ポク太郎です。
低俗な古代を遠慮なく画面上に展開する『ゲーム・オブ・スローンズ』。のび太がライオン仮面、オシシ仮面にハラハラドキドキするように大の大人が夢中になる大ヒットドラマ。
そのゲースロファンがいかに自分勝手な思い込み・決め付け・押し付けで批評しながら視聴してるかを追求。
ユンカイの“賢明なる親方たち”ラズダル・モ・エラズの似顔絵を描きながら、ゲースロファンの自分勝手ぶりを証明します。
シーズン3までの
を含みます。
突然の侵略者に目がテン~ 賢明なる親方たち
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ユンカイ賢明なる親方たち:ラズダル・モ・エラズ 俳優:ラズダル・モ・エラズ役俳優ジョージ・ジョージウー |
奴隷商人湾ユンカイを支配する親方=賢明なる親方たちワイズ・マスターズの一人ラズダル・モ・エラズ。
突然インベーダー
「お前出ていけ。」
会談前にインベーダーの希望を精一杯汲み取り、船も黄金も提供することを告げるも、
「この場で全奴隷解放し全面降伏しろ。」
寝耳に水状態なのにいきなり人生・財産すべてを放棄しろと迫られました。奴隷商人の扱いなんてそんなモン。 |
ラズダル・モ・エラズのキャスト情報
役名俳優名の英語日本語表記
英語 | 日本語 | |
役名 | Razdal mo Eraz | ラズダル・モ・エラズ |
俳優 | George Georgiou | ジョージ・ジョージウー |
ジョージ・ジョージウーSNS情報
Twitter-ジョージ・ジョージウーのアカウント@george_actor |
ジョージ、ジョージって珍しい名前っぽいのに同姓同名多し。同姓同名の心理学者の方が上に出てきたり、なかなかマイナーな俳優さん。
どこかでも書いた気がするが肌の質感がザ・コブラの正体ジョージ高野な俳優ジョージ・ジョージウー。
ロンドン生まれのようだが、髭生やしてると完全なアラブ系。ラズダル・モ・エラズとは全くの別人だね。また、ロボット好きのよう。
ラズダル・モ・エラズ似顔絵~線は細いが瞳全域を見せる大きな目が特徴
似顔絵で覚えるサイトなのでイラストでお顔の特徴。
アゴは細く唇も薄く口からもみあげまでの頬に清潔感。
やはり特徴的なのは、眉間にシワを寄せた状態で目を見開く表情。
アラブ系の方は白目に赤み、目元の黒ずみからなのか、目が大きい印象がないが実際はかなり大きい。
ラズダル・モ・エラズの場合“アラブ系”に見えないのはメイクによるものなのかも。骨格はそのままなので大きな目に強い印象。
更にはインベーダーに突然無理難題を要求され目を見開いています。
“賢明なる親方たち”の気持ちを経験する物語
すべての命は“レイワ”と呼ばれる要素で構成・リンクされ、すべてのレイワが生涯を全うすることで世界のバランスが保たれ災害・天変地異が発生しなくなります。
そのため、一方の目的を果たすため他方の行動が疎外されぬよう守り手“アヴァター”が調停するシステムを構築し、すべての命が保証される社会を構築していました。
その星では動物だけでなく植物、微生物に至るすべての命が保証され、命を奪うことは重罪と規定されます。当然それが人々の常識として浸透。
そんな星でも権力争い。暴君とされた権力者が権力の座から排除されます。
その暴君には娘が一人。王女に非はありませんが、暴君を排除した勢力からは危険視され追放。王女は“世界で最も美しい顔100人”の第一位。美しい女性でした。
リンクされたレイワにより他に感情が伝わります。惑星ターガルエでは“想い”が集約され、人々の知りたいことが立体映像として星空に映し出されます。
追放されたとはいえ人々の想いは王女の幸せ。王女が復活を求め各惑星を旅する様子が星空に。人々は王女の様子をずっと見守っておりました。
権力の座を追われた王女は前途多難。野蛮人に売り渡され、蛮族に襲われ、配下に見捨てられ。
そんな中、“選ばれし者”を示すかのように王女は伝説の翼竜トゥルークを得ます。惑星ターガルエでは伝説の勇者を“トゥルーク・マクト”と呼んでいました。
“マクト”には男女の概念はありませんが、“トゥルークの母”となった王女にやっと運命が味方し遂に軍隊入手。状況が改善した王女は更に勝負に出ます。
降り立ったのは銀河系の外れ、太陽系の小惑星ラズダル。
ラズダル人は自らの星を“チキュー”と呼びます。“チキュー”は衛星ムンを擁しH2Oで満たされる美しい惑星でした。
が、そこは野蛮人が支配する星。空中に住むことを嫌い森林伐採、火力による原始的な発電を行い命の危険を顧みない未開の蛮族でした。
技術力は猿以下で衛星ムンに着陸するのがやっと、隣の惑星“カセー”にも移動できない原始人。また、昆虫をも平気で虐殺する野蛮人。“アリノスコロリ”なる薬品まで流通しています。
王女はその野蛮人にいきなり通告。
惑星ターガルエでは王女の行動に賞賛の声。“世界で最も美しい顔100人”第一位の行動ですから当たり前。
通告されたラズダル人は単なる原始人。理解もできず目がテン。

惑星ターガルエで見守る人々は口々に言います。「他の命で自分の立場を守る卑怯者」「全ておいて劣る未開人のくせに支配したがる愚か者」。
トゥルークに威嚇され、成す術なしのラズダル人がこう言います。
惑星ターガルエの人々は一瞬キョトンとし、
ラズダル人「空中に住むてどうやって…?」
王女に夢中な惑星ターガルエの人々は、王女の活躍に気を取られながら一瞬こちらを向き、
奴隷制とは太古の統治システム
元敵軍なので信用ならず。安心して活躍させる方法がありませんでした。かといって全部惨殺て訳にも行かず奴隷として生存。
大昔ですから元敵軍の子供も信用ならず。いづれそれが代々伝わるようになり、当然親方側も都合よく扱い、“制度”に変化し“身分”へ。更には味を覚えた商人が無関係な人物をさらい奴隷に。
現在は「軍服脱いで戦闘してはいけない」「捕虜に対する非人道的拷問は禁止」など“国際条約”が結ばれ、無理筋が通せないよう世界中が目を光らせます。
が、それは長い長い歴史を経てやっと達成したもの。未開のアフリカに戦艦で乗り込み“黒人狩り”をしてたのが200年前byイギリス人。南北戦争が1865年byアメリカ人。
アメリカが必死で旧日本軍を悪者に仕立てるのは、歴史中に奴隷制が存在しない日本人がアジア解放戦争を行ったから。“植民地”なるものにインフラ整備し大学建てるなんてしないのでね。
アメリカにとって相当都合が悪いんだな。
とにかく、“奴隷制”ってのはそんな時代まで存在した制度。『ゲーム・オブ・スローンズ』の時代どころの話ではありません。
で、ラズダル・モ・エラズと言えばその常識で育っただけの人で奴隷制度を作った人物ではなし。
その人がいきなり明日から自分で畑耕せと命令されました。てかそれも言われてない。一切考慮せず「お前は悪者だからどっか行け。」
21世紀の人間は「奴隷制?フザケンナ。」と言いながら、たまたまその時の頭領を頭っから悪者として見てることに留意。
少しはラズダル・モ・エラズの抵抗する理由を理解してあげられるでしょうか。
デナーリスがしたことにより、ラズダル・モ・エラズが次の日からどーいう状況になるか想像もしないゲースロファン。
人を人として扱わないのは、視聴者だって奴隷制でふんぞり返るラズダル・モ・エラズと同じ。
21世紀の視聴者に賛同されるであろうエダードやスターク家の常識。視聴者は惨劇が降りかかる状況を爪を噛みドギマギしながら見守ってたであろうと予想します。
が、野人クラスターが襲われた場面はどう見てたでしょうか?
野人クラスターは態度悪いし娘の扱いも酷いですが、地の果てで細々と商売してるだけの原始人。反逆者に「壁の北に法などない」「自分の所有物を独り占めしてる」と惨殺されました。
ご自身のスターク家に対する感情と野人クラスターに対する感情を比べてみて下さい。
自分の価値観で正義に見える者や“世界で最も美しい顔100人”の第一位は応援、その敵は人として扱わず。
ブログのネタ考える上で気付くからこんなツッコミ入れるような投稿してますが、敵方を人間扱いしないのは俺だって同じ。
映画やドラマでは主人公が悪人であったとしても必ず主人公サイドに肩入れしてしまいます。なんでだろうね。『ベター・コール・ソウル』の主役なんてただの詐欺師とか逃亡者なのになぁ。
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