ポク太郎です。
懐かしドラマ『大草原の小さな家/Little House on the Prairie』。
腕力に頼ることはあるもすべてにおいて聖人チャールズ・インガルスとその娘らや町の人を描いた道徳的長編物語。
現代のドラマに慣れると非常に生ぬるく退屈ではありますが、全シリーズ揃えて鑑賞するとこれがなかなか入り込んでしまう逸作。
誰もが知る古い古いドラマだし、長編過ぎてどうせ記憶に残らないと思うのでシリーズ全体の
含みます。地図で確認するミネソタ州ウォールナット・グローブ
場所はアメリカ合衆国中央北部のミネソタ州。北縁はカナダとの国境。
Googleマップを見るとローラ・インガルス・ワイルダー・ミュージアムやネリーズ・カフェが見えます。
ドラマ内で登場する地名は東方に隣町スリーピー・アイ、更に東に都市マンケイト、州都ミネアポリス。
ただし、これらは番組内で表示された地図と位置関係がかなり異なる。番組内の地図ではスリーピー・アイはマンケイトの南にありました。アメリカ特有の大規模な区画整理の影響かも。
Googleマップ内には見つかりませんが、シーズン5でチャールズが支配人として働いてたスタンディッシュ氏のダコタ・ホテルがあるのは西の州ダコタのウィノカ。
教養が足りないので知らなかったが、原住民であるアメリカインディアンも含め結構北の方で生活してたのね。
ウォールナット・グローブの中心部地図
卵を買い取ってくれる場所、キャンディーが手に入る場所はこの中心部“町”にしかありません。
① | 教会兼学校 | 正面に設置された鐘は子供らが町中からかき集めたバケツなどの卑金属でジョーンズおじさんが作ったもの。 |
② | オルソン商店 | 看板はOLESON’S MACHANTILE。 本番組の悪役ハリエット・オルソン ![]() ![]() |
③ | ハンソン製材所 | 看板はHANSON’S BUILDING SUPPLIES LUMBER/HARDWEREだったが後にこう→HANSON’S RUMBER Co.。何故綴りが変わるのかね。 水車が目印。でも水力じゃあんなパワー出ないので建物正面で使ってる回転ノコギリはどう考えても電動式丸ノコ。 ハンソンさんはウォールナット・グローブの創設者。町長さんみたいな存在。チャールズを雇ったり、その縁者をよく雇用してくれる町民の力強い支援者。 |
④ | 郵便局 | 看板はWALNUT GROVE POST OFFICE。 局員は後にエドワードさんと結婚するグレイス ![]() |
⑤ | 診療所 | ウォールナットグローブの町医者ベイカー医師![]() |
⑥ | なし | 地図内に⑥番なし。順番を飛ばしてしまったようです。 |
⑦ | エドワーズの小屋 | ハンソン製材所の裏手の細道沿いにエドワーズ![]() ![]() |
⑧ | ネリーズレストランホテル | 看板はNELLIES’S RESTRANT HOTEL。オルソン家のネリー学校卒業に合わせ、結婚相手探しのためにハリエットが準備したレストラン。上階はホテルとして経営、後に電話交換所を階段下に設置。 結局ネリー ![]() |
➈ | 氷蔵 | オルソン商店が所有する氷蔵。後にオルソン家の養子となるナンシーがライバルの幽閉策に使うことに。 |
インガルス家が住む小さな家の間取り
ベッドは二人セットで使用するのがデフォ。チャールズ&キャロライン、メアリー&ローラ
。
この狭い家に、更にはチャールズの親を住まわせようとしておりました。どっちかって言うと客間として使ってた納屋の方が快適そうな。
こちらに似顔絵で懐かしむ登場人物紹介の投稿をアップしました。
関係ないがこの番組内の貨幣価値を予測
ライフルが$15、ストーブが$7、既製品の洋服が$1.5前後、他ローラやメアリーのお駄賃から想像するに$1=約1万円相当か。なので1セント=100円。
ちょっとキャンディや卵の値段が高くなるがおおよそそんな感覚。
発見した砂金が$130程度。つまりあのゴールドラッシュの旅で100万円以上のまとまったお金はゲットできたっぽい。
因みにチャールズ・インガルスの刻印“C・I”入りテーブルの販売価格は$12.5。結構高級品として売れてた模様。ニトリより高額。
シーズンが進むと所得倍増計画でもあったのかインフレが進みます。セントポールまでの汽車賃$50とか。運賃が50万円は高すぎなので恐らくインフレ後。
分かりづらいDVD販売構成も説明しとく
レンタル | コンプリートBOX | バリューパック | 新バリューパック | |
パイロット 『旅立ち』 | 無 | 収録 | 収録 | |
S1 | 有 | 収録 | ||
S2 | 有 | 収録 | ||
S3 | 有 | 収録 | ||
S4 | 有 | 収録 | ||
S5 | 有 | 収録 | ||
S6 | 有 | 収録 | ||
S7 | 有 | 収録 | ||
S8 | 有 | 収録 | ||
S9 | 無 | 収録 | 収録 | |
特別版 『きのうの日々』 『この愛すべき子ら』 『最後の別れ』 | 無 | 収録 | 収録 |
凄く分かりにくいが、大きく分けて、
- 『旅立ち』…ウォールナットグローブに辿り着くまでのパイロット。
- S1~8…1シーズン22~24話で構成された長編。
- S9…シーズン9扱いで成長後のローラが主役の『新・大草原の小さな家』。
- 3本の特別編…完結後に視聴者の要望に応えて作られた最終回スペシャル。
レンタルされてるのは2番のS1~8だけ。
1&4番のパイロット・特別編は以下「特別版 バリューパック」に収録。アルバート含めたインガルス家全員が家の前に写るやつ。
3番のシーズン9扱い『新・大草原の小さな家』収録の商品名は「新・大草原の小さな家 バリューパック」。成長したローラとアルマンゾの写真が目印ピンク色背景。
1~4番のパイロット、S1~8、S9、特別編全部入りは以下コンプリートBOX。
Amazonの売れ筋を見るとダブって購入してる方が結構居る模様。もったいないのでよく調べてから買ってね。
本ドラマの時代は1880年頃。電力系インフラが存在しない時代。もちろん水道も無し。
視聴者は「こーすりゃ解決できないか?」と思い浮かべながら見てしまうことになりますが、電力に一切頼れないので21世紀の技術力を想像しても必ず壁にぶち当たります。
さすがに古い作品なので、ぼやけた映像や毎回異なるカラーバランスで見づらいのは否めず。
が、21世紀の常識を持ってしてもどうにもできないと思い知ることで、当時の苦労・絶望感がそのまま視聴者に伝わることに。
「スプリンクラー作ろうにもホース無ーんだもん。」
“流通網から外れてるから不便”てだけの現代劇『北の国から』とは異なり、風力発電もそう簡単にできず。モーター作れないどころか銅線が入手可能とは限らないので。
コメント