ポク太郎です。
『ゲームオブスローンズ』は古代の物語。良い行い悪い行いの定義も曖昧で道徳観念もなし。なので思い付くこと何でも実行な世界。
嘘吐きは猿から進化した人類の特技。大昔ですから“嘘を付く”行為も目からウロコ「そんな方法思い付くなんて!」
そんな舞台で独自の論理に従い覇権を目指した一人の勇者に着目します。
さすが『ゲームオブスローンズ』の核となる人物。かなりのシナリオに絡むので原稿用紙32枚分超。なかなか完成しませんでした。キツカッタ…。
シーズン7までの
を含みます。
記事内目次
ゲースロ時代の詐欺師リトルフィンガー
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大蔵大臣: ピーター・ベイリッシュ 通称“リトルフィンガー” |
俳優:リトルフィンガー役俳優エイダン・ギレン | |
里子としてタリー家のリヴァーラン城でキャトリン、ライサ、恐らくエドミュアも、と共に幼少期を過ごす。
既に許嫁だったエダードの兄ブランドンとキャトリンを取り合い決闘→深い傷を負い悟り=「正攻法は奴らの勝ち方。自分は戦わず奴らを利用。」 その後、戦争ロバートの反乱が勃発→300年続いたターガリエン王朝が倒れる事件発生。 リトルフィンガーはラニスター家に取り入り貴族に。大蔵大臣にしたのは王の手ジョン・アリン。 身分がすべてな世界はフィンガーズ岬出身の“リトルフィンガー”と揶揄。が、当時の末席大臣ではあるものの小評議会に出席するまでに出世。 自分で作った自分の後ろ盾は“娼婦の館”。娼館経営者が大蔵大臣を務める世界で全人民をひれ伏せさせるために策謀を巡らせます。 原作での逸話はたくさんありますが、HBOドラマではこれが開始時の経歴。 HBOドラマでの大前提、リトルフィンガーがタリー家里子になった時の状況はこちら。またそのきっかけナインペニー王たちの戦いから大蔵大臣にまで登り詰めた出世の状況も。 |
エイダン・ギレン俳優情報
配役、俳優名の英語・日本語表記
英語 | 日本語 | |
役名 | Petyr Baelish “Littlefinger” |
ピーター・ベイリッシュ “リトルフィンガー” |
俳優 | Aidan Gillen | エイダン・ギレン |
アイルランドの俳優さん。ジャッキーチェン映画『シャンハイナイト』に出演したりも。
エイダン・ギレンSNS情報
発見できず。 |
あまり積極的な広報活動はしてない模様。仕方ないのでエイダン・ギレンのお姉さんFionnuala Murphyの写真を。数枚しかないけど。全く似てません。
善人のつもりなリトルフィンガー似顔絵
似顔絵で覚えるサイトなのでイラストでお顔の特徴。
やはり印象が強いのはまっすぐの眉毛とその下の細い目。遠くからの画像では目と眉毛のセットが横棒一本。あと横髪だけが白髪の2トンカラーも。
また発音中、ほうれい線を下げアヒルのようにし下唇を尖らせるように開く瞬間が多いです。
目と眉が一本、鼻が真っ直ぐなのでスマートな印象。が、頬やアゴから若干太り気味を感じる面も。アゴを大きめにしてその辺を強調。
お顔とは関係ないですが、かなりドスの効いた低い声。見た目は違うが声は完全な悪役。
リトルフィンガー一人だけ全シーズンあらすじ
シーズン1 リトルフィンガーあらすじ
いきなりそこで逸話。「かつてエダードの兄ブランドン・スタークとキャトリンを取り合い決闘。」王の手の嫁と深い知り合いなことが判明します。
この時キャトリンは亭主と別行動で王都入り。ウィンターフェル城で起きたブラン突き落とし事件の犯人捜査中でした。
リトルフィンガーはそのお忍び行動を察知し自身の経営する娼館へ招致。
王の手エダードも合流させ、ブラン狙った刺客が残した短剣はティリオン・ラニスターのものと伝えました。それを受けキャトリンは王都から出立。
またブラン事件とは別にエダードの目的は、里親でもある前任の王の手ジョン・アリン死亡の真相追求でした。
王都の上級学匠パイセルに死の直前の状況を聞き読んでた書物-ウェスタロス緒名家の人物図鑑入手。
またしてもリトルフィンガーがそれを察知、武具屋で働くジェンドリーがロバート王の落とし子なこと判明。
馬上槍大会の会場ではハウンドの焼けただれた右頭の秘密をサンサに話す描写も。謎だらけな『ゲームオブスローンズ』内の“事情通”としてアピールされます。
もう一人怪しいのが密告者の長ヴァリス。残された短剣がティリオン品と伝えた場面に同席。リトルフィンガーの仲間のようにも。
そのヴァリスはエダードに「ジョン・アリンは毒殺。薬の名は“ライスの涙”。」そう教えた直後に地下で誰かと密談。
リトルフィンガーの仲間かと思いきや、玉座前で何か脅し合いをしています。
リト「王の手と話した後、エッソスの人間と密談してたこと王に言うぞ。」
この怪しい二人に惑わされたスターク家が行動。キャトリンは遭遇したティリオン拉致→怒った兄ジェイミーがエダード襲撃。
元王族ターガリエン家に恐れるロバート王の采配も絡み、エダードが決定的な態度となる償還命令をラニスターへ。スタークvsラニスター戦勃発。
娘二人を城へ帰す説得中、娘サンサから飛び出したキーワード“金髪”。パイセルの図鑑からバラシオン王家は“黒髪”、現在の王子らは“金髪”。
「ジョン・アリン毒殺の真相」と「ブラン事件」が結合。現王子ジョフリーらは巷でささやかれる王后サーセイとその双子弟ジェイミーの近親相姦の賜物でした。
ここでリトルフィンガーが就職面談中に一人で演説。
「キャトリン取り合い決闘で敗北。それはヤツら勝ち方。自分は戦わずヤツラを利用する。」
目まぐるしく動きますが、政治をエダードに押し付け猪狩り中のロバート王が危篤状態で帰還。サーセイが先手を打ち薬を混入させました。
エダードの悩みは王都に戦力不在なこと。リトルフィンガーに打診しシティウォッチを手配。
いよいよロバート王崩御。玉座の前でサーセイ逮捕を命令するエダードの首にナイフを突きつけたのはリトルフィンガーでした。投獄されたエダードは結局斬首。
ロバート王、エダード亡き玉座の間では、ヴァリスと玉座に座る光景を想像してる前提で話されるリトルフィンガーの会話がありました。
シーズン2 リトルフィンガーあらすじ
当のラニスター家はジョフリーの暴走が原因で無駄に人質減→スターク家長男ロブの計略にハマった捕虜ジェイミーの人質交換ができない状況。
制御できないジョフリーの母サーセイを見限りタイウィン公が派遣したのは息子ティリオン。王の手代理を任命しました。
イライラ募るサーセイはリトルフィンガーの首にナイフを当て強要「逃げたアリア・スターク捜索しろ。」
王の手代理ティリオンは王都内で情報網の整備。罠を仕掛け足を引っ張るスパイを炙り出します。リトルフィンガーも仕掛けられた一人。
罠だったと激怒するリトルフィンガーに次なる指令。「ジェイミー奪還のため、エダードの遺体返還でキャトリンの態度軟化させろ。」
その時キャトリンは長男ロブの勅使としてロバート王の末弟レンリーの元に居ました。リトルフィンガーがそこで交渉「娘二人は王都内。ジェイミーと交換。」
その交渉もキャトリンとレンリーの交渉も成立しないまま大事件。次兄スタニス参謀メリサンドルの放つ妖術でレンリー殺害。
キャトリンは犯人と疑われるはずの女戦士ブライエニーを連れ逃亡。レンリーを推してたタイレル家も窮地に。
この野営地で必死にタイレル家を探ってたのがリトルフィンガー。レンリー死去で「逃げろ」と指南、また、マージェリーの“七王国の后願望”情報入手。
場所は変わってハレンの巨城。タイウィン公が体制立て直しを計っていました。
そこへリトルフィンガーが報告&進言「タイレル家懐柔を。」→納得したタイウィン公がリトルフィンガーを勅使として派遣。
またこの場に居たのは身分がばれてないアリア・スターク。リトルフィンガーはタイウィン公がその正体に気付いてないことを確認してたようです。
王都ではいよいよ開戦。レンリー軍を飲み込んだ次兄スタニスが攻め込みました。
ティリオンが鬼火で対抗しますが門前決戦。結局、戦いを制したのはタイレル軍を従えたタイウィン公でした。
タイレル懐柔でヒットしたリトルフィンガーはハレンの巨城城主、リヴァーランド領主。急速な増長にヴァリスが警戒。
タイレル援軍の条件は「マージェリーを后に。」この許嫁鞍替えに隠れて喜ぶのは、元々のジョフリー許嫁兼人質サンサ。が、リトルフィンガーが近づきます。
シーズン3 リトルフィンガーあらすじ
監視するのは二人の娼婦。シェイはジェイミー奪還を狙うティリオンの愛人、ロスはリトルフィンガーの増長を危惧したヴァリスのスパイ、リトルフィンガー娼館所属。
スタニスを制し対スターク戦終結を急ぐタイウィン公はリトルフィンガーを谷間ヴェイルの領主に変更し命令「ロブの叔母ライサ・アリン抱き込め。」
ライサ・アリンはキャトリンの実妹。同様にリトルフィンガーと一緒に育った幼馴染。
ヴァリスのスパイロスが赴任用の積荷リストからサンサ連れ出し計画を掴み、ヴァリスが妨害のためタイレル家にサンサとの縁組を入れ知恵。
タイレル家の長男は絶世の美男子“花の騎士”ロラス・タイレル。その嫁候補にと聞いたサンサは大喜び。
「怪しいタイレル家探れ」と大后サーセイの命令を受け、リトルフィンガーは自身の従業員オリヴァーを忍ばせ縁組計画を掴んでいました。
脱王都一色だったサンサが渋り出し、リトルフィンガーはその花嫁候補=サンサと確信→報告。
北部はウェスタロス支配に重要な拠点。その生き残りサンサに触手を伸ばすタイレルにタイウィン公大激怒。
タイウィン公は話を潰すため、ティリオン-サンサ、ついでにロラス-サーセイの結婚を命令しました。
当のリトルフィンガーは玉座の間でヴァリスと探り合い。
敵の剣千本を溶かして作ったと言われる鉄の玉座。リトルフィンガーは200本もないことを確認済。
ヴァ「その嘘を辞めたら混乱という穴が。」
それに対し、
港で出立した船を見ながら、ティリオンとの結婚を聞かされたサンサが嘆いていました。
シーズン4 リトルフィンガーあらすじ
その叔父ティリオンの嫁として現場に居たサンサをサー・ドントスが連れ出し。その昔サンサに救われその後お礼として首飾りを渡したホラード家の騎士。
厳戒態勢の王都を脱出し着いた海岸淵で待ち受けたのはリトルフィンガーでした。
高巣城へ向かう船の中でジョフリー暗殺事件の真相判明。
●ラニスターは便利だがジョフリー信用ならず。
●新スポンサータイレル家がジョフリー死願った。
会話中伝わるのは「恩人殺害は動機がないから疑われない。」「望みはすべて。」
到着した高巣城で、今度は『ゲームオブスローンズ』最大の謎が判明。サンサの叔母ライサの発言は、
王后サーセイの秘密を掴んだ恩人ジョン・アリン殺害により、リトルフィンガーは疑われず世の中が混乱。
その後、ちょっと気がふれたライサはサンサに嫉妬し月の扉へ。リトルフィンガーはそのライサをなだめて安心させた上で突き落とし。
高巣城はドラゴンなしでは攻略不能な難攻不落。王任命の領主が赴任しても命令を聞く気がない実質独立国。
ライサ自殺てことにしてるリトルフィンガーを旗手らが追求。旗手らはサンサに先回りするも、ここでサンサが知人リトルフィンガーに賭け話を合わせます。
結局、谷間の旗手らがリトルフィンガーを信頼。城主ロビン・アリンを修行の名目で追い出すことに成功。
シーズン5 リトルフィンガーあらすじ
道中、既に亡きキャトリンに仕える女戦士ブライエニーと遭遇。
ブライエニーは、つい最近遭遇したアリアにも逃げられ、サンサにはジョフリーに頭下げてたと信用されず。が、ブライエニーは忠義者。後を追い続けることに。
サンサらが到達したのは要塞ケイリン。ここでリトルフィンガーが勝負。
嫁ぎ先は自分でなくボルトン家のラムジー・スノウ。ボルトン家はロブ、キャトリンを殺害した元スターク家旗手。猛反発するサンサに、
リトルフィンガーは、覚悟を決めたサンサを見てにやけました。
ちょうどこの時、王都のサーセイが狂信者ハイスパローを総司祭に取り立てていました。直後にリトルフィンガーに使い鴉。
サーセイが歩み寄ったもののマージェリーの腹黒臭に耐え切れず、策謀実行を決意したときでした。
リトルフィンガーと共謀するルース・ボルトンがウィンターフェル城入り。そこへサンサらが到達。
サンサ娶ることに対するラニスターの反応が気がかりなルース。リトルフィンガーの台詞は「ラニスターは既に無力。」
でも友人があちこちにと、谷間経由で届いたサーセイ→リトルフィンガーへの手紙差し出し。
リトルフィンガーは、スターク家に対するルース・ボルトンの下克上も持ち出し「ラニスター裏切りは賭け」と何とか切り抜けます。
王都での対ヴァリスのようにルース・ボルトンと探り合います。
太后サーセイからの手紙を受け王都へ出立。寝耳に水で狼狽えるサンサには、城を襲撃するはずのスタニスの話をし、
「ボルトン勝利ならラムジー手懐けろ。」
王都到着し絡んだのはラニスター分家長男ランセル。狂信雀にのめり込むサーセイのいとこ。
太后サーセイが呼び出した理由は、戦になった場合のアリン家の動向確認。リトルフィンガーは自分側=王都側と返答。
ここで大嘘発動。
大嘘でも相手は前代未聞のアホ「ボルトン家が歯向かってきた!」と歯を噛み合わせて怒り狂います。リト「谷間の軍使え。褒美は北部総督で。」
前代未聞のアホは王の承認申請約束。ただし、「信用するのはサンサの生首見てから。」と付け加えます。
サーセイとの会談を終えたリトルフィンガーにはもう一つ目的が。
この時、後ろ盾タイウィンを失いタイレル家に怯えるサーセイが策謀。長男ロラス、長女マージェリーが雀に投獄されておりました。
怒り狂うのがその祖母オレナ・レッドワイン=ジョフリー暗殺共謀犯。ガス抜きにとランセル・ラニスターの情報をプレゼント。
ランセルはサーセイの悪事をすべて知るいとこ。改心し狂信者集団雀に入信。王都到着時に絡んだ方。コノ結果は皆さんご存じのアノ結果。
シーズン6 リトルフィンガーあらすじ
そこで谷間ヴェイルのバカ殿城主ロビン・アリンにハヤブサ持ち帰り。
ここでまた大嘘発動「道中ボルトン家に襲われた。旅程知ってたのは旗手ロイス公だけ。」
ハヤブサで釣られたバカ殿はリトルフィンガーに処遇決定権。リトルフィンガー「サンサが壁に避難、救助必須。ボルトン家に構えよ。」と戦争指示。
壁に逃れたサンサを土竜の町モウルズタウンに呼び出し「谷間の軍使え。」が、酷い目に会わされたサンサはラムジーの本性隠してたと激怒中。
この場では叔父ブリンデンのリヴァーラン城奪回情報を贈り信用回復を狙います。
ボルトン家に怒り狂うサンサは壁に居る兄ジョン・スノウを説得→ウィンターフェル城奪回作戦。でも思うように兵力集まらず。
ラムジーの姑息さを知るサンサは開戦に踏み切るジョンと口論→が、打つ手なし→仕方なくリトルフィンガーに援軍要請。
ボルトンvsジョン・スノウ。やはり優勢はボルトン家。そこへ駆けつけた谷間の援軍がボルトン家粉砕しウィンターフェル城奪回。
やっと敵地でない故郷ウィンターフェル城へ。サンサが居たのは神々の森。リトルフィンガーが現れ野望、サンサ=后、スターク家支持表明。
が、ジョンに“アイツ信じるのはバカ”と紹介するサンサはリトルフィンガーを制止。
広間では城奪回を機に旗手らがジョン・スノウを北の王に祭り上げました。サンサはもう大人。認められた兄にニンマリ。
そんなサンサを怪しく見つめるのはリトルフィンガー。
シーズン7 リトルフィンガーあらすじ
ジョンは家重視、サンサは戦功重視。サンサが戦功重視するのは「スターク家の高潔さ、寛大さが付け込まれるから。」
揉める様子でニヤけるのはもちろんリトルフィンガー。キャトリンの想いを受け止めサンサに誓い直したブライエニーも警戒。
ジョンの最優先事項は対死の軍団。勝利の鍵となるドラゴンストーン城へ出立。サンサは危険と制止するも留守を任されました。
ここで遂に弟ブラン、妹アリアが立て続けに帰還。やっと戻った妹弟。アリアのぶっ殺すリスト、三つ目の鴉ブランの能力が互いに伝わります。
城内でリトルフィンガーが渡したヴァリリア鋼を、ブランがアリアに。そうなると話題はブラン落下事件後に侵入した刺客の話。
リトルフィンガーが、キャトリンには“ティリオンの短剣”、ブランには“持ち主不明”と教えたもの。ブランは三つ目の鴉。渡された際ボソッと「混乱はハシゴ…。」
その短剣でブライエニーをコテンパンにしたアリアはリトルフィンガーを真正面から見つめます。
この辺で火種。北の王不在と旗手たちが不満→サンサを祭り上げようとします。その対応が気に入らんとアリアが文句→姉妹喧嘩勃発。
それを受けてかリトルフィンガーが怪しい動き。監視するアリアに手紙を発見させる策。
その手紙とは、王都で人質だったサンサから兄ロブに宛てた手紙。ジョフリー王に忠誠を誓いに来い、とサーセイが書かせたものでした。
焦るサンサが相談したのは“アイツ信じるのはバカ”と紹介するリトルフィンガー。が、策士リトルフィンガーは、ブライエニー居るから大丈夫と控えめ助言。
でもこの時リトルフィンガーは、アリアがその手紙をどこで入手したか不明と返答。なので明らかな策謀。
ここで王都から呼び出し。対死の軍団に向けた停戦協議目的。サンサはリトルフィンガー危険と諫めるブライエニーを半ば追い払うように派遣。自ら丸裸に。
更に手紙。デナーリスの人格を確信したジョンが勝手に北の王を捨て忠誠。
丸裸のサンサはリトルフィンガーを前にグチ。ジョンは勝手に忠誠、アリアは怪しげなマスク隠し持ち暗殺集団に所属、など。
このタイミングでリトルフィンガーが勝負。
●自分がするワーストゲームの話でアリアの思惑こじつけ。
この後広間で行われたのはリトルフィンガーの裁判。擁護者0でアリアに喉を切られました。
リトルフィンガーの全嘘とその目的・狙い
リトルフィンガーの付いた嘘とその算段・目的をデータベースとしてここに並べます。
No.1 シーズン1~幼子サンサにハウンドの嘘
嘘 | 馬上槍大会にてサンサにハウンドの右頭の秘密を話し、「他言すると誰もサンサを守れませんよ。」 |
算段 と 狙い |
モノを主体でしか捉えられぬ幼子に向けたプロの技。子供相手ならまず自分が他言してることを突っ込まれることはありません。
視聴者にリトルフィンガーの人物像を伝える目的の嘘と思われます。 |
No.2 シーズン1~王の手エダードの首にナイフ
嘘 | 王都内での戦力サーセイ大を気にするエダードに「王都の守人手配した。」 |
算段 と 狙い |
「王都の守人シティウォッチは金払う方に味方。」と、恐らく金銭を徴収。その目的は“信用させるため”。
サーセイとの決戦の場、玉座の間にて裏切りエダードの首にナイフ。リトルフィンガーはラニスター子飼いのスパイ。サーセイと通じてたものと予想します。 また後に判明しますが、起きた混乱には目論見が。スターク家を弱らせる必要があります。 |
No.3 シーズン2~愛するキャトリンの足元見て嘘
嘘 | 同盟求めストームランドに居たキャトリンに「サンサもアリアも王都に居る。」 |
算段 と 狙い |
ストームランド入りする直前の状況。ジョフリー暴走でエダード死、アリア逃亡。無駄に人質減らし制御できずと責められるサーセイ。
そのイライラ募るサーセイがコザかしいリトルフィンガーの喉にナイフを突き付け命令したのが“アリア捜索”←忘れる訳ない出来事。 直後にストームランド入りし、上記嘘。キャトリンが戦相手ラニスター天下の王都から確かな情報を得られる訳ないと踏んだもの思われます。 |
No.4 シーズン2~最高権力者タイウィンにも嘘
嘘 | ハレンの巨城にて酌取りアリアに気付いた様子。が、タイウィン公に「娘二人。」 |
算段 と 狙い |
ストームランドで得た情報をハレンの巨城のタイウィン公に。その場に居た身分を隠すアリアに気付くも、キャトリンとの交渉結果報告時に上記嘘。
タイウィンが酌取りアリアの正体を知らないことを確認したものと思います。自分だけが知る情報を掴む目的。 |
No.5 シーズン4~盲従する嫁突き落とすために嘘
嘘 | ライサは気がふれた嫉妬ババア。サンサに絡むライサに「ぉぉ、私のかわいい妻よ。」 |
算段 と 狙い |
領主として居た高巣城。盲従する愛人ライサは王の手ジョン・アリン殺害実行犯。リトルフィンガーが結婚餌に指令。せがまれ遂に結婚。
上記嘘で一旦落ち着かせ月の扉から突き落とし。 いくら嫉妬ババアでも数千フィート落ちれば生きてられないと踏んだものと思われます。 |
No.6 シーズン4~野望に向けテキトー嘘
嘘 | アリン家旗手の領地内で共謀者から手紙を受け「サンサ連れてフィンガーズ岬へ。」 |
算段 と 狙い |
サンサの目論見も加わりアリン家旗手から信用を得たリトルフィンガー。
自分がサンサを娶ると伝え、策略を進行させます。 野望に向けた以降の出発点となる嘘と思われます。谷間の田舎モンなどテキトーにあしらいます。 |
No.7 シーズン5~自我に目覚めたサンサに嘘
嘘 | 北部に向かう道中要塞ケイリン前、ボルトン家との縁組告げ「この世に正義はない、生み出せ。」 |
算段 と 狙い |
「ライサは自殺」と共謀したサンサ。プロの弱み握ろうなどと身の程知らずな夢見るお姫様に向けた嘘。
リトルフィンガーは王都から任命された谷間領主。が、高巣城はドラゴンなしで攻略不可=王都の命令など聞かない実質独立国で谷間の軍は城主ロビンの命令のみ実行。 その谷間の軍を動かす大義名分は親戚扱いのスターク家生き残りで、ロビンのいとこサンサ。 そのサンサをウィンターフェル城に置く必要があります。北部総督得るための嘘と思われます。 |
No.8 シーズン5~キャトリンの娘愛してる
嘘 | 愛したキャトリンの娘サンサを「愛してる。」 |
算段 と 狙い |
ボルトン家が占拠するウィンターフェル城。タイレルへの策謀を決意したサーセイから呼び出し→王都へ。寝耳に水のサンサに「スタニスが必ず城攻める筈。」
愛するサンサを置いた場所は戦場になると自分が予想するウィンターフェル城=危険極まりない場所。 言葉“愛する”は人によってかなり意味がずれる表現なので確定しませんがホントでしょうか。下No.9ではサンサの生首を要求されました。 |
No.9 シーズン5~アホとハサミは使いよう
嘘 | 太后サーセイに「サンサ発見、ボルトン家が匿ってる。」 |
算段 と 狙い |
王都に戻り面会したのは後ろ盾タイウィン公を失ったサーセイ。次のビッグステップ北部総督取得用の大嘘発動。
王都から連れ出しボルトン家に渡したのは自分。スタニス-ボルトン潰し合い後に谷間の軍で。要求した見返りは北部総督。 相手はただのアホなので最も簡単に騙せると計算したものと思われます。 サンサが居ないと谷間の軍動かず。なので城に置く必要がありました。 スタニスも“アリン家里子ロバート王の弟”。が、サンサは父エダードが里子なだけでなくジョン・アリンの息子ロビンのいとこ←母親方の血縁。 谷間の軍動かすためだけでなくスタニス潰すためにもサンサが必要。 またこの王都帰還時に新スポンサーのご機嫌取り。サーセイの策謀で孫を投獄されたオレナ・レッドワインへ贈り物=サーセイの悪事をすべて知るランセル情報。 注意したいのは、サーセイが投獄されたとしてもロラスとマージェリーが釈放されない点。つまりオレナのガス抜きのためだけの太后売り飛ばしであることにご注目。 自分を貴族にした恩人ラニスターを捨て駒として利用します。 |
No.10 シーズン6~谷間の田舎モンにまた嘘
嘘 | 谷間旗手ヨーン・ロイス公に濡れ衣「道中ボルトン家に襲われた。旅程知るのロイス公だけ。」 |
算段 と 狙い |
予定のスタニスが期待外れで潰し合い成らず。おまけにラムジーがシオンを甘やかしすぎたのか奮起→脱出し、サンサが壁に避難。
バカ殿ロビンをハヤブサで釣り、決定権を得てボルトンとの戦争指示。次のステップ北部総督の鍵はサンサ。それしか手がありません。 |
No.11 シーズン7~No.1として挙げるべき短剣の嘘
嘘 | シーズン1、王都へ犯人捜査に来た愛するキャトリンに「ティリオンの短剣。」 |
算段 と 狙い |
壁のサンサに何とか取り入り、奪回したウィンターフェル城へ侵入。帰還した三つ目の鴉ブランに問題の短剣ヴァリリア鋼。「持ち主は?」→「わからない。」
ジョン・アリンが掴んだ情報は「王子らの正体=ラニスター。」ライサを操り「王の手ジョン暗殺はラニスター。」その名家の腫れ物は怪しい小鬼ティリオン。 スタークにラニスターをぶつけ混乱を生み出そうとしたものと思われます。 |
No.12 シーズン7~成長しやがったスターク子らに嘘
嘘 | サンサがその昔書かされた手紙を見つけたアリア。「どこから手紙を入手?」と不思議がるサンサに「わからない。」 |
算段 と 狙い |
生意気にも成長したスターク長女次女次男。深層まで入り込めません。使ったのはその昔サンサが王都で書かされた手紙。
一番生意気なアリアに発見させ姉妹ケンカ=得意技“仲違い誘発”を狙ったものと思われます。 ただし、これはリトルフィンガーを陥れるスターク姉妹弟らの策。詐欺行為を証明するための罠でした。
本サイトの見解は次項まとめ内にリンク。
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野望と策謀の「すべて」&結末まとめ
その野望、計画、策、結末すべてをまとめました。
野望 | 野望は「すべて。」=鉄の玉座。
座右の銘は「混乱は出世のハシゴ。」「恩人殺害は動機無しで疑われず。」 |
策 | 谷間発のロバート・バラシオンが最大軍事力を持つ北部を味方に付け300年王朝を倒したロバートの反乱を模し玉座を狙います。
混乱の源として便利なのは秘密。最大秘密はバラシオン王子らの出生の秘密。 都合よく、知った王の手ジョン・アリンは自分を大蔵大臣にした恩人。また自分に盲従するはライサ・アリン。 ロバートの反乱と異なるのは北部が自分に従わないこと。そのため恩人ラニスター家とスターク家をぶつけ北部乗っ取りを計ります。 生み出した混乱から生き残ったサンサがその時の後ろ盾谷間を動かす鍵。王都から救い出し、同じく野望を抱くルース・ボルトンに共謀と見せかけ娶らせました。 王都で指令を出すのは最高実力者タイウィン公 |
結末 | ボルトンとの潰し合いに期待してたスタニスが期待外れで失敗。
サンサに取り入り何とか入り込むも、潰したはずのスターク家にはバケモンとなったスターク弟妹が帰還。 穴とすべきサンサには手の内をすべて教示済。ただでさえ信用されないのに一緒に居るのは魔法=反則技を得たファンタジー妹弟。 得意技を仕掛けるも逆に自分の策謀を証明され破滅。 |
策士兼極悪人間リトルフィンガーことピーターベイリッシュ。
その名言は、
「正攻法はヤツラの戦い。自分は戦わずヤツラを利用する。」
「恩人殺害は動機がないから疑われない。」
「ラニスターは既に無力。次は潰して利用。」
目の付け所がシャープ過ぎます。
メイキングビデオで語られた、アリア演じるメイジー・ウィリアムの気になる言葉。
え?…。
「恩人殺害は動機がないから疑われない」←これ発言しといて善人と思い込んでたのかい。
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