特典映像|ベイリッシュ家の出世街道を極悪人が語る

ポク太郎です。

海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』をまだ見ぬ未視聴者のために、再度大元情報から振り返る資料。

今回の注目はベイリッシュ家ヴェイル北東のフィンガーズ岬のごく一部が領地である卑しい小貴族。そこの出身者リトルフィンガーことピーター・ベイリッシュの出世街道が説明されます。

シーズン4のメディアに収録された映像特典です。


ベイリッシュ家領地フィンガーズ岬

フィンガーズ岬の気候とベイリッシュ家成り立ち

フィンガーズ岬とはヴェイル北東の半島部。指のように4本の半島が突き出た部分。暗く乾き寒気を感じる草しか生えない土地だそうです。

ゲームオブスローンズ地図-略してゲースロGOTマップ-ウェスタロス

ヴェイルの貴族の元にやって来たブレーヴォスの傭兵が起こした家系ベイリッシュ家

元は武術による家系起こしでしたが、番組一の嘘吐きピーター・ベイリッシュにより、知略、てか謀略による出世街道を歩むことになりました。跡継ぎ居ませんが。

ベイリッシュ家~映像特典動画

シーズン4特典映像→〇History and Lore House Baelish – Petyr Baelish

History and Lore – House Baelish – Petyr Baelish
語り手:ピーター・ベイリッシュゲーム・オブ・スローンズ登場人物|ピーター・ベイリッシュ役俳優エイダン・ギレン。通称リトルフィンガー大蔵大臣
1

From the east coast of the Vale, the Fingers reach out into the Narrow Sea, four rocky peninsulas plagued by wind and rain, and barren to all but the hardiest of weeds. The ancestral home of House Baelish. Our house began with my great-grandfather, a Braavosi sellsword who came to the Vale at the invitation of House Corbray. My grandfather raised himself to the status of hedge knight and even managed to acquire a bit of land and a keep on the smallest of the Fingers, though I do believe he missed sleeping under his titular hedges.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

フィンガーズ岬ヴェイルの東岸から狭い海に伸びる。風雨に悩まされ、最も強い雑草以外生えない岩だらけの4本の半島だ。ベイリッシュ家先祖代々の故郷だ。コルブレイ家の招待でヴェイルに来たブレーヴォスの傭兵である私の曽祖父から我が家は始まった。祖父はヘッジナイトの地位に登り詰め、フィンガーズ岬中最小の場所にほんの少しの土地と砦を手に入れた。それでも祖父は自分の名高い生垣下で眠ることを望んだとは思うが。

コルブレイ家アリン家旗手で最もアンダル人の血を濃く残す家系。
ブレーヴォスの傭兵ブレーヴォスとはエッソス大陸北西角の街。アリアの剣術教師シリオ・フォレルの出身地。あの人は“筆頭剣士”ですが。
ヘッジナイト…ちょっとまともな傭兵。武器・鎧は自調達する多少警備会社じみた守備兵。用心棒ブロンとは異なるランクなので“生垣の騎士”と呼ばれるのかな。
2

The only thing worse than owning a dreary and desolate land is owning only a small portion of it. Luckily, I didn’t spend much time there as a child. During the War of the Ninepenny Kings, a cheap name for a cheap cause, while other men fought for the king, my father fought to befriend Hoster Tully, Lord Paramount of the Trident and head of one of the oldest and greatest Houses in Westeros. Thanks to my father’s heroic efforts, Lord Hoster agreed to foster me at Riverrun with his own children. Until then, my whole world had been a small tower on the gull-stained rocks of the Fingers. But when I first saw the stone walls of Riverrun rising from the Trident, towering over me ,back then I was a little more easily impressed, the boy in me thought the gods themselves must live in such a place.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

陰鬱で荒涼な地を持つことより悪いのは、ほんの一部しか持ってないことだ。幸い私は幼少期にそこで時間を費やしていない。ナインペニー王の戦いの間、安物目的の安物名だが、他がのために戦う中、私の父はトライデント最高司令官でウェスタロス最古の緒名家の一つの長ホスター・タリーにすり寄るために戦った。父の英雄的努力のおかげで、ホスター公リヴァーラン城で自分の子供と一緒に私を養育した。それまで私の世界はフィンガーズ岬にあるカモメに汚された岩上の小塔だけだったが、そびえ立つリヴァーラン城の石壁をトライデント河から初めて見たとき、当時の私は多少は感傷的だったんだが、私の中の少年は神々が住む場所に違いないと感じた。

安物目的の安物名だがナインペニー王の戦いとは第五次ブラックファイアの反乱のこと。盗賊や海賊など9人が王を名乗り攻めてきたので、当時の王の盾総帥ダンカンが「王冠9つが1ペニーで売られてた」と揶揄したのが受けて戦争名になりました。
3

I soon learned otherwise. Lord Tully’s son, Edmure, was quick to ensure I would never forget myself in their House. He nicknamed me Littlefinger, after my size and homeland, and the name was just cruel enough to stick. His sisters, Lysa and Catelyn, made me a pawn in their kissing-game, traded back and forth between them for practice. Needless to say, I enjoyed spending time with them more than Edmure. As we grew older, the game began to change, as all games do. Lysa grew more bold and Cat more demure.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

すぐそうではないと悟った。タリー公の息子エドミュアは私が彼ら一族に入り込んだ部外者だと忘れないようすぐ気配りした。彼は私の体格と故郷にちなみ“リトルフィンガー”とあだ名を付けた。しかしその名は残酷すぎ定着した。彼の姉妹ライサキャトリンは練習のため私をキスの駒にし彼女らの間を行き来させた。言うまでもなく、エドミュアより彼女らと過ごす時間を楽しんだ。成長するにつれすべてのゲームと同様変化し始めた。ライサはより大胆に、キャットはより控えめになった。

私の体格と故郷にちなみ“リトルフィンガー”と…自分ではこう説明しますが、「神々の住む家でなかった」「残酷すぎ」と言ってることからして、明らかにキャトリンが説明する通りの「家の大きさ」に因んでます。
4

When Lord Tully announced Cat’s betrothal to a brute from the North, whom she’d never met, I realized her duty would outweigh any feelings she had for me. Fool that I was, I challenged this Brandon Stark to a duel for her hand. He was a warrior. I was a boy. If Cat had not intervened, he would have killed me and laughed over my corpse. For my insolence, Lord Tully banished me from Riverrun. No matter. I had learned everything by then. I would fight my battles not with swords, but with wits, as few men could match me. Even then, House Baelish might have died out on the rocks of the Fingers. I was again a poor lord, with no allies and no prospects except, if he were lucky, a daughter of a middling merchant.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

タリー公が、彼女が会ったことない北部の野蛮人キャットとの婚約を発表したとき、彼女の義務が彼女の私への感情より重要だと知った。私は愚か者だったので、彼女を得るためこのブランドン・スタークに決闘を挑んだ。彼は戦士で私は少年だった。キャットが介入しなかったら、彼は私を殺し私の死体を見て笑っただろう。私の傲慢さのせいで、タリー公は私をリヴァーラン城から追放した。だが、それは問題でなかった。私はその時までにはすべてを学んでいた。剣でなく知恵で戦うつもりだった。私に匹敵する者はまず居なかったからだ。それでもベイリッシュ家フィンガーズ岬の岩山で滅んだかもしれない。私は再度貧しい領主となり、運良く中堅商人の娘がいれば別だが同盟者の見込みなかった。

彼女が会ったことない北部の野蛮人キャトリンブランドンにメチャクチャ恋してたんですがね。ブランドン狂王に殺され、タリー家義務を果たすため「会ったことない弟エダード」と結婚したと認識してたが。どれが正解か不明ですが嘘吐きと言えばリトルフィンガー
5

Then, opportunity arose. The Mad King executed that Brandon Stark and incited a rebellion. My old friend, Lysa Tully, was married off to Jon Arryn, Lord of the Vale, to cement the alliance against the Iron Throne. Bringing her within my circle again, I quickly capitalized on our former affection and persuaded her to have me appointed as controller of customs at Gulltown, the Vale’s greatest port. Wars burn gold like wildfire. When I increased the port’s income tenfold, her husband took notice of this lowly lord from the Fingers. And when the new and profligate King Robert needed a Master of Coin who could find gold where no one else could, why, Lord Arryn knew just the man.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

そしてチャンスが訪れた。狂王ブランドン・スタークを処刑し反乱を扇動した。私の古い友人ライサ・タリーは鉄の玉座に対抗する同盟を固めるためヴェイルの領主ジョン・アリンと結婚した。彼女を再度味方にするためすぐに以前の愛情を利用し、私をヴェイル最大の港ガルタウンの税関長に任命するよう説得した。戦争は鬼火のように金を燃やす。私が港の収入を10倍に増やしたら、彼女の亭主フィンガーズ岬出身のこの卑しい領主に注目した。“新浪費家”ロバート王が誰も発見できぬ金を見つけられる大蔵大臣を必要としたとき、アリン公は何故かその人物を知っていた。

最大の港ガルタウンヴェイル南東の半島にある港町でヴェイル最大の街。ロイス家ルーンストーン城南。
6

Once House Baelish had no lands, no name, and no gold. Now we have quite a lot of each. What new rung will the new generation climb? Let us not be hasty. I’m not finished yet.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

かつてベイリッシュ家には領地も名も金もなかった。今私はそれぞれをかなり持つ。新世代はどんなハシゴを登るだろう?焦ってはいけない。私はまだ終わってない。

薄汚いリトルフィンガーが考えた出世街道

21世紀の視聴者が見る古代の身分制ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。

ほぼすべての視聴者の身分は卑しいリトルフィンガー側である筈。にもかかわらず、「卑しい」と発言するに賛同するのはやっぱり汚いから。

その特徴をまとめると、

のためでなくホスターにすり寄るために戦ったことを“英雄的努力”。皮肉表現にも見えるが
○好きでもないライサを操って利用。
○戦争を利用し莫大な利益を生み出す。
○出世に利用できるとしてロバート王の浪費を歓迎。王朝の借金地獄は自分に無関係

→自分のことしか考えないと言われる代表的人物。

世が混乱しようがどーでもいい、民が死のうがどーでもいい、王朝が潰れようがどーでもいい、自分の出世が全て。

「嫌い」と感じる視聴者が多いことに希望は憶えるが、これはまさに自民党国会議員

アレらはリトルフィンガーほど狡猾でないのが明らかなのに、それでも倒せない売国野党ってどこまで能無しなのかね。て、何の話してんだ。

まぁとにかく、ベイリッシュ家の成り立ちは、ブレーヴォスの傭兵→ヘッジナイトとして家興し→緒名家にすり寄り→緒名家バカ娘と親しい仲に。

そこでチャンスを得て王の手ジョン・アリンにアピールする機会を得たのが、大蔵大臣にまでのし上がった理由でした。

リトルフィンガーが言う通り「名家に生まれたことがその人物の才能」。確かにそう。

名家に生まれた才能で世を牛耳ってんなら、賢く生まれた才能で世を牛耳る。確かにそう。

リトルフィンガーの言い分を取り入れるのはすごく汚らわしいが、名家に生まれず賢く生まれた皆さんはそれで世を牛耳ないといけないのです。

これを読んでる全員が名家に生まれた小泉進次郎より賢く生まれてるでしょ?更に賢くなるようアレ以上に努力してるでしょうし。

売国野党を排除しつつ世襲バカを抑え付けないといけない、てのが皆さんに課せられた使命です。

ゲーム・オブ・スローンズ

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