ポク太郎です。
ゲームオブスローンズは古代の差別・偏見を21世紀のハイビジョン映像で映し出す海外ドラマ。
差別・偏見と言えば名家の小鬼ティリオンですが、ハンディキャップ無しの類まれなる逸材にも被害者。
その被害者ブライエニー・オブ・タースから『ゲームオブスローンズ』を理解します。
シーズン2の
を含みます。シーズン8分は 内。
古代の忠義者ブライエニー・オブ・タース
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即座に主君を鞍替えした忠義者: ブライエニー・オブ・タース |
女優:ブライエニー役女優グェンドリン・クリスティー | |
シーズン2から登場する女戦士。
差別偏見当たり前の舞台で女戦士として生きる不幸者。女戦士故信用されず、それ故成果も上がらず悪循環。 それでも信念を貫き主君にご奉公。低俗な古代で忠義者として歩みます。 タース島を与るタース家セルウィン・タースの娘なのに、ブライエニー・タースと名乗らずブライエニー・オブ・タース。 母親、兄弟姉妹はブライエニーの幼少期に既に他界とのこと。(原作情報) |
グェンドリン・クリスティーのキャスト情報
役名俳優名の英語日本語表記
英語 | 日本語 | |
役名 | Brienne of Tarth | ブライエニー・オブ・タース |
俳優 | Gwendoline Christie | グェンドリン・クリスティー |
原作者ジョージ・R・R・マーティンがオーディションで即決したとのこと。
グェンドリン・クリスティーwikiによると身長191cmの大女。カール・ドロゴ演じるジェイソン・モモアが193cmなので、巨体女役として即決されるのもうなづけます。
グェンドリン・クリスティーSNS情報
Twitter-グェンドリン・クリスティーのアカウント@lovegwendoline |
Instagram-グェンドリン・クリスティーのアカウントgwendolineuniverse |
Facebook-グェンドリン・クリスティーGwendoline Christie |
フォロワー数100万、200万当たり前の大人気女優。
結構長髪なブロンドオールバック似顔絵
似顔絵で覚えるサイトなのでイラストでお顔の特徴。
やはり大きな丸い目が印象的。眉毛が薄く目からの距離は確保されるので彫りの深さは強調されず。でも実際深い。
口を開けて笑うときは別だが、唇両脇だけ持ち上げ微笑むので鼻の下が長く。口が、鼻下~アゴの中間位置より上に来ることがほとんどない。
その他、小さなアゴと唇両脇下に膨らみ、頬が若干垂れ下がる。
長身ブロンドなまさにゴージャスな風貌。
ブライエニー=歴史に名を残す英雄として蔑視
『ゲームオブスローンズ』の世界では、歴史上の偉人を“名前・ザ・何とか”で表現。
300年前ターガリエン家初代七王国の王。
ブランドン・ザ・ビルダー:ブランドン建設王
8000年前スターク家創始者、初代北の王。
ラン・ザ・クレヴァー:ラン利発王
8000年前?ラニスター家の祖。
字幕では“麗しのブライエニー”でしたが、上記の形式で言い換えれば、
この上なく醜い巨体女が“美貌王”と皮肉表現で蔑視されました。
タース家セルウィン・タースの娘なのに、ブライエニー・タースと名乗らずブライエニー・オブ・タースタース島のブライエニー?。
ウィキ調べてもハッキリせずですが、ブライエニーはこの上なく劣等感。
「女だから騎士にも成れず」で劣等感。また、絶対結婚できないと蔑視され続け「レディにも非ず」と思い込んだようです。
その辺りがタース家の者と名乗らない原因かな?と想像します。
ブライエニーから理解=ジョン・スノウは未熟者
ジョン・スノウが捉えた野人女イグリット。処刑を宣言するも結局ヒヨって連れ回しました。
純な少年ジョン・スノウは何だかんだイグリットの挑発に乗ってしまい、結局野人戦闘員に取り囲まれ捕獲。
それとほぼ同時刻のリヴァーランド。キャトリン・スタークから命を受けたブライエニーがジェイミーを護送しておりました。
ジェイミーは番組を代表する煽り達者。口喧嘩ならバリスタン・セルミーにも勝利します。
ブライエニーはその煽り達者を完全無視。
異性に慣れてないのはどちらも同じ。ジョン・スノウが如何に未熟者かが分かる事例でございます。
ゲームオブスローンズ描写“ブライエニーは女”
生前、ジェイミーが思いを隠す様子を見せたのは“王殺し”としか書かれてない七王国騎士名鑑。全ての戦いが終わり王の盾総帥になったブライエニーがジェイミーのページに加筆しました。
書いたのは誇張表現無しのジェイミーの戦歴。
王殺しの真相を書く訳でもない、愛するサーセイ守ったと書く訳でもない。所々“絶望的な”、“見事な”などの修飾子は入れるものの、淡々と事実。
●誇張しない理由は“ジェイミーは十二分に傑出した騎士でありその真実が称えられるべきだから。”
信ぴょう性を保つことでジェイミーへの風当たりを防御する意味でも。
●信ぴょう性の薄れる自分だけが知る王殺し真相には触れず、自分だけの秘密に。
上記行動は“信義の者”でなく“女”から出る行動。男なら信義の者であっても誇張しまくりかディスりまくりです。
「勝手な誇張で作り上げた虚像でなく真実を称えないと意味がない」←“他者を重んじる傾向が強い”女性だからそこ気付くのかも。一般的に論理的でない側の女が男より論理的になる代表例。
その他、映画『タイタニック』で婆さんがずっと語らず自分だけの秘密にしてたシーンがありました。この辺りを“女”として表現するのも同じ。
ブライエニーだけでなく、シェイ、サーセイにも同様の特性表現が存在します。
『ゲームオブスローンズ』は感情の元原因を常に確定させない描写で構成する、不親切で解釈の自由度が上がるドラマ。
例えば、サムウェルがデナーリスによる父弟処刑情報を聞いた直後にジョンに正体伝えるとか。デナーリス敵視が確定なのかをわかりづらく隠します。
典型的なキャラ群を上記描写で確定させないよう繋ぎ複雑怪奇。でも上記ブライエニーのような典型的な特性例で説得力。
『ゲームオブスローンズ』の特徴です。
重要キャラで人気キャラブライエニー。が、意外にも書くこと少なし。
現代人が善しとする道徳が通じる分かりやすい立ち位置だったからかな。
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