ポク太郎です。
この『ゲーム・オブ・スローンズ』、大昔が舞台の物語ですのでその世界観を前面に押し出してきます。
ゲームオブスローンズの世界観を作り上げる一つは一風変わった言葉。“用語集”と題して、視聴前に目を通しておくべきものを準備しました。
※字幕、吹替えを行う各社の翻訳が異なるので、おおよその意味や英語で捉えるのが適当かも。
よく使用される用語
古代を想定しているので、表現が現代と異なります。
1 | 命名日 | 誕生日のこと。 |
2 | 落とし子 | 正妻でない女性に産ませた子。 徹底した身分制社会が舞台なので、その家の正式な嫡出子以外には一切相続権がありません。 ドラマ内で“bastard”と呼ばれますが、訳は下。酷い話です。 「私生子、雑種、粗悪品、嫌なヤツ、運の悪いヤツ」 |
3 | 標語 | 各貴族に設定される、家の特徴、家訓、行動指針のようなモットーを表す言葉。英語でMotto Words。 緒名家の標語(英語も)は下方に。 |
4 | 紋章 | 家紋、エンブレムのこと。旗印にも。 |
5 | 黒衣 | 北方の壁を守るナイツウォッチが着る服。鴉の羽根で作ったような。 |
6 | 王の手 | 王に任命された宰相らしき役職。政治を預かる要職。 |
7 | 従士 | 付き人。騎士に付くことが多く見習いとして修行する立場。 |
8 | 徽章きしょう | 胸に付ける役職を表すバッジ。王の手の徽章など。 |
9 | 高地ヴァリリア語 | 約5000年前~500年前までエッソスのヴァリリア半島を中心に、ドラゴンを手懐け栄えた古代ヴァリリア帝国の言語。 ヴァリリア鋼、ヴァリリア魔法、ヴァリリアの石材加工技術など、ミステリアスな帝国由来の言葉が他にも多数。ターガリエン家はそこの名門貴族。 |
10 | 古代ギスカル語 | 奴隷商人湾周辺を支配してたギスカル帝国の言語。文化そのものまで消滅する程に古代ヴァリリア帝国に殲滅された帝国。 |
11 | 月のもの | 男性なので説明できません。 |
12 | まぐわう | お子様なので説明できません。 |
同義語
統一してくれればよいのですが、同じ意味の言葉を多様な言い回しで表現します。
1 | 冥夜の守人 ナイツ・ウォッチ 鴉 | 壁を守る兵士のこと。 |
2 | 王の盾 キングス・ガード 白マント | 王の近衛兵のこと。 |
3 | 王都の守人 シティ・ウォッチ 金マント | 王都の警備兵のこと。 |
4 | 亡者 ワイト 死者 | “白き魔物”ホワイトウォーカーが操る死体のこと。 その集団を“死の軍団”と表現したりします。 |
5 | 野人 自由民 | 壁より北方に住む蛮族のこと。誰からも支配されないので自らは“自由民”を自称。 |
6 | 小鬼インプ ドワーフ 半人前ハーフマン | 小人症のティリオン![]() |
7 | 獅子 | ラニスター家のこと。家紋が獅子なので。 |
8 | 牡鹿 | バラシオン家のこと。家紋が牡鹿なので。 |
9 | 狼 | スターク家のこと。家紋が大狼ダイアウルフなので。 |
10 | 鱒マス | タリー家のこと。家紋がマスなので。 |
11 | 鉄の玉座 エイゴンの椅子 | 七王国の玉座のこと。 300年前の征服王エイゴン・ターガリエンが敵の剣を溶かして作ったから。 |
12 | ウォーグ 狼潜り 鴉潜り | 緑視力グリーン・サイトのこと。 緑視力…動物に乗り移り見聞したり行動させたりする能力。この世界の魔法の一つ。 |
13 | 誰でもない者 顔のない男 顔の無い者 | エッソスの秘密都市ブレーヴォスに伝えられる暗殺術、暗殺者のこと。 起源や存在理由など、物語中、謎として進みます。 |
14 | キャスタリーの磐石城 キャスタリーの磐城 | ラニスター家の居城キャスタリーロックのこと。 元々はキャスタリー家のロック城だからと思われます。数千年前の話です。 |
緒名家標語
各家系には家訓、行動指針となる標語Motto Wordsが設定されています。
ターガリエン家 | 「炎と血Fire and blood」 |
スターク家 | 「冬来たるWinter is coming」 知識の城から発せられる冬到来は「冬来たりWinter is here」 |
バラシオン家 | 「氏神は復讐の女神Ours is the Fury」 |
アリン家 | 「高きこと誉のごとくAs High as Honor」 |
ラニスター家 | 「訊け、わが咆哮を!Hear Me Roar !」 非公式で有名なのは、 「ラニスターは常に借りを返すA Lannister Always Pays His Debts.」※恩には恩を、攻撃には攻撃を。目には目を歯には歯を徹底するので畏れられる存在という意。 |
タリー家 | 「一族、本分、名誉Family, Duty, Honor」 |
タイレル家 | 「われら強大たるべしGrowing Strong」 |
グレイジョイ家 | 「我ら播かずWe Do Not Sow」 非公式で有名なのは、 「死者はもはや死せずWhat Is Dead May Never Die」※一度溺れさせ意識を失わせる“溺神の誓い”なる行事を行っています。 |
マーテル家 | 「折れぬ、枉げぬ、まつろわぬUnbowed, Unbent, Unbroken」 |
その他旗手の家系にも同様に設定。
用語集-ドスラク編
1 | カール | ドスラクの族長、王の意味。 |
2 | カリーシ | ドスラクの后、女王の意味。ただし、この辺は概念が一対一に対応せず正確な訳は不可。“后”ではなく統率する存在だけを指し示す場合も。 |
3 | カラザール | 部族のこと。ドスラク人にはいくつかの部族が存在する模様。 |
4 | 血盟の騎手 | 族長が指名する三人の護衛。 |
5 | 黒い塩水 | 海のこと。 ドスラク人ではないが、ダーリオ・ナハーリスが海水を「毒の水」と表現したりも。 |
6 | 木の馬 | 船のこと。 |
7 | 鉄の甲冑 | 鎧のこと。 |
8 | 石の家 | 城のこと。 |
9 | わが命の月 | カール・ドロゴは妻デナーリスをこう呼ぶ。妻は夫を「私の太陽と星」。ただのおのろけだと思う。 |
分かりにくい言葉が見つかり次第更新します。
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