サーセイ大好きポク太郎です。
本サイトの看板は「サーセイ嫌いへ贈る『好きになるための自爆リスト』」。
上記は“身内を見落とした”に絞りリスト化したもの。が、もちろん我らがサーセイ女王はそれだけに留まらず、他要因の自爆でも楽しませてくれます。
今回は自爆に至る原因=見落としポイントに着目。
これらは本サイト内のどこかに書いた内容ですが、それらを簡潔にまとめ“サーセイファンクラブの必携バイブル”となり得る資料を作成します。
シーズン8までの
を含みます。
S3バレ タイレル凹まそうとして自爆1
息子ジョフリー制御できずと責められるサーセイ
、完璧に制御するマージェリー
。キナ臭いタイレルが画策するサンサ輿入れ計画掴んでタイウィンにチクり。
→大嫌いな弟ティリオンにサンサ
を娶らせタイレル家の策妨害に成功するも、タイウィン
「お前もだ。」
有名な少数派ロラスと結婚させられるハメに。
見落とし1-1 ラニスター“家”にしか興味ないタイウィン公
「獅子は羊の意向など意に介さん。」七王国一の実力者、父タイウィン公の目的はラニスター“家”。
女帝は“家のために”后として王に差し出されたのであり、余計なネタ提供すれば父がまた策を思い付いてしまうことを見落としてしまいました。
S5バレ タイレル家から守ろうとして自爆2
長男ジョフリー、後ろ盾タイウィン
が死。次男トメン
の后となったマージェリー
はあからさまな追放計画。
戦を決意したサーセイが狂信者ハイスパロー
を総司祭ハイセプトンに。同時に北方勢力の動向を確認するため子飼いのスパイリトルフィンガーを緊急召喚。
→ハイスパローに武力を与えタイレルを芋ズル投獄するも、リトルフィンガー発のランセル情報
伝わりサーセイ投獄。
シェイムシェイム贖罪ですっ裸行進させられるハメに。
見落とし2-1 改心したランセルがサーセイに謝罪
狂信者集団雀の勢力拡大が話題になる中、入信したいとこランセルが謝罪に。近親相姦の件や他多数。
女帝は身内ランセルを見下すあまり、共犯者=運命共同体であることを見落としてしまいました。
見落とし2-2 共謀者は見下し続けた相手リトルフィンガー
シーズン2での頼み事「逃亡したアリアの捜索」。周囲に責められイライラ中、小賢しいリトルフィンガーの喉にナイフを付き付け命令しました。
ノーマルな人物でも自分にナイフを付き付けた相手に忠実に仕える可能性低なのに、突き付けた相手は裏切者リトルフィンガー。
蚤の溜まり場で炊き出し中のハイスパローを総司祭に任命した直後、人生の間中見下し続けた相手リトルフィンガーを大急ぎで王都へ緊急召喚しました。
結果、リトルフィンガーがオレナにランセル情報→突き出されたランセル自白→サーセイ投獄。
女帝は「共謀仲間は自分の味方か?」と通常必ず行う確認思考を見落としてしまいました。
見落とし2-3 言い訳にできる理由=独自の判断許可
后マージェリーは大切な息子トメンのお気に入り。なので自らの排除不可。思い付いたのは別人に権力→「したのは総司祭」と言い訳にできます。
でも、それが言い訳になる理由は“ハイスパローが独自判断できる権限を持つ”から。それはイコール“自分と異なる判断に権限を認める”こと。
女帝は「自分すら投獄できる権力を渡すことになる点」を見落としてしまいました。
見落とし2-4 ロラスはサーセイの仲間
マージェリー投獄へ向けた第一弾、サーセイは有名な少数派ロラス・タイレルを敵視するであろう七神正教に目を付けました。その七神正教の過激派が狂信者集団雀。
七神正教とはキリスト教と同じく少数派を罪と規定するのでロラス狙いで利用しました。
ただし、少数派と並び罪深く規定されるのは近親相姦。
女帝は権限を渡す相手雀が、ロラスだけでなく自身をも敵視することを見落としてしまいました。
見落とし2-5 偉人“調停王”はサーセイの味方
目指すは武術に長ける花の騎士ロラス・タイレル投獄。サーセイは200年間守られた聖兵の武装禁止令を破棄し、総司祭ハイスパローに武装を指示しました。
スピンオフ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』も次に控えておりますので、簡単にターガリエン家の話。
七神信仰が主なウェスタロスを征服したのが300年前のヴァリリア人=征服王エイゴン・ターガリエン。その子・孫時代に七神正教信教徒が各地で反乱。
理由は異文化ヴァリリア伝統=ターガリエン王家の近親相姦に抵抗して。
何代にも渡るその反乱を終息させたのが征服王の孫で4代目の王ジェヘアリーズ一世。まとめ上げた協定で無血解決を実現し“調停王”と称えられます。200年ちょっと前の話。
偉人調停王がまとめ上げたその協定とは、
反乱に関わった全員に恩赦。以降聖兵は武装禁止。」
女帝は世界中の誰よりも自身が救われる筈の偉人の協定を自ら破棄してしまう点を見落としてしまいました。
S5バレ 弟ティリオン潰そうとして自爆3
シーズン4のロイヤルウェディング。披露宴会場で息子ジョフリーが毒殺され、何故か弟ティリオンを疑い投獄してしまいます。
自分の擁護者は負ける訳ない無敵マウンテンなのに、弟の擁護者になるであろうブロン
を無駄に買収。
擁護者に名乗り出たのは先の大戦で姉を惨殺したマウンテンを目のカタキにするオベリン・マーテル。ドーンに輿入れした、サーセイ
の愛娘ミラセア
を大切に預かる人物でした。
→結局、オベリン死亡し、愛人エラリアがラニスターを逆恨み。
大切な娘ミラセアが殺害されてしまいました。
見落とし3-1 愚弄する相手は娘ミラセア守護者の愛人
ジョフリー毒殺事件直前、挨拶された相手は遠方ドーンから馳せ参じたオベリン。連れはその愛人エラリア・サンド。サーセイは“落とし子”だと愚弄し罵り合いを繰り広げました。
女帝はドーンのマーテル家で過ごす愛娘ミラセアの立場が悪くなる点を見落としてしまいました。
見落とし3-2 “ティリオン=小賢しい男”と自分も認識
自身が指南を受ける父タイウィンが王の手代理として送り込んだ弟。ご執心の娼婦を探しても尻尾を捕まえさせず、パイセル
餌に自分の鬼火計画を嗅ぎ付け指揮権を奪った小賢しい弟。
サーセイは、ジョフリー殺害現場にてグラス掴んだまま呆然としてるティリオンを犯人と決め付け投獄しました。
女帝はその小賢しい男が犯人なら殺害後に目前で棒立ちしてるなんてあり得ない点を見落としてしまいました。
見落とし3-3 “最強の戦士”オベリン・マーテル
ジョフリー死亡後、ミラセアを思い出したのかサーセイは罵り合いしたオベリンの元へ。
自分の幼少期、出生時に母を殺した悪魔を見せびらかした相手=オベリンを“最強の戦士”と修飾し、帆船セイリング大好きな娘へのプレゼント渡しを依頼しました。
マウンテンを倒せそうなのはブロンでなく、幼少から面識ある“最強の戦士”のみで、ロバートの反乱後の最も難航した後始末はマウンテンに后エリアを惨殺され激怒するマーテル家の処遇。
大切なミラセアの守り神となる人物がマウンテンを憎悪・敵視するオベリン。そのオベリンが敵方として対峙してしまう可能性も考慮せず無駄にブロン買収。
ブロンが出てきたとしてもマウンテン有利は変わらず。どんな結果に至ろうとも、今現在自分が執着中のジョフリーの妹弟、“守るべきすべて”なミラセア、トメンと繋がる危険性無し。
女帝は“弟の味方”だけに気を取られ“自分の擁護者の敵”がミラセアを守るドーンであることを見落としてしまいました。
S6バレ サーセイの敵一掃しようとして自爆4
自分の仕掛けた策謀の結果、王都のみならず息子トメン
までハイスパロー
に掌握されてしまったサーセイ。
敵が全員揃う裁判会場ベイラー大聖堂。直前に見つけたのは先の暴君狂王が王都中に溜め込んだ鬼火ワイルドファイアの貯蔵庫。
→鬼火で大聖堂ごと爆破。中には天敵マージェリーも。
自分がシェイム返しに夢中になる中、后マージェリーが大切で大切で仕方ない息子トメンが絶望して飛び降り。
見落とし4-1 サーセイ気に掛けるのは弟二人だけ
狂王が王都中に貯蔵させた鬼火。
サーセイは参謀クァイバーンの報告で知りましたが、愛する双子弟ジェイミー
は“王殺し”となった17年前からその“王都内そこら中に造られた貯蔵庫”の存在を知っていました。
ベッドまで共にし唯一の話相手であるジェイミーが隠した理由は恐らく「サーセイに教えるのは危なっかしい」。首飾りを盗んだ侍女を護衛に殴らせ失明させた過去があります。
サーセイを想う人物が心配するのは「やり過ぎは自分に跳ね返る」。自身が大嫌いな弟ティリオンからも心配されていました。
女帝は世界中で弟二人だけが味方で、自分が失敗せぬよう常に気を配られてることを見落としてしまいました。
見落とし4-2 トメンはこの上なく優しい子
次男トメンは長男ジョフリーとは正反対の子。后の死にはとても耐えられない子。
女帝は自分の息子が無垢で慈悲深く一途で、策謀的な発想には全く耐えられない誠実な子であることを見落としてしまいました。
S8バレ 最強の敵デナーリス挑発して自爆5
王都に襲い掛かるのは最強の敵デナーリス・ターガリエン。右腕クァイバーン
の開発した蠍スコーピオンで配下ユーロン
が急襲→人質ミッサンディ
捕獲。
→わざわざ最強の敵側から降伏勧告が寄せられるも、見せ付けるように人質斬首。
最強兵器ドラゴンが蠍スコーピオンだけに集中できる状況完成。
見落とし5-1 戦争時に人質が有効な理由
その昔、馬鹿息子制御できずエダード
斬首、アリア
逃亡。有利なはずのラニスターが窮地に陥る状況を作り責められたサーセイ。
普通そこで学習するが、下らん罵り合いが原因でミラセア
が人質にされたかもしれない可能性にすら気付かない低知能には無理。
女帝は敵参謀の命の方が王都百万の命より抑止力がデカいことを見落としてしまいました。
望んだ訳でもないのに鉄の玉座に登り詰めた女王サーセイ・ラニスター一世。

本投稿で列挙した項目から判断するに間違いなくシーズン5が神シーズン。
“自分はすべてを超越した存在”と自負するサーセイの人物像を利用し、大量の見落としがあるにもかかわらず、その矛盾感を視聴者に一切与えぬ恐ろしいまでの神構成。
が、サーセイが王都の顔となり画面への露出が増えたシーズン、視聴者数がほとんど増えなかったシーズン。

シーズン5だけ足踏み状態。
よっぽどサーセイ嫌いなんだわ、みんな。
コメント
語り口がサンサにラムジー女遍歴のことを話すミランダ口調ですよね?w
>うしさん
コメントありがとうございます。
サーセイの口調がでしょうか?
私の場合、「アリア・スタァーックァ…」←この“クァ”の感じがパイレーツオブカリビアンのエリザベスと口の動かし方同じだなぁと、いつも気になっています。