【ご注意】視聴後に確認・おさらいするための復習用解説。対象エピソードまでのネタバレは含み、それより後のネタバレ無し。対象回の選択間違え無きよう要注意。
ポク太郎です。
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シーズン1エピソード9『ベイラー大聖堂』解説記事内目次
エダード・スターク周辺 主役に見えたが斬首
:主に王都内


●王都暗黒房
ヴァリス、投獄中の
エダードに面会。説得内容は、
・濡れ衣だが、謀反画策認める。
・
ジョフリーの王位認める。
・
ロブの進軍止める。
ジョフリーら出生の秘密守れば
壁送りで済む筈。
→
エダード、断るが
サンサが人質。
●ベイラー大聖堂前
囚人エダードの公開。
エダード、サーセイの要求(上記ヴァリスの説得内容)を全て呑む。
→が、何もわかってないジョフリーが処刑命じる。
→全員大混乱。
→首切り役人イリーン・ペイン、斧を振り降ろす。
→大混乱の中、エダード斬首。
解説
~ 怪しい密告者の長ヴァリス
ヴァリス自身は「国家に仕え目的は平和、日和見な行動は力を持たぬ身だから」と発言。
リトルフィンガー並に情報戦に長けてますが、本当のことなんでしょうか。すごく怪しくて信用できません。
ロブ・スターク周辺 フレイ家と約束し進軍→ジェイミー捕獲!
:ウィンターフェル城から出陣

●双子城付近
進軍のため通過必須だが、各人が双子城城主
ウォルダー・フレイ信用ならずと進言。
→
キャトリン、
ロブを抑えて交渉へ。
●ロブの野営地
フレイ家との交渉終えたキャトリン帰還。通行の条件は、
○フレイの息子をロブの従士に。
○アリア成人後、フレイの息子と結婚。
○戦争後、ロブがフレイの娘を娶ること。
→ロブ、全条件飲む。
●ここでタイウィン軍と激突。下ティリオンの項参照。
●ロブの野営地付近
前エピソードでラニスターの斥候(忍者)を即開放。あれはロブの計略。
→ロブ軍、タリー家を包囲するジェイミー軍を急襲。
→ロブ、ジェイミーを捕らえる。
解説
~ キャトリンがフレイ家と交渉へ
フレイ家はタリー家の旗手。キャトリンはタリー家の出身だから話がしやすいてことで。ただし、君主を裏切ったこともある信用ならぬ家なので警戒。
解説
~ 身分制社会での善悪概念
ウォルダー・フレイが息子に放った言葉「落とし子は黙れ。母親をはらませなければ今も乳搾りだ。」
古代の身分制社会での善悪概念に気付きます。また、コイツは90歳で息子らも十二分な爺であることにご注目。
ティリオン・ラニスター周辺 娼婦シェイとの運命の出会い
:タイウィン軍の野営地


●
タイウィン軍野営地
ロブの
双子城通過、
フレイ兵も+されたこと伝わる。
ティリオン、引き連れた蛮族の指揮と先鋒をタイウィンに命じられる。
●野営地内ティリオンのテント
ブロン、他の兵士から娼婦シェイを横取りしてくる。
→ティリオン、気に入って専属の交渉。
→娼婦シェイ、条件を飲み交渉成立。
ティリオン、ブロン、シェイで飲み明かす。
ティリオン結婚の逸話登場。
●野営地翌朝
ティリオン、士気向上のためシュプレヒコール。
→興奮した蛮族が出撃開始。
→ティリオン、蛮族たちに踏み潰され気絶。
→ティリオン、気付いたら勝利後。
ただし、ロブ軍から戻った斥候の情報は、軍勢2万だったが実際は2千。これはロブの計略。
解説
~ 原作小説とは違うティリオンの元嫁
原作小説と役柄が異なる部分。HBOドラマでのティリオンの結婚相手は以下。
ジェイミーが世話しようと娼婦ティシャを準備。ティリオンは入れ込みそのまま結婚。が、知ったタイウィン公がその娼婦に兵士全員の相手をさせ、ティリオンに見せ付けた。
タイウィンの行動は、娼婦を身内に入れる訳ないラニスター家の威厳をティリオンに理解させるため、と思われます。
上記逸話からHBOでの元嫁ティシャは正真正銘の娼婦。原作では元嫁=娼婦とタイウィンが嘘を付いたことで後のトラブルに。
原作から修正したポイントは情報が錯綜しててややこしいです。
ジョン・スノウ周辺 褒美はヴァリリア鋼ロングクロウ
:壁-黒の城

●黒の城
総帥
ジオー・モーモント、亡者から守った
ジョン・スノウに褒美としてモーモント家家宝
長い鉤爪ロングクロウ。
ヴァリリア鋼の貴重な品。
●黒の城
使い鴉到着し、ジョンにロブ南進の情報。
→既にナイツウォッチの誓いを済ませたジョン、揺れ動く。
→学匠エイモン、“誓い”or“助太刀”を自分で決めて一生背負えと助言。
ナイツ・ウォッチ結婚禁止の理由:代償がある場合、義務を果たすのが難しくなるから。愛は義務を捨てるから。
解説
~ これまでに出てきたヴァリリア鋼
・ティリオンの短剣
・長い鉤爪ロングクロウ
解説
~ 壁の学匠エイモンの正体と指南の意味
学匠エイモンの正体は4代前の王様メイカー・ターガリエン一世の息子。知識の城で学んでたエイモンが王位を拒否したため弟がエイゴン五世として王に。
エイゴン五世は300年前の征服王初代エイゴン一世でなく、問題の暴君狂王エイリスの父親。原作では祖父。
学匠エイモンはターガリエン王家の継承権第一位の王子だったようです。
学匠エイモンは長男でなく別の兄も居ましたが、笑える理由で死亡しました。シーズン1見てる方には面白さが伝わらないと思うので別の機会に。
感極まりながら話してたのは300年王朝が終焉した17年前のロバートの反乱時の話。一族皆殺しの知らせを、壁で年老いほぼ盲目状態で聞いてるしかなかったと嘆いていました。
それが学匠エイモンの選択の結果。
ジョンが今ナイツウォッチ誓いを理由に壁に留まれば同じ結果の可能性、誓い破れば死罪←どっちを取るかはジョンの選択。
なので“ナイツウォッチ誓いが絶対”と言うのでなく、自分で選んで一生背負え、と指南しました。
デナーリス・ターガリエン周辺 夫ドロゴ危篤で妖術に頼る
:侵攻中


●エッソス内陸部
族長
カール・ドロゴ、傷が元で意識失い馬から落ちる。
→
ドロゴ、意識失ったまま寝込む。
→腹心である血盟の騎手
コソが反抗し出す。
※血盟の騎手とは、族長が選ぶ三人の護衛。●野営地
ジョラー・モーモント、ドロゴ危篤のためデナーリスに逃亡を進言。
ドスラク人は世襲でなく強い者を王に。次の王は邪魔なデナーリスの子を排除する筈だから。
→デナーリス、固辞。
→デナーリス、仔羊人の町の妖女に妖術を依頼。危険な妖術。
→儀式開始。
→デナーリス、産気付く。
アリア・スターク周辺 ナイツウォッチ採用係に託される
:王都


●王都内
アリア、父の失脚により王都内で逃げ回ってたが、
ベイラー大聖堂へ集まる民衆に気付く。
●ベイラー大聖堂前
連行されてきた父エダード、銅像の元で見守るアリアに気付く。
→エダード、その場にいた壁の採用係ヨーレンにアリアを託す。
解説
~ スターク家からナイツウォッチに指令
その場に居たのは、キャトリンがティリオン拉致したと知らせてくれた壁の採用係ヨーレン。
ナイツウォッチはスターク家配下でないが、壁を建造したのが太古の建設王ブランドン・スターク、初代北の王。北部の象徴。
総帥や重責はスターク家が担当することが多く、やはり絆は強いです。
視聴時の注目点や伏線、分析、感想など シーズン1エピソード9
エピソードタイトルは『
ベイラー大聖堂』。公開処刑の場となった聖堂です。
恐らくこのドラマで最初にビックリする大サプライズ。主役に見えたエダードが…。
サーセイは段取りしてたつもりがジョフリーの暴走止められず。今後サーセイが周囲からどう見られどう気にするか注目です。
王都での大事件をまだ知らないロブが大成功。敵将の最も大切な長男を捕らえました。ラニスター家のアキレス腱となること必至。
あまりにショッキングなエピソードなので、他は伏線や細かい情報。列挙しておくと、
・ロブ、双子城通行料は「ロブの嫁にフレイ家娘。」
・ジョン・スノウにモーモント家のヴァリリア鋼。
・学匠エイモンの正体が明らかに。
・ジョン、誓いvs助太刀で思い悩む。
・ティリオンが娼婦シェイを得る。
・デナーリスは自分の嘆願から連鎖→夫ピンチ&子供生まれそう。
・アリア、壁の採用係ヨーレンに託される。
それにしてもヴァリスが何者か分かりませんね。
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