ポク太郎です。
上達しない似顔絵を逆手に取った記事。「似てない、似てない…」と思い悩む姿を数分見てると『ゲーム・オブ・スローンズ』の登場人物が覚えられます。
誰を描いてるつもりでしょう?
ティリオン・ラニスターでした
世界有数の名家に生まれた小人症。
ファンタジーの世界といえば森に住む小人ドワーフ。その意味でもゲームオブスローンズの看板はやっぱりこの人。
道徳観念の薄い大昔に、見た目に目立つドワーフが行動するとこうなるよというリアル感がこのドラマの売り。
最上位の貴族に生まれながら、家族を含む世間からの迷信・偏見に見舞われる小人症。
当然本人はやけっぱち。酒に溺れ娼館巡り→父親から低評価、と悪循環。
このティリオンが何を心掛け、どうラニスターの家名を使い、どう仲間を得て、何を選択するか、その辺りが見物です。
合理的な思慮ができ、現代人に通じる道徳観念を持った人物でもあるので、見てて安心。悪人揃いであるこのクソドラマ中の息休め的存在。
身長が低い分すべてにおいて不利なティリオン。
自身を守る必死の行動、その行動をウザイと見るなら貴方はまだ子供。人間の成長としては、挫折を知り、人の痛みが分かって初めて初老。
何度も何度も描き直し
似顔絵を描く際の注意点として今回気付いたこと。
ティリオンといえば小人症。子供のように見えるので「なんかイカツイ、なんかイカツイ、」と剣をそぎ落としておりました。
でも実際のお顔はやたら深い彫りの中からギョロっと見える眼光。それがティリオン。
顔だけしか描いてないので、そのまま描くと小人症に見えません。なので毎回そのポイントでループ。
それで失敗の数々。
そこで、“ティリオンを描く際の注意点”としては以下を頭に入れておくこと。
顔だけ描いてるのですからおっさんに見えて当然なのです。「子供っぽい」と思うのは人間の勝手に持つイメージ。
イメージを表現するのが絵ではあるのですが、このケースに関しては切り離す必要があるようです。
その他、似顔絵描いてて難しいのは縮小サイズにすると丸め誤差の影響か全然違って見えたりと、微妙な比、線の太さに影響され易いです。
下書き描いた後の微調整に長時間取られることも。なぜかティリオンはその時間も掛かります。
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