王子としてブランと奥方を見舞えと言い聞かせる叔父ティリオンに対し、「そんな小僧知るか。」→叔父ティリオン、張り手。
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「ンァッ!…ァ…」 |
即座に出てきた言葉は、
I’m telling Mother! 母ちゃんに言い付けてやる!
引用:『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン1 ep2
すぐにもう一発殴られます。
ジョフリーの人物像を視聴者にしっかりと伝える名シーンだと思います。
同じくシーズン1第二話『王の道』での名シーン
46:30頃~。王都へ向かう道中、野営地にて。
許婚サンサと散歩デート中、遭遇したのはアリアとマイカーの剣術遊び。無邪気に棒切れでチャンバラ中。
そこへ何故かジョフリーがマイカーに因縁。サンサの妹アリアを守って見せようとしたのでしょうか。七王国の王子が剣を突き出し、棒切れを持つ平民の子に「掛かって来い。」
身分の違いから抵抗もできないマイカーの顔を切りアリアに殴られる→今度はアリアに襲い掛かり、大狼ナイメリアに飛び付かれます。
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「ンハァッ!…アー…」 |
その後、母ちゃんに言い付けておりました。
これもジョフリーの人物像を視聴者にしっかりと伝える名シーンだと思います。
シーズン2第一話『王の乱立』での名シーン
46:52頃~。赤の王城玉座の間の模様替え中。
ジョフリーを制御できず周囲から攻められる母サーセイがスターク家の人質について話に来るシーン。
叔父ジェイミーと母の噂を耳にしたジョフリーが、父ロバートは他の女をはらませてるのでは?何人落とし子が?と言いかけ、サーセイ張り手。
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「フ!ハァー…!」 |
母ちゃんに言い付けようにも殴ったのが母ちゃん。頬に手を当て絶句しておりました。これも名シーン。
シーズン3第二話『三つ目の鴉』での名シーン
11:10頃~。お年頃のジョフリー。恵まれた環境で育つので現在の思春期の子供とよく似ています。
部屋にあった「ウルトラ怪獣入門」「仮面ライダー大全」を処分し、ギターアンプやインディーズのバンド雑誌に入れ替わり。
思春期なジョフリーが自分の剣に付けた名前は「ハート・イーター心臓喰い」「ウィドウズ・ウェイル未亡人の泣き叫び」。
もちろん身だしなみも思春期。披露宴向けの衣装合わせか、デザイナーが花の刺繍を施したスカーフか肩掛けのような何か。
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「ノー!フラワーズ!!I said no flowers….」 |
徹底的に花柄を嫌いました。『ゲーム・オブ・スローンズ』制作陣渾身のギャグと思われます。
ジョフリーで理解するゲームオブスローンズ
ゲースロは難解極まりないが英語の勉強にはうってつけ海外ドラマ
シーズン2のラスト、王都を死守しようとしてたティリオンが戦場で味方王都の守人に襲われます。噂ではサーセイの命令とのこと。
警戒するティリオンが追求「王都の守人に命令権を持つのは二人だけ。お前だろう?」→サーセイ黙秘→視聴者「ティリオンを狙った犯人は誰なの?」
正解はジョフリー。
「サーセイの黙秘」を見て、ティリオンは「アイツは俺を恨んでるんだ!」と察します。
ジョフリーはキチガイでもサーセイにとっては大切な息子。また周囲からはジョフリーに言うこと聞かせられないと責められています。先の落とし子狩りでも同じく黙秘。
なので都合が悪いサーセイは答えるに答えられない→ジョフリー犯人が正解。
これが難しい難しい『ゲーム・オブ・スローンズ』。
また、サーセイとティリオンの会話で注目すべきは英語。
ティリオンの発音「ジョゥフッリー。」フッの部分で下唇を噛んで正確な英語発音。ティリオンの発音をよーく聞いてみて下さい。
その他、話題「子供を持て」では「ジョフリーですら愛らしい」を表現するのに、
ジョフリーですら。ジョフリーでさえ。
日本語はてにをは助詞を当たり前に使うので英語だとどうしてよいか分からなくなりますが、英語は単語文化。単語で会話します。
文法でなく単語を並べて会話する『ゲーム・オブ・スローンズ』はその常識を知るのにうってつけの海外ドラマと思います。通常会話での皮肉表現はすごく難しいが。
子役が演じることでちょっと盲点と矛盾
盲点はロバートの反乱が17年前てこと。その辺りに出生したのがデナーリス
、ジョン・スノウ
、ロブ
辺り。ジョフリー
とほぼ同い年。
は部族を引き連れドラゴンの母に、
は落とし子の生きる道を求め壁へ、
は捕われの父、妹奪還のため挙兵、
は大狼に噛まれ母ちゃんに言い付けました。いづれもシーズン1での出来事。
“近親相姦によるキチガイだから”は理由にならず。デナーリスも狂王と妻である妹レイラ間の子供なので。
は民心掴むために馬の心臓を完食、
は落とし子故に積極的に弟の面倒、
はキリモリ宣言で母親をサポート、
は大狼に噛まれ母ちゃんに言い付けました。ver1.2
はドスラク文化重んじカリーシへ、
は小鬼の指南聞き入れリーダーへ、
はブランの世話しながら代理城主、
は大狼に噛まれ母ちゃんに言い付けました。ver1.3
は嫁いだ先のドスラク民心ゲット、
は義母の疎外も愚痴らず壁へ出立、
は城のキリモリ請け負い代理城主、
は大狼に噛まれ母ちゃんに言い付けました。ver1.4
は偉大なる族長ドロゴの子を成し、
は冥夜の守人のライジングスター、
は青二才覆し旗手らが北の王連呼、
は大狼に噛まれ母ちゃんに言い付けました。ver1.5
は誠意に報復で応えた妖女火炙り、
はいきなり壁の総帥後継候補指名、
は野人から遠乗り中のブラン守り、
は大狼に噛まれ母ちゃんに言い付けました。ver1.6
は略奪逸った兵士から奴隷を没収、
は臆病者サムウェルを敵から守り、
は半身不随のブランを慰め励まし、
は大狼に噛まれ母ちゃんに言い付けました。ver1.7
は指揮する器でない愚兄を見限り、
は死罪も覚悟でロブ助太刀へ出立、
は激っしやすく愚鈍な旗手を一喝、
は大狼に噛まれ母ちゃんに言い付けました。ver1.8
は族長亡き後の部族を自身が率い、
は未知の怪物から総帥の命を守り、
は計略発動&成功させ敵長男捕獲、
は大狼に噛まれ母ちゃんに言い付けました。まぁジョフリーは七王国一恵まれた身分。必要に迫られることもないので成長遅いのは仕方なし。ただ分からないのが母サーセイが出した逸話。
シーズン1初っ端にブランが搭から転落→意識不明の重体。犯人はサーセイとジェイミー。探りを入れるためか看病する母キャトリンの元。で、下記逸話。
17年前のロバートの反乱の終戦がタイウィン王都制圧→ジェイミー王殺し。ジョン・アリンの勧めでロバート王がサーセイを娶りました。
サーセイは誰もが羨む“新王の后”に成れるとご満悦だったらしいので、結婚はロバートが新王=終戦後。ちょっと不確定ですが。
その失った最初の子が何歳で亡くなったかが問題ですが、少なくとも終戦1年前には出生してないとおかしな話。なのでサーセイの作り話の可能性も。
もし作り話だったとしたら、また新たな疑惑が発生致します。
●奥さん自ら王に話し掛ける心配はないが、ブラン重体でロバート王が見舞いに来る可能性が十二分にあるシチュエーション。
そんな相手に作り話。やはり大バカ。つまりここで思い付く新たな可能性は、
=壮大なバカだから。原作ではロバートの反乱は15年前とのこと。何らかの事情により修正→微妙に歪が発生してるのが『ゲーム・オブ・スローンズ』。
そういった歪をこじつけ「サーセイ=アホ」へと繋げる、それが本サイト。以降、お見知りおきを。
大変な嫌われ者。が、『ゲーム・オブ・スローンズ』が大ヒットした理由の一つは感情移入度合MAXな点。
なので、ジョフリーがすごく重要なキャストであったことは間違いなし。
お年頃の子役さんがこれほどまでの汚れ役を世への体面気にせず見事に演じ切る。やはり凡人ではありませんね。

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