ポク太郎です。
脇役に着目するゲームオブスローンズ。今回はジョフリーと並ぶ汚れ役ラムジー・スノウ。
シーズン4までの
を含みます。
最上級サイコパス~ラムジー・スノウ
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サイコパス: ラムジー・スノウ |
俳優: ラムジー役俳優イワン・リオン |
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スターク家旗手ボルトン家の落とし子ラムジー・スノウ。ボルトン家は皮剥ぎをエンブレムとする残虐非道な北部の嫌われ者。
自分の凶暴性からできた落とし子ラムジーに、父親当主ルース・ボルトン 残虐性を生き残りの術とする家系もあったろうとゲームオブスローンズ制作陣が想定した古代で、最上級のサイコパスが海賊を痛ぶり倒します。 ゲームオブスローンズを代表する嫌われ者、それが俳優キット・ハリントンとジョン・スノウ役を競い合ったラムジー・スノウ。 |
イワン・リオンのキャスト情報
役名俳優名の英語日本語表記
英語 | 日本語 | |
役名 | Ramsay Snow Ramsay Bolton |
ラムジー・スノウ ラムジー・ボルトン |
俳優 | Iwan Rheon | イワン・リオン |
イワン・リオンSNS情報
Twitter-イワン・リオンのアカウント@iwanrheon |
Instagram-イワン・リオンのアカウント_iwanrheon |
イワン・リオンの1stアルバム『 Dinard 』 |
Twitter-Iwan Rheon News@IwanRheonNews こちらはイワン・リオンに関するニュースツイート。 |
SNSを見ると分かりますが、ここまでのイケメンなのに色んな顔作りますね。ミュージシャンでもあるイワン・リオンですが“多才な俳優”としても突出。
世界中から嫌われるラムジー役、お見事でした。
オーディションで最後までジョン・スノウ役をキット・ハリントンと競ったのは有名な話。
が、キット・ハリントンが抜擢されたってだけでなく、イワン・リオン
がラムジー役に抜擢されたって言い方も可。できる俳優限られそうだし。
でも上の1stアルバム『Dinard』。サイコパスとして慣れ親しんだ声の歌声を一定時間聴いていたいと思う方が居るのかどうか。歌手目指してんならその1点のみは失敗だったかも。
聴くと微妙な心理へ。さすがにそれは…。
ラムジー・スノウ似顔絵~悪魔のようなキモおぞましい笑み
似顔絵で覚えるサイトなのでイラストでお顔の特徴。
俳優さんの顔として得た特徴は、細い眉毛と存在感のある眼光程度。それだとラムジーにならないので、ラムジーとしての特徴を列挙。
目の下縁を持ち上げ、口全体を上方向へ持ち上げ笑う表情。ある人物を出迎えた時のもの。
頭髪はボサボサのキノコ状、少し太った頬が“低級貴族の城内奥深くに匿われる小悪魔”って感じでした。まさに落とし子ラムジー。
目下縁持ち上げから発生する小じわの出方、頬を膨らます笑み→目が行くのはうっすいブルーの大きな瞳。ラムジーの大特徴です。
敢えてイケメン表情は選択しませんでした。
ラムジーのおぞましく残酷な拷問の理由と目的

得た情報は“ブランとリコン生存情報”、“父ベイロンからは既に見放され済”。
情報源としてはシオンはもう用済みなので次のステップ=調教です。
「すべてにおいて敵わない、すべての嘘は見破られる、できることは完全服従のみ」。シオンがそう思い込むまで痛ぶり続けます。名前もリークに変え人格破壊。
去勢し実家に送り付け撤退要求に使用。原作では姉ヤーラでさえシオンと気付かない程原形を留めてなかったとか。
当主ルース・ボルトンは交渉材料を無駄にしたラムジーに一瞬失望しますが、ラムジーが見せたのは完全調教済のシオン。
いつでも自分の喉を掻っ切れる状態=髭剃りをさせ、絶対に裏切らない下僕に調教したことを見せ付けました。
ヤーラの救助をシオン自ら跳ね除け犬舎に留まったり。完全服従状態。
信用したルース・ボルトンの命は要塞ケイリン奪取→成功。ここで、落とし子ラムジー・スノウがラムジー・ボルトンへ。
つまり、情報を吸い取った後は完全服従する下僕にするための拷問でした。
この後も「裏切りは絶対にばれて更なる拷問」と植え付けられたシオンが人質の行動を密告するなど、ラムジーサイドで活躍しております。
ジョフリーがサンサに行うのは単なる虐待。ラムジーのも虐待。ただし、シオンに関してだけは目的がある“調教”。
いづれにしてもキチガイ、並ぶ者無きサイコパスには変わりませんが。
ラムジー・スノウは優秀な発明家
そうすると不快で胸糞悪い描写にも慣れ、芽生えるのは当初とは別の感情。ラムジーを見続けて芽生えるのは「どうやって仕掛け・企みを思い付くんだろう?」て疑問感。
“こうすりゃ→こうなる”仕掛けを見つけるのは少し特殊な能力。
○板を並べて一枚倒すとバタバタバタッ。子供のおもちゃドミノです。
機械は“こうすりゃ→こうなる”の塊。機械文明に生きる現代人はこれを思い付く=優秀と扱われます。大昔、古代の発明家がボルトン家の落とし子ラムジー・スノウ。
ラムジーからの悲惨な拷問を受け、生きた心地がしないシオン・グレイジョイ。恐らく睡眠も無し。ラムジーの姿なし=つかの間の休息。“何も起きない”が唯一の安息。
そこへ、
ラムジーのアイテム、ラッパです。
“こうすりゃ→こうなる”。拷問被害者の心理を見越したこのラッパ。
笛、ラッパなるものは古代から存在。が、おもちゃ用の多様なラッパが七王国内に流通してた訳なし。どう入手したんでしょう。セコセコセコセコ自作したのでしょうか。
見たところ金属製に見えます。金属加工職人に図面出して試作を繰り返したのでしょうか。
“こうすりゃビックリ音が出るはず…!”とひたむきに準備し続けた姿。
ドラマの不快さに慣れてくるとそういう想像に至ります。
卑劣極まりない残酷行為を実際に行うから視聴者が引くのであって、考案、準備中の姿が頭に浮かぶと何とも愛らしく感じてしまいます。
ゲームオブスローンズ制作陣は天才発明家
自分で思い付いたor嫌なヤツのアイデア歴史を溜め込んだデータベースでもあるんでしょうか。それ採用するとラムジー完成と思い付くゲースロ制作陣はまさに現代人中の天才発明家。
“こうすりゃ→こうなる”をスクリーン上で表現すれば説得力抜群な理由は、理にかなったことだから。それを組み合わせ物語を構成していくのが脚本・製作作業そのもの。
ラムジーのラッパに着目してますが、人質使い敵将をおびき出す戦略も同じ話、ヴァリスの策謀しかり、リトルフィンガーの陰謀しかり。

一方で、“こうしちゃうと→こうなっちゃう”をスクリーン上で表現するのも説得力抜群。

サーセイの策謀です。
ゲースロ制作陣はまさに現代人中の天才発明家。
21世紀のラムジー・ボルトンを目指す
皆さんも現代のラムジー・ボルトンを目指してみましょう。
感情移入度合MAXが『ゲームオブスローンズ』の一つのヒット要因と捉えれば、ラムジーはジョフリーと同じく超重要キャスト。それは間違いなし。
サーセイも含め、ヒールな悪役ほど演技力重視のキャスティングが定石なのかもしれませんな。不運や悲運で視聴者にスカッとさせる必要ありますからな。
そういう意味ではユーロンの演技力はどうだったんでしょうか…と、特に話も膨らまないことには触れずにこのまま締めくくります。
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